日別アーカイブ: 2025年6月12日
魂の誕生
輪廻転生がある
魂の存在があると信じている人は
増えてきているが
実際その存在を証明した人はいない。
でも、魂の存在を思わせるような
体験談を報告されるかたがいる。
脳科学者で
AIによる人工脳の開発に携わっている
科学者であられる黒川伊保子さんが
自分の出産直前に経験した
不思議な感覚を書き残されているので
紹介します。
「出産前夜。
眠りについた私は、深い眠りに落ちる寸前に
ふと目が覚めた。
何か尋常じゃない気配を感じて。
霊ではなく、時空の亀裂といったほうが当たっているかも。
私の枕の元のすぐ上で
トンネルのような穴が開いた感覚があったのだ。
深い深いトンネルだった。
私の後頭部のわずか10センチほどのところに
その空間はぽっかりと口を開けた。
ごうっという音を聞いた気がした。
私の脳裏に浮かんだのは、「死が近くにある」という感覚だった。
しかし、なぜか、私はちっとも怖くなかった。
そこは懐かしい場所につながっているきがしたからだ。
翌朝、お産がはじまった」
この文書を目にした僕は驚愕した。
お産前に感じた
この世とは別の世界がある
そこに生と死があると感じた体験。
同様なことは
時折生まれたこどもが語る記録はあるが
母親の出産前に感じた体験をきいたことは
僕はない。
科学者である彼女が非体験なことを書き残すはずはない。
この文を読んで
僕は魂のふるさとがあると
また確信するに至った。
内なる声を聴く
入院していたときから
自分の内なる声を
感じるということを経験しました。
例えば
リハビリ中に
動かない手が
動く手の動きをサポートするように動いたり
次の日には
動かなかった指が
少しずつ動くようになっていたり
小さな奇跡というような
出来事がありました。
そして
その奇跡を感じたときには
からだの中から
ニコニコ笑顔で
「よかった、よかった」という
声が聞こえてきたのです。
この声は最初は
自分自身の心のつぶやき
喜びの声だと思っていたのですが
毎日度々、異なるときに
同じような声が聞こえてくるし
僕のリハビリを加勢してくれている
見守ってくれている力が
あるように思えるようになりました。
内なる声、内なる力が
あるのではないか?
この内なる声は
決して自分の感情やつぶやきと
必ずしも一致しない
思いもしない言葉のことも多くあり
僕自身の感情の声ではないんです。
この声は
感情の心のもっと奥の、深いところにある声で
その時の感情や出来事に関しては
淡々と見つめている
もうひとりの自己が確かにいる、ある。
それが内なる声なんですよね。
そして
この内なる声を最初は気のせいだと
否定してましたが
だんだん受け止めて、
その内なる声を意識して
暮らしいると
心強い味方がいつも見守って下さってるような気がして
毎日が、行きやすくなったような気がします。
内なる声は
病気をしたから聞こえてたのでしょうが
聞こうともせず、従うこともなく
無視して暮らしていたので
病気になってしまったのでしょうね。
僕自らのせいで
病気を招いてしまったのに
内なる声は
だから、言っただろうと叱咤すること
そんな怒ったそぶりも全く見せず
親身になって応援してくれるのです。
僕が内なる声を裏切ったとしても
内なる声を裏切ることなど
全くありません。
その
内なる声に気づいたときに
有り難くて、有り難くて
涙が止まりませんでした。
これは
僕だけのことではありません。
みなさんの中にも
内なる声は存在するのです。
僕の医者としての仕事は
みなさんに
その内なる声を聴けるように
お伝えすることのような気がしてます。