日別アーカイブ: 2024年2月12日

無色(むしき)

仏教用語、般若心経に出てくる
言葉です。

般若心経では”無”という言葉は
よく出てきます。
“無”には
お金がないなどという”ない”という
ことではないのです。
“ない”ではなく”む”なのです。

つまり
「ある」とか「ない」とかに
こだわらない。
たとえばお金などのものに
執着するなという意味なのです。

それなら「色」とは、なんでしょう。
色んな解釈があるようですが
色の意味には
からだの働き方という意味が
あると思うのです。

つまり
心臓が動いている
血液が流れている
呼吸をしている
これらのことは、自分のからだのことなのに
自分でどうしようもないこと。

何もしなくても
生きているのです。
意識しなくても
成長していき、今の時に合わせて
からだは変化しているのです。
この自分では律せないこと
自分のからだについてでさえ
頭で考え、いいだの、悪いだの
上から目線で考えていませんか?

真実は
僕たちの分別や理屈を超えたところに
あることを知らなければならないことを
この言葉は教えているのです。

生命や理屈に執着せず
現実を「無色」でとらえて生きましょう。

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関係を育てる

こどもの時
植物でも、動物でも
何か自分で育てた経験って
おとなになった時
人間関係を気づく時に
役に立つんだと思う。

友達との関係も
誰かを好きになった時も
人との関係は作るものではなく
育てるものだと思うから。

仲良くなりたくて
勇気をだして一歩を踏み出し
仲良くなった後も
いつもいい関係がいつまでも続くとは限らない。

時には壊れそうになったり
傷ついたり、傷つけたり
でも
また元の状態になれるように努力して
お互いの関係が深まっていく。

その時に大事にして欲しいのが
”育てる”という愛情。

関係を育てるって
”こうすればいいよ”
”そんなことしたらだめだよ”と
自分の考えで
口を挟むことじゃなくて
自分の意見じゃなくて
相手の気持ちになること
だと思う。

”あなたは今どうしたいの?”
”何に困ってるの”
”どんなことに喜びを感じるの?”
”どうされると嫌なの”
相手の立場で
考えよう、答えを見つける努力することで
関係は育っていく。

でも、その答えを
いつも返ってくるとは限らない。

人は、動物や植物と違って
話すこともできる
聞くこともできるのに
知らないうちに
相手の言葉に耳を傾けていなかったり
自分の思いだけを話したりする。

その時に
こどもの時育てた
何もしゃべらなかった花のこと
何も教えてくれなかった動物のこと
を思いだしてほしい。

あなたの可愛がってる
花を動物のことを
少しでもわかってあげたいと
目、耳、鼻、全身を使って
観察したと思う。

そして
自分なら・・・って考えたと思う。

五感をすべて使い
想像力を駆使して
あなたとその人との
”関係”を育ててほしい。
そうすれば
美しい花が咲くはずだから。

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