しあわせの方程式

一般的というか常識的には
  しあわせを感じるときは
  欲望が満たされたときと考えられてます。

  つまり
 「しあわせ度=欲望分の充足」で
  分母が欲望の量で、分子が現況での充足で
  表されると思います。
  例えば1000万円ほしいなぁと思っていて
  現在500万しか手元になかったら
  しあわせ度は500万/1000万で
  しあわせ度は1/2と表現できるとも
  言えますが
  ・・・・実際は
  この方程式通り
  手元に500万円以上手に入れられると
  実際は
  しあわせ度がますかと言えば
  中々この方程式通りにはいっていないのが
  現実ではないでしょうか?

  それはなぜなのか?
  僕はしあわせ度は
  欲望がどの程度を満たされているかで
  計るものではなくて
 「しあわせ度=少欲分の知足」で計るもの
  だと思うのです。
  つまり  
  出来るだけ良くを減らして
  今現状で足りていることを自覚して
  生きていくことで
  しあわせ度を計るのです。

  生きている限り
  欲がなくなることはありません。
  究極的に無欲ならば
  分母は0になりますが
  分母が0nなることは
  この方程式は成り立ちません。

  つまり
  欲を少なくすると
  動詞形で考えたほうが
  いいかもしれません。
  欲を少なくしようと生きている中で
  少ない状態でも
 「ありがたい」とどれだけ思えるか
  ということではないでしょうか?

  世の中の事件をみても
  お金が元になったトラブルは後を絶ちません。
  お金に絡む欲望は
  少なくなることはありません。
  雪だるま的に
  どんどん増えるばかり。
  ブレーキが効かなくなります。

  餓鬼は
  欲望の奴隷になった姿だと
  言われます。
  今の資本主義中心の世界の中で
  自分自身が餓鬼にとりつかれていると
  気づいている人は
  どれだけいるでしょう。

  欲望の奴隷になると
  その欲望が
  貨幣への信仰のもと
  進歩、発展という信念のもと
  技術発展することが
  至上課題だと
  信じてやまなくなり
  進んで言ってしまうのです。

  そこには
  他の人のことを考える
  思いやり心はどんどん薄くなっていることに
  気づいているのでしょうか?

  世界の平和の祭典である
  東京オリンピック開催が
  迫っています。
  オリンピックが
  人間の欲のはけ口になっていないことを
  願うばかりです。

  なかなか終息しないコロナウイルスが
 「もう、多財がしあわせだと言う世界から
  足を洗って、新しい世界を生きていきなさい」
 と言っている気がします。

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