メタトロンが教えてくれること⑨病がからだと心を操る

  病気が発症する前は
  心の状態が
  からだの状態に影響している。

  つまり
  病気になる前は
  心が主人で
  からだがこころの指示のもと
  動いていた。
  それが病気になると
  そのからだと心の主従関係が逆転し
  だんだん
  からだのほうが主人になっていって
  こころがからだの指示にしたがうという
  立場が逆転してしまうのだ。

  先日
  受診された高齢の患者さんは
  何年ぶりに受診された。
  数年前に
  からだのしびれ、睡眠障害などの
  症状があり
  メタトロンも受けられ
  1回だけの受診で
  その後音沙汰のなかった患者さんだった。

  この数年間で
  良くなっていたら良かったけど
  今飲んでいる薬を処方してくれと
  受診された。

  お話をきくと
  睡眠障害は続いて
  最近専門病院で
  薬を調整してもらい
  睡眠できるようになったが
  その病院が少し遠方にあるので
  お一人での通院が難しいので
  ご家族の付き添いがないと通院ができない。
  ご家族も
  忙しく、近くの病院で
  薬をもらえたら・・・と思って
  思い切って当院を受診されたようでした。

  今の薬で
  眠れるようになったようだけど
  今まで通っていた
  病院にいけない理由があるようだ
  話していると
  それは、物理的理由でなく
  不信感などの理由で
  いけなくなっているようでした。

  少しでも
  力になれればと思ったが
  今飲んでいる薬は
  専門医でないと処方も難しく
  その処方までの間に
  医師の苦労の跡も
  薬歴からも感じられ
  僕ができること
  しないといけないことは
  処方をすることではないと
  強く感じました。

  患者さんは
  眠れないという極限の
  からだの状態が
  こころをも支配し
  こころがガチガチに硬くなり
  自分を苦しめている。
  からだに支配されている
  こころを解放させてあげるないと
  この苦しみからはずっと続く。

  まずは
  今の病院の先生に
  こころをむけて
  患者さんの思いを届けることから
  はじめないと思った。

  そのための方策を
  いくつかお話して
  僕ができる薬の処方をして
  その日の診療は終わった。

  数年ぶりに会ったこの患者さんは
  人が変わってしまったようになっていた。
  病気になると
  こころも、性格も
  病気の状態にあるからだに支配され
  変わってしまうのだろうか?

  この患者さんを診て
  こころが先かからだが先かを
  見極めることも
  からだの支配から
  こころを解放するのも
  僕の使命だと思った。

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