日別アーカイブ: 2022年6月29日

場所はいつも旅先にある

エッセイストであり、
雑誌「暮らしの手帖」の
元編集長でマルチな才能と
生活の中から必要な感覚を拾い出す
研ぎ澄まされた感覚に
憧れ、注目している松浦弥太郎さん監督の
ドキュメンタリー映画
「場所はいつも旅先だった」をみた。

内容は
主人公松浦弥太郎が
旅したサンフランシスコ、タイ、マルセイユ
台湾、メルボルンで
出会い、感じたことを
淡々とナレーションで語られるという
ドラマのような筋書きもなく
飽きたら出発するように
突然場面が変わり
次の目的地に切り替わっていく。

最初は
他人の旅行記だし
ドラマを疑似体験するわけでもなく
何も得られない気がして
最初は退屈な落ち着かない感じがした。

でも
主人公が必ず
食事をするところで人とで会う。
そこできいたたわいもない話の断片を
繰り返し聞いてる内に
自分も話をきいてるような気がした。
僕に話しかけられているような気がしてきた。

共に食事をする時って
誰もが無防備になるのだろう。
一緒に食事をすると
国籍も関係なく仲間になれるのだろう。
そして
僕もいつのまにか
旅人になって出会いを疑似体験していた。

松浦自身も
忘れていたひとりの自分に出会うために歩く
まるで「針のない時計」のような旅だった
と旅を振り返って語られている。

この映画をみて
この松浦さんの言葉をきいて
自分も旅をはじめていることに気づいた。
松浦さんとはちがう
世界を回る旅に旅立とうとしている
ことに気づいた。

どんな人に会えるか?
僕を待っている人に必ず会う旅が
今から始まる。

松浦さんは
朝早くか夜遅く
人の活動が収まった時間に動くと
そして高いところに上がって街を
見回すと言われていた。
そして
迷惑はかけたくないから
ひとりで旅に出るとも語っていた。

これも
僕の旅のスタイルと一緒なんだ。

それでいい
さぁ、旅を続けなさいと
背中を押された映画だった。

これも・・・何かの縁

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