ボケますからよろしくお願いします

という
100才を間近に迎える父親が
認知症、脳梗塞となった妻の
老老介護する姿を
映画監督でもある娘が
記録したドキュメンタリー映画をみた。

ただ
老々介護しないといけない社会を
どうにかしたいという社会的メッセージだけではなく
肉親が撮った映像であり
その映像の奥に娘とその家族の
温かくもあり
家族だから、その現実から逃げずに
また元の家族の姿を取り戻したいから
頑張るという
映像も会話も全てが
嘘偽りのない
愛あふれる作品となり
僕の胸に言葉が、映像が飛び込んでくる。

まるで
我が父が、我が母に
年取った今目の前で起こっていることとして
胸に突き刺さってくる。

こどもに迷惑をかけず
夫婦二人で乗り越えようとする
夫婦の絆
その両親の力になろうと
現実の社会との狭間で闘うこどもの姿が
自分の姿と重なる。

何気ない会話
苦しみながらも助け合う
夫婦の姿が
両親の、僕の知らなかった事実のように
胸に突き刺さり
涙が止まらなかった。

老いることの大変さ
生きていくこと
死ぬまでの人生
支え合うことが夫婦の絆になのだと
この映画は
教えてくれた

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