無農薬より大切なこと

  最近は食の関心が高まるにつれて
  少しでも
  からだにいいものを食べようと
  する方も増えています。

  同じ野菜を食べるなら
  無農薬を選んで食べましょう・・・なんて
  消費者だけでなく
  患者さんに勧めるときも
  農薬の怖さをお話することもあります。

  でも
  最近自分で
  無農薬で野菜を作ってみて
  わかったことがあります。

  無農薬の野菜を作ること
  それを生業にしようとすると
  農薬をまけば、その後楽なのに
  無農薬の野菜を育てようとすると
  草を取ったり、虫を捕ったり
  実際にからだを動かして
  手間暇かけないといけません。

  最近
  僕もナメクジを捕りながら
  この作業が楽にするために
  防虫剤を使えばいい・・・なんて
  耳元で悪魔の声?が聞こえてきました。

  いや、いや
  農薬は虫も殺すもの
  それが少しでも体に入れば
  からだにいいわけはありませんよね。
  虫もよく知ってるんですよね。
  自然の力を受けて実った野菜は
  美味しいと言うことを。
  だから
  虫も食べたり
  綺麗な形に作るためには
  とても大変で
  農家さんの苦労は
  幾ばくもものでしょうか?

  それを考えると
  からだにいいものを
  食卓まで届けてくれた
  農家さん、そして漁師さんの
  苦労に感謝せずには
  おれなくなりますよね。

  我々消費者は
  からだにいいものを求めすぎて
  ないでしょうか?
  からだにいいものを食べるのは
  消費者の当たり前の権利だと
  上から目線になって
  その影に隠れた人々のことを
  忘れてはいけないし
  感謝して食べないといけないと思うのです。

  感謝の気持ちを忘れてしまうと
  どんなにからだにいいものも
  あなたのために働いてくれないでしょう。
  逆に、少々農薬を使っていても
  農薬を使わないといけなかった事情が
  あるのかもしれません。

  ですから
  農薬を使っていたとしても
  感謝の気持ちをもって
  食べないといけないですね。

  どんな時にも
  農薬を使っていても、無農薬でも
  全て我々の血や肉になります。
  いつも有り難いと思って
  いただきたいですね。

カテゴリー: 真実の医療 パーマリンク