感謝の気持ちで運命を切り開く

稲盛和夫さんが、ご自身の著書の中で
 「運命を変えるためには
  よいことに出会おうとともに
  悪いことに出会おうとともに
  どんな運命に出会っても
  出会ったことに対して
  感謝する心で対応することです。
  でも、これは大変難しいことだ」と
  書かれていました。

  確かに災難に遭っている時や
  苦難な場面に直面したとき
  その境遇に感謝しなさいと言われても
  現実的には
  とても難しいことだと思います。

  実際
  僕も病気になったときに
  病気はきっと僕に伝えたいことがあるから
  しっかり病気という運命を受け止めて
  感謝しないといけないと
  頭でそう思っていても
  実際には難しいものです。

  これから先どうなるのか
  不安な気持ちが増すばかりで
  感謝するっと思えない時間は
  過ぎていきました。

  でも
  時間が経つに連れて
  不安が少しずつ取りのぞかれる内に
  病気を通して
  自分と向き合う時間が
  病気を通してとれて
  様々な気づきをいただけたことを
  知りました。

  ですから
  今は、病気をすることも僕の運命
  そして
  その病気ということに運命に出会ったことで
  僕のからだも、考え方も、環境も大きく変わりました。
  今では
  病気は僕を大きく変わるきっかけをくれたのだ
  感謝の気持ちでいっぱいです。

  病気をしたことを悔やむのではなく
  感謝するものだと思えたことで
  僕の運命は
  大きく変わったのです。
  
  どんな時にも
  それは自分にとって必要なことなのですね。
  だから
  悪いときにも
  感謝の気持ちを忘れないことって
  大事なんですね。

  逆に、良いことが起こったときには
  感謝の気持ちを忘れないかと言えば・・・
  そうでもないと思います。
  良いことが起こったのは
  自分が頑張ったからだとか、
  ちょっと自分の力に有頂天になってしまって
  感謝の気持ちを忘れそうです。

  良いことがあったときには
  自分だけに
  こんなに良いことがあっていいのだろうか?
  もったいないことだぁと言う風に思うことができれば
  感謝の気持ちがわいてきて
  謙虚に振る舞うことができないでしょうか?

  良いときも奢らず、偉ぶらず、謙虚さを失わないで
  今、こんなにしあわせなんだと
  感謝する心を持つことが
  大事なんだと思うのです。

  苦しみの時にも
  神が気づきいてもらいたいことがあるから
  こんな災難が起こったのだ
  しあわせな時も
  今のしあわせは
  おまえだけのものでも
  おまえひとりの力で達成できたことではない
  と今の現実を
  感謝の気持ちを持って受け入れること。
  そうすれば
  運命は変わってくるのだ。
  と稲盛さんは言っているのだと思います。

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