いのちのバトン

最近、映画「みとりし」の原作者と
知られている青木新門さんの言葉に
触れることが多い。

青木新門さんは
納棺師として
これまでに3000例のお亡くなりかったの
納棺をされたそうです。

死の時に立ち会って
仕事をしないということは
その仕事に対して周りの目が厳しく
例え家族であっても
理解が得られないようだ。
新門さんも
親戚のおじさんから、
恥さらしだと罵声を浴びせられ
縁を切られるような状況になったようです。
でも
死の瞬間に立ち会っているからこそ
感じることも多いようで
死を迎えられた場所
そして
死の瞬間に偉大なる光を感じられ
死の瞬間に光に包まれると
穏やかな表情になり
憎まれていたおじさんも
臨終の際には涙を流し感謝の言葉を発したそうです。

納棺師をして
死を死者の気持ちを受け入れ
その気持ちを未来に繋ぐことも大事な仕事だと
ずっと「いのちのバトンタッチ」という題名で
講演活動をされているそうです。

そこで語られている言葉を
紹介します。

「人は必ず死ぬから
いのちのバトンタッチがあるのです。
死に臨んで先に往く人が
『ありがとう』と言えば
残る人が
『ありがとう』と応える
そんな一瞬のバトンタッチがあるのです。
だから、目を背けている人は
見損なうかもしれません。
そんなバトンタッチがあるのです」
青木 新門

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