リハビリの第一歩は己を知ること

 入院してから
 体調が安定したら、すぐ
 ベットの上でも
 できるリハビリを開始しました。
 
 昨日まで
 普通に動いていた
 左手、左足が動かないことを
 自覚しなければなりません。
 動かないだけでなくて
 感覚も鈍くなっています。
 ですから
 最大の注意を左手と左足に
 意識しないといけないことを
 まず教えていただきました。
 
 ベット上で
 坐位に起き上がるときに
 左手に注意を向けないと
 手や足が布団に絡まったままになっていて 
 骨折をしてしまうこともあります。

 からだの向きを変えるときも
 バランスを両方の手、に振り分けて
 行っていた物が
 麻痺している方は支えられないので
 右手、右足に全体重が乗ったりして
 右手、右足を痛めることもあることを
 教えていただき
 からだを支えるのを
 右腕全体で体重をかけるなどの
 ことを教えていただきました。
 
 日常生活で
 常に左手が動かないことを自覚したのは
 腕時計でした。
 僕は強度の近眼のため
 常に腕時計をして時間を確認していましたが
 入院して、2,3日して
 時計が止まってることに気がつきました。

 僕の時計は自動巻きなのでした。
 止まったと言うことは
 左手が全く動いてないと言うことを
 教えてくれたのです。
 愛着ある時計がもう使えないかも・・・
 という現実を突きつけられたのです。

 麻痺を回復するための
 リハビリの第一歩は
 麻痺していることを自覚することから始まりました。

 どんな病気でも
 己の今の状態を知ることって
 大事なことなんですよ。

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