医者はなぜ病気になりにくいのか?

前回のブログで
 病気になる人の特徴を
 お話しました。
 
 僕は、患者さんから
 「先生はどうして
  毎日病気と接してるのに
  病気にならないんですか?」と
 聞かれることがあります。

 何か特別な方法があるなら
 知りたいという顔を
 患者さんはされますが
 全くこれと言ったことはしてません。

 言えることは
 よく食べて、よく寝て
 毎日楽しく過ごしてるからでしょうか?  
 なんて笑いながら答えてました。
 
 実際
 今のように新型コロナウイルスに関しても
 第一線の現場で診療に従事してるからといって
 医療従事者が
 次々に
 感染しているわけではない。

 感染対策をしっかりしていることも
 あるでしょうが
 コロナだけでなく
 インフルエンザにおいても
 一般的に
 人を助けるために平然と
 病気に立ち向かっている人は
 病気にかからないんです。

 それはなぜか・・・・

 その理由が
 最近注目されている
 ”オキシトシン”という
 ホルモンによるものだと
 僕は思っています。

 オキシトシンは 
 お産の時に分泌され
 お産を促したり
 お産の後母乳を出すために働く
 ホルモンでしたが
 その他にも多くの
 作用があることがわかってきました。

  例えば
  ストレスを抑える抗ストレス作用
  うつ症状を改善する抗うつ作用や抗不安作用
  痛みを和らげる鎮痛作用
  そして
  自律神経のバランスを整え
  免疫力をアップさせる効果などが
  あります。

  そして
  注目なのは
  オキシトシン分泌を促す
  共通のポイントがあるということ
  なんです。

  それは
  「気持ちがいい、うれしい」などの
  人と人とのふれあいももつと
  分泌されると言われてます。

  例えば
  手を握る、ハグ(抱擁)する、
  からだを寄り添わせて寝る、座る、過ごす
 と言ったボデータッチでふれあうと
  オキシトシンが分泌されます。

  またふれあいは
  肉体的、身体的、感覚的ふれあいでなくても
  夫婦との会話、家族との団らん
  気のあった友人と食事をしたり、カラオケをして過ごす
  でもオキシトシンはアップします。

  オキシトシンをアップするのは
  直接ふれあうことがなくてもアップします。
  プレゼントを送ったり
  誰かのために食事を準備したり
  災害の時にボランティア活動をしたり

  つまり
  人を愛する気持ちがあれば
  どんな行為でも
  あなたの心を安定させる方向に
  オキシトシンは導いてくれるのです。

  人のために
  愛する人のために
  働く気持ちがあれば
  オキシトシンが増えます
  オキシトシンが増えると
  感染からからだを守ってくれます。
  嫌な感情から救ってくれます

  だから医療者は
  過酷な危険なところにいても
  オキシトシンのおかげで
  病院で働くことができるのです。
  
  みなさんにも
  オキシトシンが増える生活を送ると
  こころから健康だと思える生活
  を送れると思います
  これから少しずつでも
  オキシトシンについて
  お伝えできればと思ってます。

  また
  愛を感じながら
  日々仕事ができること
  生きていることに
  感謝です。

カテゴリー: 真実の医療 パーマリンク