しあわせのハードルが下がる

病気と健康の状態を比べると
  病気になるより
  病気にならないほうがいいに決まってる
  と誰もが思うだろうし
  それは真理だと思うから
  人々は病気にならないように
  巷では
  いろいろな健康法が発表され
  僕の元にも
  からだのいろいろな悩みを抱えて
  訪れる人がいる。

  でも
  いざ病気になって
  それも長い間入院生活を強いられると
  病気になったから
  わかったこと
  それも良かったと思えることがある。

  それを
  日々忘れないように
  こうして少しずつだけど
  書き留めているわけだけど

  病気になって感じた
  良かったことのひとつに
  しあわせだのハードルが下がったことがある。

  すなわち
  今までなんとも感じなかったことに対して
  感動することが増えるのです。

  例えば
  朝起きたとき
  昨日全く動かなかった左の指がピクピク動き
  ベットの手すりがつかめたこと
  ・・・・そんなことだけで
  うれしくて涙がでました。

  朝起きて
  毎朝山から日が昇り
  色も形も異なる
  朝焼けの光景に感動して
  写真を撮っては
  家族に送ってました。

  その他にも
  鳥が病室前の手すりに止まっただけでも
  会いに来てくれた気がして
  喜んでました。

  初めて
  病院の外を散歩したときは
  風が僕の歩みを
  応援するかのように
  背中を押してくれてるように
  有り難く思いました。

  食事も
  肉と言えば鳥
  魚と言えば鮭ばかりだったけど
  あるときは煮てたり、揚げたてあったり
  カレー味だったり
  ムニエルだったり
  同じ味ではないことに
  感謝でした。

  これが健康の時だったら
  朝起きても、外を歩いてても
  食事をしているときでも
  仕事のこと
  今やらないといけないことなど
  考えることがいっぱいありすぎて
  今の太陽の姿も
  遊びに来てくれたかもしれない
  鳥にも気づくことなく
  毎日の食事も
  エネルギーとしてからだに放り込むだけの
  食事だったに違いない。

  なんと
  自分の周りにたくさんあったしあわせに
  感謝せずに過ごしたことだろうか?
  と言うことに
  病気をしたことで
  気づかされました。

  これは
  病気をして
  しあわせのハードルが下がったから何ですよね。
  病気をしたおかげで
  しあわせのハードルが下がり
  しあわせをいっぱい感じられるようになりました。
  ですから
  実は病気をしたことにも感謝なんです。

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