年別アーカイブ: 2024

空の美しさを感じたら

この時期
空を見上げると
どこまでも高く
どこまでも広がる青い空
青い空の中を
白く輝く雲
本当に美しい空に出会える。
美しい空をみていると
この光景出会えたことが
うれしくなる
その美しさを感じたことが
喜びになる
そして
心もからだも喜んでるのを感じてくる
美しいものを
心とからだで
美しいと感じられることは
心から健康な証拠なのかもしれない。
美しい空をみていると
今、地球に生まれていることも
今、自然の中で生きていることも
あたりまえのことじゃない
とも思えてくる
そして
今この瞬間、瞬間を
大事に生きれば、
命が輝き出す
健康でいられることを
青い空が、白い雲が
教えてくれているのだと思う
美しいものを
美しいと思える
心をいつまでも持っていれば
いつまでもしあわせでいられる

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温かい心

毎日気になったこと、お伝えしたいことを
綴っていて、色んな人に読んでいただき
毎日勉強になりますよという声を頂いたり
日々有難い気持ちでいっぱいです。

このブログで
毎日感じること、自分の気持ちを
飾らず、素直に綴っています。

日々テーマは色々ですが
一貫して大事にしていることは
“温かい心”です。

毎日赤ちゃんを診察して思うのは、
赤ちゃんはとっても温かく、
命そのものだということです。
赤ちゃんの温かさは、命そのものの温かさ、
そして
その温かさは、心を温めてくれます。
命が身体も心も温めていることを教えてくれます。

また
赤ちゃんは
一生懸命に息をして、おっぱいを飲んで、泣いて、
どんな時も赤ちゃんは必死で生きています。

必死に生きること、
つまり命を大切にして生きるから、
心も温かくなるのだと思います。
そして、
温かい心をもった赤ちゃんは、
周りの人を明るく穏やかな気持ちにさせてくれるので、
赤ちゃんの純粋な温かい心に触れたくて、
多くの人が集まってきます。
温かい心は、周りを照らす光になります。

温かい心は明るい光となり、
たくさんの人の心を温かく、
明るくすることでしょう。
そして、
更にその人を輝かせることでしょう。
温かい心は、
赤ちゃんだけが持っているのではなく、
誰もが生れた時から持っている心です。

ですから
命を大事にしないと、
心は冷めてしまうかもしれません。
せっかく温かい命を与えられたのですから、
命を大事にして、
温かい心で日々過ごしましょう。

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渇愛

人はその日の気分で
日々左右されています。
例えば雨が降る、降らないでも
人の感じ方はそれぞれです。
水不足を心配した人なら、
久しぶりの雨を“よかった”
と思うでしょうし、
レジャーを予定していた人にとっては、
冷たい雨を“残念だ”
と思うことでしょう。
実は、
この雨の良し悪しを決めているのは
自分自身。
自分たちの都合によって、
良し悪しのレッテルを
張っているのです。
例えば、雨の予報だったので、
雨具の準備をしていたのに、
雨が降らなかったら、
少し肩透かしを食らったかのように、
雨が降らなかったことを
残念に思ったりしませんか?
雨は望んでいなかったのに、
雨の対策を打った時点で
ひそかに雨を望んでいた
のかもしれません。
雨が降るという天気に
悪気はありません。
感情もありません。
雨が降ることに対して
良し悪しと判断しているのは
自分自身。
そして、そのレッテルを張っているのは、
自分の脳です。
実は脳は、
ありのままの世界を
認識しているわけではなくて、
自己中心的な思惑によって、
世界をゆがめて認識をしています。
この自己中心的な思惑を
仏教では“渇愛(かつあい”と言うそうです。
元々嫌だと思っていたものを、
ひそかに望むようにゆがめてしまう。
その世界を作り出しているのが、
自分自身、自分の脳です。
実は私達の感情は、
自分の脳の“渇愛”という
わがままさんに振り回されて
いるのです。
ですから、
雨なら雨を、
晴れなら晴れを、
ありのままをありのままに
受け入れることができたら、
毎日が生きやすくなるんでしょうね。

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落下の解剖学

という映画を観た。
この映画は
人があまり訪れない山荘で起こった
この住人の夫が
落下死亡事件に対して行われた裁判。

この事件
目撃者は夫婦と視覚障害のある息子、盲導犬
しかいない。
目撃者も、物的証拠も少ない中の裁判。
事故だと訴える奥さん
奥さんが犯人だと主張する検察側。

目撃者もなく
物的証拠も少ない中
人の意見や録音されたものなど
数少ないもので
人々の憶測で組み立てられた
話が法廷で
真実かのように語られる。

事実はひとつでも
同じひとつでも
人はどう考えて、どう見ているかが
赤裸々に語られ
誰もがこころをえぐられていく。

人と争うことは
感情をむき出して
お互いのこころを傷つけることになる。

例え
法的に勝っても、負けても
争ったことの犠牲は大きいことを
教えてくれた映画だった。

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前後際断

道元禅師が遺した言葉です。

薪は燃えて灰になります。
ですから灰は、薪が燃え尽きた先の
姿であると普通は考えます。が、

道元禅師はそうではないと仰るのです。
薪は薪で絶対の姿
灰は灰で絶対の姿である。
薪と灰は連続した繋がった姿と
普通は考えますが
道元禅師は、
薪も灰もそれぞれ切り離した姿として
考えなさいと言ってるのです。(際断)

実は生、死も同様なんです。
生の延長線上に死があるのではなく
生と死はそれぞれで絶対の姿で有る
というのです。

生と死を切り離して考えると
少し生き方も変わってきそうですね。

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少食の効用

ひもじさを経験すると
さまざまなよい変化が実感できると
いう僧侶の話を紹介しましょう。

食事をすると
食べ物を消化するために
消化管では多くの血液が必要です。
消化管に多くの血液が流れていくと
脳にいく血液量が減ってしまいます。
すると脳の機能が低下します。
だから
食後眠くなるのは、このためです。

逆に考えれば
空腹に感じている時は
脳には必要な分以上の血液を
使うことが出来るので
脳の活動は活発になり
頭はスッキリ冴えていると感じることでしょう。

そして、もう一ついい点があります。
肉や魚などの動物性タンパクをたらず
香辛料などの刺激物を使わずに
いわゆる精進料理を食べていると
からだに入ってくる毒物の量がへるために
肌からのデトックスもへルため
肌が透き通って来るかもしれません。

おなかが少し減ったくらいで過ごす方が
いいことは多いのかもしれません。

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臨済四喝

禅道場では
叱咤激励するために喝をいれる
ことはよく経験されます。

喝には四つの意味があると
臨済禅師は教えています。

①金剛王宝剣の如く
②踞地(こじ)金毛の獅子の如く
③探竿影草(たんかんようぞう)の如く
④一喝の用(ゆう)を作(な)さず

金剛王宝剣は
どんなものも一刀両断してしまう名刀です。
この名刀のように迷いや執着、
我欲や妄想などの煩悩、また
善悪や美醜という風に
ものごとを二元論的にとらえる分別を断ち切ってしまうこと。

踞地は大地にうずくまること。
大地にうずくまって獲物を狙っている獅子のように
胆を縮みあがらせ
思い上がりや傲岸さを紛糾する喝。

探竿影草は
草の下に魚がいるかどうかを
竿で探るということ。
つまり、相手の力量を探り、はかる喝です。

一喝の用を作さずは
喝の働きをしないこと。
その意味は、他の三つの喝の本源であり
しかも、三つの喝を飲み込んでしまうような喝。
つまり、先の三つのように
「~する(ための)喝」というところを超越した
喝といっていえるでしょう。

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同時接種

8/5に予防接種について投稿しましたが
予防接種ができるのは、幸運なことで
今、予防接種で予防できる病気が増えるのは、有難いけど
その反面、ワクチン接種する回数が増えています。

1歳までの定期接種だけでも、
小児肺炎球菌、ヒブワクチン、4種混合、BCGなどがあって
ほとんどが2回から3回するものばかり。

これに、ロタウイルス、B型肝炎の任意のワクチンもあるので
1歳前に15回程度も予防接種を受けなくてはなりません。

ですから、赤ちゃんというよりも
お母さんが注射の回数の多さにびっくり。

そして、今は2種類以上の予防接種を同時接種することが多いので
お母さんが、「同時に予防接種をしても大丈夫ですか?」と
心配されることが多いです。

そこで、今日は予防接種の同時接種についてです。

複数のワクチンを同時に接種する同時接種は問題ありますか?
の答えは、

ズバリ「全く問題はありません」

日本では、最近でこそ、同時接種が主流ですが
同時接種は以前から認められていた行為です。

予防接種が普及している海外では、
同時接種の方が一般的です。
(実は、日本は、予防接種後進国と言われています)

そして、
ワクチンの有効性や副反応について
同時接種と単独接種と差がないことが科学的に証明されています。

日本小児科学会でも

同時接種をした場合

①お互いのワクチンによる干渉(影響を及ぼすこと)はない
②有害事象や副反応の頻度があがることはない
③同時接種において接種できるワクチンの本数は原則制限がない

また、
同時接種する利点として

①各ワクチンの接種率があがること
②こども達から、ワクチンで予防できる疾患が早期から守られる
③保護者の経済的、時間的な負担が軽減する

よって、同時接種を勧めています。

でも、
同時接種じゃないといけないわけではありません。

お子さんの接種時の体調、基礎疾患の有無によっては
単独接種にすることもあります。

また
どうしても、一本ずつで言われる親御さんもいらっしゃいます。
毎週通ってもいいという親御さんもいらっしゃいます。
ご希望があれば、もちろん一本ずつ接種します。

予防接種を早く接種したいのは
赤ちゃんの時に病気に罹らないようにするのが目的なので
予防接種をどのように接種するかではないのです。

医者は
予防接種が間に合わなくて、病気に罹ってしまうのを恐れています。
お母さんは
予防注射の傷みが我がことのようにつらいのです。

予防接種をする時
実は、赤ちゃんよりもお母さんが緊張していらっしゃいます。
ですから
お母さんの気持ちがリラックスできるように努めています。

赤ちゃんは、注射のときには意外にケロッとします。
実は、一番注射の時に、頑張ったのはお母さんなんです。

だから、お母さんをいっぱい褒めたくなります。
よく頑張ったって、言いたくなります。
予防接種の時の
お母さん達のつらさも、よくわかっています。

一緒にこどものために
頑張りましょう。
ですから、予防接種の時も
あわてず、怖れずに受診してくださいね。

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即今、当処、自己

いま、その瞬間に、その場所で
自分が成すべきことをやっていくことが
大切なのだという禅語です。

どんな人にもそのとき
その場所で成すべきことがあります。
そのことを、意欲をもって、しっかりやっていく。
それが生きると言うことの基本です。

のんべんだらりと日々を送ったのでは
何も得ることはありません。
そして、折角頂いたいのちを粗末にして生きる
ことになってしまいます。

そして今を大切に生きることで
なすべきことをやるということに集中し
結果に拘泥しないということなのです。

仕事をする時も
目の前の仕事に集中し
全力で取り組み
その仕事に対して、あなた以外の人が
評価するかどうかにこだわらず
取り組むことが大事だと言うことを
教えてくれている言葉です。

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「いいね」の数では測れない人生を生きよう(本日休診です)

☆ 9/17(火)~9/21(土)夏季休暇のため休診です。
ご迷惑をおかけしますが、ご了解ください。

社会の中で生きている限り、悩みは、同僚や友人との比較から生じます。
「あの人はできるのになぜ自分はできないのだろう」と
我が身を嘆くようになるのです。

自分にないものを持っている人、
自分ができないことができる人を
”いいね”とうらやましく思うのは、自然な感情だと思います。

しかし、その先にあるのは
羨望、嫉妬、嫉みなどの負の感情が生まれ、
その感情がみなさんを悩ませ、
生きにくくしていくことだってあるのです。

みなさんは比較する世界からの脱却ができて、
初めて一人一人の人生を進めることができるのです。

みなさんは生まれつき素晴らしいものを持っています。
みなさんの能力、学力も地位も貧富も
自分以外の人と比較することで生じた相対的評価であって、
あなた自身の絶対的評価でないことを知って、
胸をはって、自信をもって、
自分らしく生きて今日を生きていきましょう。

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