日別アーカイブ: 2022年6月6日

成分に惑わされるな

健康志向の高まりにつれて
からだにいい食品を摂ろう
その食品を食べるのは
その食品に含まれる○○が
△△にいいから理由で
摂取を勧められることもあるでしょう。

でも
その選択、ちょっと待って。

食べるものを考える時
肉や野菜という「食品」と
リコピンや糖分といった「成分」の
2つがあります。
以前は、食品の成分を分析して
この成分がからだにいいことを証明する時代がありましたが
現在では、考え方がすすみ
食品そのものが重要であって
成分はあまり重要でないという報告も
目につくようになりました。

例えば、くだものを例にすると
りんごやミカンは食品だけど
くだものに含まれている
ビタミンCや果糖が成分だ。

くだものに含まれる果糖は
確かに血糖が上げます。
しかし
くだものを丸ごと食べたときは
くだものの果糖を抽出して摂ったときほど
血糖値は上がらないことがわかっています。

また以前βカロチンはからだにいいと言われてましたが
βカロチンは
肺がんのリスク、心筋梗塞のリスクを高めるという
報告もでています。

緑黄色野菜の摂取は病気のリスクを下げるものの
そこに抽出されるβカロチンなどの成分は
むしろ病気のリスクをあげてしまうことも
知っておかないといけない。

昔から
からだにいいものは、
そのもの丸ごと食べられるものだと言われています。

ですから
からだにいいと昔から言われる
野菜、魚など食品を丸ごと美味しく摂取すると
それがからだにいい食べ方なのですよ。

カテゴリー: 真実の医療 | 成分に惑わされるな はコメントを受け付けていません