日別アーカイブ: 2024年2月9日

逃げ切れた夢

時間ができたので
スケジュールに合う映画を山口情報芸術センターに
観にいった。

今回観たのは
「逃げきれた夢」
定年前に記憶が薄れていく病気になった
主人公の教頭先生が
これまでのように生きられなくなった
未来をどう生きるかを考える内に
これまでの人間関係を見直そうと
幼なじみにあったり
教え子と語り合ったり
家族とも
心通い合ってたなつかしい時間を取り戻そうと
したけれども
それは全て幻想。
記憶に残っていた時間は全て消えていた。

この映画は
自分との年令も重ね合わせ
考えさせられた映画だった。
とともに
僕にも懐かしさを届けてくれた
映画だった。

冒頭から
聞き慣れた北九州弁。
ち、ち、ちゃちゃが耳に優しい
極めつけは”シャーシィ”という言葉
もしかして、この映画の舞台は・・・
そう、北九州、それも自分が幼いとき過ごした
黒崎が舞台だった。
厚生年金病院、黒崎小学校、三角公園
商店街・・・どれもなつかしい。
幼稚園時代の自分が蘇る。

あーー時間は過ぎ去った。
でもその時間を超えて僕はまだ生きていると
今の生活をありがたく思えた
映画の趣旨とは違うところで
心揺さぶれてた映画だった。

帰ってから
映画の話と共に
今はサブスクというシステムで
好きなときに、好きな時間に
映画見れると娘に教えてもらった。

観たい映画が決まってたらそれでもいい。
でも、僕は
今回のように偶々出会った映画の
偶然性を大事にしたいと思った。

映画そのものよりも
その時時間ができて、行動できて
出会いは
人だけでなく、映画も、本も大事にしたいし
きっと意味があることだと思う。

そんな
セレテンビリティを大事に生きていこうと思った。

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