治るために必要な力

 昨年入院して
 1週間して新しい年を
 ベットの上で迎えました。

 その時の僕の状態は
 まだ血圧は高めな状況で
 無理せずに毎日リハビリをしていた。

 リハビリの効果が少しずつ実感することを
 毎日起きることを感じた。
 特に朝起きたときの
 からだの変化に一喜一憂するのです。
 その時
 朝起きると全く動かなかった左手を
 少しずつだけど動かせることを実感できたのです。
 左手の手首を少し持ち上げられ
 左手を握ることができたのです。
 その些細な変化がうれしく
 動くことに感動しました。

 そのことを夜妻に話すと
 妻が
 「左手を動かしてみて」と右手を差し出したので
 握手をするように左手で握ってみました。
 すると、妻が
 「動くじゃない。こんなに強くにぎってくれた」
 と涙を流して喜んでくれました。

 自分の回復を
 自分のことのように喜んでくれる人がてくれる。
 その涙が、自分に力をくれた。
 喜びを分かち合えるしあわせ。

 喜びを分かち合えること、
 家族の愛の力が
 何物にも代えられない大きな力をくれた
 この時のことは
 今でも決して忘れることができない
 出来事です。

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