日別アーカイブ: 2022年8月9日

頑張ってよりも

入院しているときは
基本面会は断っていました。
なんか、弱ってる自分の姿を見せたくない
というのもありますが
どんな言葉をかけたらいいのか
きっと戸惑うだろうから
それなら、会わないと決めた方が
いいにだろうと思い
面会禁止ということで入院生活を続けました。

実際
病気になったときに
僕以外の方は
どんな言葉をかけてもらいだろうか?
人それぞれだとは思うけど
しりたいなぁと思っていました。

そんな時にヒントをくれた
何度も癌の手術をくり返された
ひげの殿下で国民に親しまれた
寬仁親王の日記にこんな風に書かれていました。

手術の後、呼吸困難が二日間続きましたが
この時は他のことを考えるゆとりは
ありません。
ただひたすら、どうすれば呼吸が楽になるか
この痛みから抜け出すか
精神力の強弱など入り込む余地は皆無です。

そうなのです。
とにかく、この苦しみから
逃れようと必死なのです。
頑張ろうとか、そんな自分の今の精神状態を
考えることもできません。

ただこの苦しみから逃れているのです。
必死で頑張っているのです。
だから否が応でも頑張っている
いえ、頑張らされているのです。
全身全霊、100%の力を出し切って
頑張ってるのです。
だから、その時に頑張ってと言われると
まだもっと頑張れと言われている気がするのです。

ですから
殿下も{頑張って」よりも
「お大事」がお見舞いに行ったときの
お別れの時の言葉だと述べられています。

その時の気持ちが
身にしみてわかります。殿下

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