ゴヤの名画と優しい泥棒

上記の映画を観てきた
これは1961年に
イギリスのロンドンナショナルギャラリーから
ゴヤの名画「ウェリントン講釈」が盗まれ
政府に身代金が要求された。
この大胆な手口に
国際的な窃盗団と思ったが
その窃盗品を盗んだと出頭したのは
60才のひとりの
正義感あふれる老人だった。

老人は
孤独に苦しむ老人の生活に潤いを
絶えさせないために
老人に対する
国営放送の受信料を肩代わりにしようとしての
犯行だった。

陪審員裁判では
返却したこと
その誠実な動機が認められ
叙情酌量の余地ありということで
無罪を勝ち取った。
しかし
真犯人は別いた・・・という
実際にあった事件を題材にした映画。

サスペンスとユーモアにあふれ
あっというもの時間だった。
最近、大金が誤って振り込まれた事件があり
そのお金をすぐ返金していれば、どうなってたのか?
正義感のあふれる老人の大きな愛
でも小さな愛を大事にした
こころやさしさがベースにあることが描かれた
こころやさしさも伝わる
心温まる映画だった。

人の愛の行動の背景には
自分が犠牲になる気持ちを
もたないといけないと考えさせられた
秀作でした。

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