日別アーカイブ: 2026年6月3日

親はこどもとどのよう接すればよいか?

小児科の診察室には
病気の悩みだけでなく
いろいろな心配ごとで来られます。

保育園で、
お友達とけんかばかりすると
保育園の先生に言われます。

思春期になると
暴れたり、ものをとったり
社会的に問題となる行動へと
エスカレートするケースもあります。

こどもがこのような行動をとるのは
「愛情不足」の裏返し
お子さんともっとスキンシップをとってください。
の一言で済まされるような単純ではないよな
と話しながら思っています。

そこで、今回は
こどもとの関わり方について。

こどもは
おとなと関わりをもつことで
社会性を身につけ
成長していきます。

こどもは、幼いときに
いっぱい抱きしめられぬくもりを感じ育ち
うまく言えない、表現できなくても
自分の気持ちをわかってくれた時の喜び
たくさん遊んでくれた時の楽しさなど
多くの出来事でプラスの感情が芽生えて来ます。

逆に
いじめられた痛み、つらさ、
離婚や死別などの家族間の悲しみ
自分の気持ちを理解してもらえないつらさ
などの出来事があると
こどもの心にはマイナス感情が残ります。

このプラスとマイナスの感情を
バランスを保ち育つかどうかが
どんなおとなになっていくかに関わってきます。

ぬくもり、喜び、うれしさ、楽しさという
プラスな感情を多く持ってもってこどもは育つと
思春期になると自立していきます。
逆にマイナス感情が多いまま大きくなると
なかなか自立できない傾向にあると言われています。

マイナス感情が大きいまま大きくなると
乳幼児期に戻ろうと願い
乳児期のこどもがするように
親の目を引くような行動をとってしまうのです。

からだは乳幼児の時期に戻れるわけではなく
こころだけ乳幼児期になるこどものこころを
おとな達は
理解することはできません。

ですからそんなこども達に対して
おとな達は
起こったり、叱ったり
もっと大人になれと
こどもが望むのと
かけ離れた行動をとってしまうのです。

このマイナス感情をプラス感情に
変えていくことができないこともは
非行少年のまま
おとなになってしまうのです。

ですから非行少年を更生させるには
マイナス感情をプラス感情に
変換する必要があります。
そのための関わりを
おとなはこどもしないといけないのです。

それが思春期を迎えた
こどもとのコミュニケーションで
大切なポイントです。

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内なる声を聴くとは

入院していたときから
自分の内なる声を
感じるということを経験しました。

例えば
リハビリ中に
動かない手が
動く手の動きをサポートするように動いたり
次の日には
動かなかった指が
少しずつ動くようになっていたり
小さな奇跡というような
出来事がありました。

そして
その奇跡を感じたときには
からだの中から
ニコニコ笑顔で
「よかった、よかった」という
声が聞こえてきたのです。

この声は最初は
自分自身の心のつぶやき
喜びの声だと思っていたのですが
毎日度々、異なるときに
同じような声が聞こえてくるし
僕のリハビリを加勢してくれている
見守ってくれている力が
あるように思えるようになりました。

内なる声、内なる力が
あるのではないか?

この内なる声は
決して自分の感情やつぶやきと
必ずしも一致しない
思いもしない言葉のことも多くあり
僕自身の感情の声ではないんです。
この声は
感情の心のもっと奥の、深いところにある声で
その時の感情や出来事に関しては
淡々と見つめている
もうひとりの自己が確かにいる、ある。
それが内なる声なんですよね。

そして
この内なる声を最初は気のせいだと
否定してましたが
だんだん受け止めて、
その内なる声を意識して
暮らしいると
心強い味方がいつも見守って下さってるような気がして
毎日が、行きやすくなったような気がします。

内なる声は
病気をしたから聞こえてたのでしょうが
聞こうともせず、従うこともなく
無視して暮らしていたので
病気になってしまったのでしょうね。

僕自らのせいで
病気を招いてしまったのに
内なる声は
だから、言っただろうと叱咤すること
そんな怒ったそぶりも全く見せず
親身になって応援してくれるのです。

僕が内なる声を裏切ったとしても
内なる声を裏切ることなど
全くありません。

その
内なる声に気づいたときに
有り難くて、有り難くて
涙が止まりませんでした。

これは
僕だけのことではありません。
みなさんの中にも
内なる声は存在するのです。

僕の医者としての仕事は
みなさんに
その内なる声を聴けるように
お伝えすることのような気がしてます。

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