日別アーカイブ: 2024年2月19日

健康だけが人生の目的ではない

日々患者さんと向き合っていると
からだの不調を訴え
その訴えに対して力を尽くすのが
医師の役割。
確かに、病気があれば
その病気を治す
特にこどもの病気はその通り。

でも
自分が病気をして
治らない病気があることを実感しました。
今若いときのように
100%の機能はありません。
だからそう考えると、今健康ではないと
言えます。
だからといって
仕事ができなくなったかと言えば
日々患者さんと向き合い
以前よりも病気を通して
新たな気づきを
お伝えできるようになりました。

これも
自分がある意味健康でなくなったから
できることなのです。

からだになに不自由なく生き
寿命を全うするだけが人生ではなく
たとえ病気を抱えていても
日々自分の人生を歩んでいくことが
大事なんです。

健康であることを
人生の目的にして生きていかない。
健康=しあわせでない
今あることをどう生きるかを
試されていると思うのです。

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ささやかなしあわせが健康の元

どんな時に健康だと感じますか?

頭痛、腹痛などの痛みがない時
熱、咳、下痢などの症状がない時
何も苦痛に感じない時ですか?

症状がなければ
健康だと思うかもしれません。
でも
症状がないからといって
健康だとは決していえません。

ひょっとしたら
その時、からだは
あなたに苦痛を感じさせないよう
病気に向かわないように
がんばっているのです。

病気に向かっているかどうかなんて
中々気づけないもの
今、健康かどうかって判断するのは
実はとても難しいのです

からだに問いかければ
健康かどうかチェックする
簡単な方法があります。

今日目が覚めたとき
「ああ、よく寝た」とすっきり目覚めましたか?
お腹が空きましたか?
そして
ごはんを食べておいしいと思えましたか?
よく寝て、よく食べて
一日を過ごせましたか?
そう感じれていれば
たとえ病気があったとしても
からだは健康に向かっているのです。

逆に
病気がなくても
眠れない、食事がおいしくない・・・・
と思えるときは
病気に向かっているので要注意です。

朝すっきり目覚めて
おいしいものを食べて過ごすって
とてもささやかだけど
しあわせな時間を過ごしていると
感じませんか?

ささやかなしあわせを
感じて生きること。
ささやかなしあわせを積み上げていけば
こころから健康だと思える
日々が過ごせます

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