お見舞いは難しい

入院したときくと
お見舞いにいって応援してあげたい
と思うのはは人情だけど
病人側も、お見舞いをする側も
実際どんな顔すればいいか
わからないのが本音でしょう。

病気をして
会った人には
「体調いかがですか」ときかれます。
その時
自分の体調が良くても、悪くても
自分の本当の体調のことは
言ってはいけないような気がして
「おかげさまで」とか「まあまあです」とか
歯に何か挟まったような
はっきりしない返事をしてしまいます。

見舞った側も
「春になれば良くなってますよ」とか
「お天気が良くなれば」とかいう。
実際腹痛があったときには
「それほどでもないですよ。すぐ治まりますよ」など
無責任な科白を
医療者でも口にしてしまうことがある。

人間って
自分と同じ空間にいる人が
悪い状況であって欲しくないと
思うのではないだろうか?

自分と関係のある人が
悪い状況にいて欲しくないのが
人情なのでしょう。

だからお見舞いは
する方もされる方も苦しい。
と言うことがわかったので
僕は入院中は
面会謝絶にしていた理由です。

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