日別アーカイブ: 2023年6月19日

年をとるのが早いか、やる気を失うのが早いのか?

よく聞く言葉に
やる気が若い時のようにでないなぁ
年取ったのかな?

言葉にしなくても
そう感じる方も多いことでしょう。

「年を撮るからやる気がなくなるのか?
やる気がなくなるから年をとるのか?」

コロンブスの卵のような命題に
年々考えることが増えてきます。

この年とやる気に対する
生物学的に考えてみました。

どの生物も
生きている時の共通する目的は
子孫を遺すこと。
そのために、相手を求め
命をかけて戦いにのぞまなければならないことも
あるでしょう。
その期間は多くのリスクを抱えて
生きていく場面が増えてきます。
リスクを超えて生きるために
体内ではアドレナリンが大量に分泌され
戦闘態勢でいきているので
意識しようかしまいかに関わらず
積極的に生きていかなければならず
やる気がみなぎっていると感じることでしょう。

子孫を残いた後の人生を
生きて行くようになります。
ある程度子孫を遺した状態になると
今までの生き方のように
リスクを抱えて生きるのではなく
自分が子孫を残す時期から
闘うリスクを下げ
遺した自分の子孫を守ったほうがいいと
思い始めるですね。

そう考え出すと
これまででていた
戦闘態勢を維持するための
アドレナリンの分泌が減り
リラックスするノルアドレナリンの分泌が
優位になってくるのです。

すると
リラックスしている姿が
他の人の目には
やる気がなくなったように見えるかもしれません。

その姿は
あなたのこれからを
見守ってくれている姿なのです。

☆ 自身の経験をもとに、今感じていることをまとめた
拙著「どう生きてどう死ぬか 脳出血を経験した小児科医が観た生きる道」を
上梓させていただきました。
この本で記した僕の経験が、思いが
医師としてだけでなく、病いを経験したひとりの人間として
ひとりでも多くの方のお役に立てることを願うばかりです。

     アマゾンでご購入いただけます
カテゴリー: 真実の医療 | 年をとるのが早いか、やる気を失うのが早いのか? はコメントを受け付けていません