月別アーカイブ: 10月 2022

医療は何のためにあるのか

中村哲先生のドキュメント映画を
観てきた。

アフガニスタンにおいて
灌漑事業を行い
医療とともに多くの
何百万人という人々の命を救った医師。
その活動を観ていると
かつての
空海さんの姿が重なってみえる。
哲先生は残念ながら暗殺され
志し半ばでなくなられたけど
今先生の魂を偲ぶモスクが建てられ
哲先生は空海さんのように
アフガニスタンの聖人の道を
歩まれているのだと思う。

この映画は
遺された哲先生の言葉と映像が
全編に流れ
医者としての哲先生が僕に話しかけてくる。

僕が
知識のない感慨事業をしたのは
水がないと、人の命はあっという間に
亡くなってしまう。
病院に行くのは待てる
でも水は命を保つためには
一刻を争うのだ。
そして
現代の医療は寿命をただ
伸ばすことに力を尽くすが
本当はその命をどう使うかが
大切なことでは、ないだろうか?

いのちを扱う
現代医療に携わるものに対して
一石を投じるものだ。

そして
哲先生の思いは
今の全世界にも向けられている。

先生が灌漑事業をはじめたのは
ブッシュ大統領が、テロとの戦争をはじめた
丁度その時。
アメリカはテロ撲滅という大義名分のもと
アフガニスタンにどんどん武器を送り
アフガニスタン市民の生活を奪っていっていた。
先生は
平和のために武器はいらないと
仰って灌漑事業を始めた。

現代社会をみてみると
ロシアとウクライナの戦争まっただ中。
アメリカを中心に
ウクライナにどんどん武器を送り
それによって
ウクライナの街も人々の生活も
ボロボロになっている。

先生が感じた
アフガニスタンの状況と何も変わっていない。
大義名分という人のエゴに対する
警告を僕たちに投げかけてくれている。

本当の医療の目的とは
真の平和のために何をすべきかを
哲先生は僕たちに訴えている。

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ユートピア

日本の長い歴史の中で
日本が平和な時代だと言われるのは
縄文時代と江戸時代だと
いわれています。

当時の状況を自分の目では
確認することはできないけど
江戸時代末期、外国から江戸に訪れた人が
「まるでユートピア」という言葉が残っています。

どんな光景をみてそう思ったかというと
街並みは素朴だけれども
一枚の絵のように美しく清潔で
男も女もみながしあわせで満足そうに見える
こどもたちは目を輝かせ
底抜けに陽気で、よく笑い、親から愛され、
なんの不満のないように感じると
「日本ほどこどもを大切にする国はない。」
「貧乏人は居るけど。貧困なるものは存在しない」
と書き残している外国人もいます。

それが、明治時代になり
西洋文化が日本国に入ってきて
これまでになかった知識、芸術、教育
そして価値観によって
世界の一員として生きる道を
日本人は選びました。

確かに
日本は豊かになりました
食べることに困ることもなく
生命の危機にさらされることもなく
生きられるようになりました。
何不自由もない時代になったようにみえますが
日本人は本当にしあわせになったのでしょうか?

周りを見ると
からだの不安、こころの不安
今を、未来を満足していきているひとが
どれだけいるでしょうか?

ものにあふれた生活が
しあわせなのではないということに
気づかないと行けないのでしょう。

まずは食生活を見直す必要があると思います。
江戸時代の食事の特徴は
①冷蔵庫がないので、
旬の食材を今日食べる分だけ買う
→新鮮、栄養豊富、エコ
②燃料費が高いので、料理に時間をかけない
→栄養を壊さないに、時短レシピが多く簡単
③料理法は切る、焼く、煮るがほとんどで
油を使わない
→ダイエットに良い、ヘルシー
④4つ足食の禁止されていたので
肉を少量しか食べなかった
→ガン予防、胃腸にやさしい。

食生活だけを現代と比較しても
現在便利になって、SODGsのような
注意点など、昔の生活を見習えば起こらなかったこと。

人間が望んだ、良きと思って発展した文明が
実はよくことを壊していたなんて
どこか皮肉ですね。

日本には温故知新ということばもあります。
現在の
ものにあふれた時代になって
大切なものを失っていたものを
取り返さないと行けない時代になったんでしょうね。

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原始反射

初めての赤ちゃんの健診の時
よくからだをびくつかせるんですけど
大丈夫でしょうか?と言われます。

神経が過敏なんだろうか?と思いながら診察すると
どこも異常がありません。

そして、診察の時に
ベットで寝ている赤ちゃんの背中と首をさ支えながら上体を持ち上げて
急にパッと離すと・・・
赤ちゃんはびっくりしたような顔して
両手で何かにしがみつくようなしぐさをします。

「お母さん、この動きを言ってるのですか?」
「先生、これです。これです。大丈夫ですか?」
「これは、モロー反射と言って、赤ちゃんに見られる原始反射で正常ですよ。」と
お答えすると、パッと明るくなった表情になられます。

そこで、今日は
赤ちゃんにだけにみられる原始反射にあわてないようにです。

原始反射は、
生まれた時にすでに持っている正常の反射

①音に対して驚く反射(モロー反射)
②口に何か触れるとおっぱいを吸うしぐさをする反射(吸啜反射)
③手のひらや足の指を刺激すると掴もうとする反射(把握反射)

生きるために必要な反射です。

そして脳や中枢神経がだんだん成熟していくと
だんだんこれらの原始反射は消えていき
4か月児には、ほとんど原始反射は消えてしまいます。

その後は
心と体の発達に伴って
興味あるものに手を伸ばす→寝返り→ハイハイ→つかまり立ち→つたい歩き
のように発達していきます。

1か月健診、3,4か月健診で
これらの原始反射をチェックし
中枢系の発達、成熟の評価をしています。

これらの原始反射は生きるため
ひょっとして
人間の祖先がまだ、木の上で生活していた時代
木の上から落ちないように小枝につかっまた時の名残の運動かもしれません。
人間にも進化の過程はあったはず。
地球上に生命が誕生して35億年になると言われています。
その期間を
胎児の280日間で、何億年かかった進化の過程をたどって
赤ちゃんは生まれたことを
きっと原始反射は教えてくれているのかもしれません。

そして原始反射は
お父さんが、赤ちゃんの手を触れば手を握り
お母さんのおっぱいを飲むことを拒まないように
お父さん、お母さんに愛されるため、生きていくための反射のような気がします。

原始反射は
親子の絆を結ぶために必要な気がします。
だから
原始反射にあわてないで
その時期をしっかり楽しんでくださいね。

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上流のことを考えよう

以前参加した学会で
次のような喩話を聴いたことを思い出した

「ある人が川の畔を歩いていると、
溺れている人が流れてきたので
慌てて助けました。
ひとり助けると、
またひとり流されてくる。
おかしいと思って上流に行ってみると、
橋が壊れていて、
沢山の人が川に転落して
流されていたのだった。
橋を直したら、
流されている人はいなくなった。」

溺れていた人は、病気をけがをした人。
壊れた橋は病気やけがの原因。

今目の前に困った人がいる人を助けるのは、
とても大切なこと。
でも、
今日出会わなかった人の中にも、
実は病気で困っている人が多くいるし。
この瞬間にも
病気になってしまう人だっているかもしれない。

目の前の病気の人を助けるだけでなく
真の原因をみつけ
病気の苦悩を未然に防ぐことも大事な医療。

目の前の溺れた人を助けると共に
壊れた橋を見つけその橋を直すこと。
リスクのある橋を渡ることを阻止回避すること。
それがこれからの医療
そんな医療を推進することが
僕に与えられた使命なのかもしれない
と考えさせられた喩話だった。

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油断

人は苦しい時には
今までの生き方を振り返り
反省し、過ちを治そうと決意する。

病気のときもそうだ。
病気になったのは
今までの生活、食べ物が悪い
感謝の気持ちが足りなかったのでは?
自分の過ちに気づき正そうと
そして
そんなとき、神様の存在を意識して
必死に手を合わせて
一日も早い病気の平癒を祈る。

そして
病気が治ると、病気の時の苦しさを
忘れてしまい
病気の時に気づいたことも、誓いも
いつのまにかまた元に戻ってしまう。

病気の時、けがをしている時など
人は苦しみの中にある時には
人は弱気になる。
弱気になるから、誰かに頼りたくなり
神様にすがる。

でも
病気やけがも治り
体調が良くなると
神様と交わした誓いのことも忘れ
満腹をよしとし
欲がどんどん増大し
その欲は止まることを知らない。

欲が満たされると
人は油断する。
災いは訪るはずはない
元気でしあわせな時間がずっと続く
と錯覚してしまう。

いいときも悪いときも
災いは思わぬ方からやってくる
災いは忘れた頃にやってくる。
そのことをこころに留め
油断なく過ごすことが大事だということが
大事なのだと思います。

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気が整うと周りの人もしあわせになる

人間の体は
60兆もの細胞からできていることが
わかっています。
そして、その細胞間の連絡が
スムーズに行われていると
からだは正常に、すなわち健康に過ごせるのです。

その細胞間の連絡は
イオンチャンネルの動き
すなわち
電気のようなエネルギーの発生により
行われていると考えれています。
これが気の正体なのです。

この気(エネルギー)の状態をチェックして
気の流れを整えていくのが
メタトロンで行われている
メタセラピーです。
これは
メタセラピーでなくても
ご自身のからだ全体がエネルギー体と
考えれば
人同士でも
影響し合い、健康の輪がひろがることも
できるはずです。

ですから
自分のからだのエネルギーが整うと
体調がよくなる、気力が出る、病気が治る
といった自分が健康になるだけでなく
自分の周りの
家族や友人などの病気を治すことも可能です。

からだの気が整うと
からだの中から次々と自分でも気づかなかった
新しい力、新しい能力が湧き上がってくるようになります。

メタトロンを行っていると
最近
患者さんの状態が
触れずに感じることがあります。
そしてメタセラピーのように
気を送っているように感じることがあります。

これって
誰もが持っている力です。
自分のからだを整えると
周りの人もしあわせにできるようになるのです

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バカボンのパパの悟りの境地

バカボンのパパといえば
赤塚不二夫作
昭和を代表するギャグ漫画に出てくる
キャラクター。

この漫画は
主人公の天才バカボンをはじめ
バカボンのパパ、レレレのおじさん
そして猫までも
何が大変なことが起こっても
慌てず、騒がず、
どこかのほほんとしていて
抜けているんだけど
不思議と笑いを誘う魅力ある
キャラクターに日本国民全体がひかれていた

どんなことが家族に起ころうとも
バカボンのパパは
「これでいいのだ」という台詞で
終わらせてしまう
ある意味これは、
肝が据わっているとも言えるし
よくよく考えてみると
「ありのままうけいれる」という
お釈迦様の悟りの境地にも
通じるものがあると思います。

過去がどうであれ
現在が自分の望むものになっていなくても
今の自分が
こうして生きていることをまずは受け入れる。
そうすることで
どんな過去であっても
大切な時間であったことだと
わかるようになり
意味のある過去を過ごし
今の時間に感謝できるようになり
明るい未来へと進みはじめるのだろう。

バカボンのパパの名言
これでいいのだは
お釈迦様からのお言葉だった
だから、今でも多くの人の胸に響くのです

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おみくじの本当の意味

神社にお参りをした後
おみくじをひかれる方は
多いと思います。

おみくじをひかれたとき
一番先にみるところは
大吉?凶?ではないでしょうか?
次にみるところは
願いは?待ち人は?恋愛は?の
注意することが細かく書かれてます。
それを読み終わる頃には
一喜一憂して
見終わった頃には
ひとつのゲームが終わったように
満足して終わっていました。

おみくじって
ひとつの運試しゲームのような気がしてました。

しかし
最近おみくじをひく
意識がかわる出来事がありました。

一番大事なのは
大吉やその下のアドバイスではなく
一番上に書かれている
和歌なのですね。
それが本当の神様の伝え方なのです。

ですから
神社に行ったら
しっかり参拝して後に
おみくじをひきましょう。
すると
神様からの直接のアドバイスが
和歌として書かれているのです。

そう思ったのは
こんなことがあったからなんです。

とある神社に参拝した後
お参りをした後
おみくじをひくと
小吉で和歌には月の光が晴れ渡ると
書かれていました。
そしてそこの神社は
色々な神様をお祀りされてるので
同じ敷地内にあるおみくじが気になってひくと
吉でしたが闇夜より月がでて運開くと
同じ意味のことが書いてあったのです。

おみくじは違っても
同じことを仰る
神様の言葉が胸にしみました。

おみくじは
運試しではなく
神様の声を聞くものであることに
気がつきました。

おみくじをひいたとき
神様の声が聴けるチャンスです。
大切にしましょう。

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感情の乱れと病気との関係

メタトロンでは、最後に必ず
感情をチェックします。
こころの乱れ、すなわちストレスが
病気発症に関与していることも多いからです。

実際に
おとなもこどもも
ストレスを抱えて
受診される方が目立ちます。

ストレスが病気を作ることは
昔から言われていることで
内蔵のひとつひとつが
感情と大いに関係があり
東洋医学では七情といって
喜・怒・哀・思・恐・驚・憂があり
それぞれの感情が各臓器を痛めると
されています。

怒は気が上がってしまい肝臓を痛め
哀は気が参じ、肺を胸を締め付けられます
思は欲と同意で、欲は気をドロドロにし
脾臓をいためます。
肝が座っていないと恐れや驚きが強くなります。
恐は腎臓を驚は胆嚢を痛めます。
憂、すなわち不安が大きければ
免疫が下がったり消化不良をおこします
すなわち胃腸の機能が低下するのです。

このように
あなたの思いがからだの不調を
生む結果にもなってしまうのです。

でも、あなたを苦しめる感情は
目には見えません。
そんな時
メタトロンでは、気をつけるべき感情
その感情がからだにどのように影響するかを
教えてくれるのです。

一人で悩まず
メタトロンを利用されてみては
いかがでしょう。

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病気の原因は別のところに

毎日の診療の中で
様々なことを
患者さんから教えられます。
先日、来られたアトピー性皮膚炎の患者さん
なかなかよく治らないということで
とてもお困りの表情で来院されました。
皮膚の状態は
カサカサ、ジクジクのいわゆる
典型なアトーピー皮膚炎の状態ではありませんでした。
これは、原因は皮膚以外にあると直感し
ナチュラルメディカルセンターで行っている
メタトロン、オステオパシーを行いました。
すると予想通り!?
皮膚以上に
小腸と大腸が弱っていることが
わかりました。
最近腸は、
消化機能だけでなく
免疫系にも関与していることがわかってきました。
つまり、
腸が疲弊しているために、
アレルギー反応が起きているのです。
ですから、
この患者さんも
根本原因は皮膚ではなく、
腸が原因だったのです。
いくら皮膚の治療をしても、
よくならなかった訳なんです。
皮膚をよくするために
食事に気をつけ、日常生活を見直し
腸の状態をよくすることが
必要だというこがわかったのです。
病気の原因は、
目に見えるところ、思ってるところではなくて、
今回のように
別のところにあるところ場合もあるのです。
ですから、
診断されてもなかなか
よくならない場合は
別の角度から全身状態を見る
必要があります。
ナチュラルメディカルセンターで行う医療は
良くならないと
日々お悩みの方の
力となれる医療です。
ナチュラルメディカルセンターは
一人でも多くの方が
心から健康と思って過ごせるように
努めてまいります

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