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日別アーカイブ: 2026年6月2日
かわうそ
「かわうそ」を漢字で書くと
「獺」という難しい漢字。
日本酒好きで、山口県出身の人であれば
日本酒の「獺祭」が有名で
読めるけど書くのは難しい漢字の一つだと思う。
そんな「かわうそ」を題名にした
向田邦子の短編小説を読んだ。
小説「かわうそ」で
主人公宅次が絵画「獺祭図」を
みながら考える場面が出てきます。
「かなり大きい絵で
画面いっぱいに旧式の牛乳瓶、花、茶碗、
ミルクポット、食べかけの果物、パンの切れっぱなし
首をしめられてぐったりしている鳥が
卓上せましとならんでいた」
という、想像しただけでも
ちょっと暗くて不気味な絵難でしょう。
なぜ、これが獺祭、かわうそのお祭りかというと
「かわうそは、いたずら好きである。
食べるためでなく、
ただ獲物をとる面白さだけで
沢山の魚を殺すのである。
殺した魚を並べて、
楽しむ習性があるというので
数多くのものを並べて見せることを
『獺祭図』という」
と解説しています。
この小説は
主人公の妻は
周りに不幸と思われることが起こっても
かわうそのように
どこか楽しんでいるように見えてしまうことに
きづいた、どこか人間の恐ろしい部分を
描き出した
後々まで心に引きずる
短編小説の名作です。
それではなぜ
日本酒に「獺祭」とつけたのか・・・
きっと
日本酒を飲むときは
楽しい場面ばかりではない
葬式ややけ酒など
悲しい時にも飲むこともあるでしょう。
どんな時であっても
日本酒を飲むことを楽しんで欲しい
という思いがあるのでしょう。
獺祭の意味を深く心にとめ
これからも日本酒「獺祭」を
たしなみたいと思います。
カテゴリー: 今日の言葉
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