月別アーカイブ: 2月 2022

食べたいものを食べる

世の中は情報があふれています。
食べるものについても
おいしいものだけでなく
この食材がからだにいい、悪いなど
消費者のこころを揺さぶる
情報が増えます。

でも
不思議なことに
情報にもはやりすたりがあるのか
いつのまにか消えていく
情報も多々あります。

食事についての基本は
「食事はおなかがすいたとき
からだが欲しがるものを食べ
嫌がるものは食べない」です。

からだは
必要なものを敏感に嗅ぎ分ける
力があります。
そして、さしたる理由もないのに
「今、サラダが食べたい」
「甘党じゃないのに、甘いもの食べたい」
「さっぱりしたものが欲しい」など
不思議といつもと違う食を
欲しがることはあると思います。
その感覚を気のせい、たまたまでなく
大事に受け取って欲しいのです。

レストランで出てきた料理を
目の前にして急に食欲がなくなった。
食材に不安を感じた。
一口食べて、一瞬不安を感じた
などのご自身の感覚を
大切にしてもらいたいのです。

あれはダメ、これはダメと言い始めると
食べるものがなくなりそうと
不安におもうかたもいらっしゃるでしょう。

知ると知らないとでは
大違いなのです。
情報はよく知っていて損はありません。
よく知った上で
こだわりすぎないようにすればいいのです。
食べたいものを食べ
楽しいひとときを過ごす。
これは人生の楽しみであり、喜びにつながります。

こだわりは
生命エネルギーの流れを悪くします。
気持ちの持ち方ひとつで
影響を受けたり、受けなくなったりします。

自分のこころのバランスを整えることを
日頃から心がけ
天地の恵み。料理してくれた人に感謝し
おいしくいただくことが
もっとも大事なことなんでしょう。

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月夜の森の梟

作者である小池真理子さんが
37年間連れ添った夫であり
同業の作家でもあった藤田宣永さんが
亡くなった後の
生活思いを書き綴ったエッセイ。

見送った後思い出される
夫である藤田さんとの
生活を感情と共に
思いのままに綴られており
赤裸々な思いが胸に迫ってくる

例えば
再発したことを告げられたとき
精神的にも疲労困憊して帰宅した後
家に帰った後
食欲の全くなかったご主人に対して
やっぱりお腹がすいて
カップラーメンを食べているときに
横で
もう手立てがないんだなぁとつぶやかれ
生と死の堺を感じた作者。

年取ると
老人は自分の死を達観して
死に対して落ち着いて
対応でききるようになるのでは?と思うけど
実際、自分も年をとっても
死を達観できるようにはならないし
生きている感覚は
思春期も今も老年期も
変わらないことを知った。

今回
この本を読んで
大切な人が亡くなったときに
どう思い、どんな行動をとるのか・・・
教えていただいた
疑似体験できた有り難いエッセイだった。

自分のつらい気持ちを
語ってくれた小池真理子さんに感謝です。

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