日別アーカイブ: 2024年4月22日
直観力を磨くには
現代は直観の時代と言われています。
直観力が磨かれていると
物の本質がわかるようになるので
情報や物が氾濫している時代には
とても大切な力になってきます。
直観力が大事だとわかっていても
実際直観力を磨く方法は
わからない人が多いと思います。
まず直観とは
直に観るということ。
本質を直接観るということ。
つまり、目で見るのではなく
心の目でみるということ
だと思います。
直観は
心の目でみることであり
そのためには、心眼が開いていなければならないのです。
心眼が開かれるということは
頭で考え、判断するのではない。
頭を使わないで観るということ。
そのためには
情の部分をクリアにすることです。
つまり情けが下についた
感情、愛情、苦情などを
判断材料にしない。
物事の本知るがわからなくなるのは
情けに振り回されるケースが多いです。
直観力を磨くためには
頭で考えず、感情に振り回されず
生きていくことです。
その鼓動に耳をあてよ
名古屋のえきさいかい病院の救急部を
記録したドキュメンタリー映画をみた。
この病院は
救急を断らない病院で
年間1万人以上の救急患者を受け入れています。
丁度映画の時期は
コロナ流行中の大変な時期。
満床、満床・・・
でも内がとらないで誰が診る。
救急患者を断らないという
これまでの病院の歴史を
引き継いだ現場の人々の
葛藤を描きながら
今の救急体制のあり方
医師としての原点を描いていた。
救急医として働く医師に
監督が尋ねた。
「どうして、救急医になったのですか?」
「何でも診るって、かっこいいじゃないですか?」
「でも、診ているうちに
何でも診るって、病気だけでなく
人そのものを診ることだ」
ときつくても、患者さんを診る時の
一寸茶目っ気のある目で語っていたのが
印象的だった。
でも、救急医になって
自分ひとりで診ることなんて無理。
無理だと思うと
どうしても専門医にコンサルトしないといけないし
初期対応をしても
その後の対応は専門医につなげないといけない。
だから、救急医によって
自分たちが忙しくされていると
冷たい視線を向けられ
自分の力のなさを悔やむことも多々あるようです。
でも
目の前の患者を
人間として扱い
決してデータでは推し量れない人生を
診ているという自負が
言葉の端々み見て取れた。
その思いは
僕は救急医ではないが
こどもの初期対応をひとりで行っている
自分の思いと通じることがあり
共感できる面があります。
いち開業医の僕であるが
第一線の救急医で働く医師の
志はよくわかる。
僕も原点は救急医としての思いだと
同士を応援する思いで
見終わった後
すぐ立ち上がることができなかった。