日別アーカイブ: 2022年5月17日

死にとうない

死んだらどうなるか?なんて
誰もわからない。
最後の時を迎えたとき
どんな境地でいたいのか・・・って
自分はどう居たいかは
自分で決められる。

偉人達が最後の言葉が
記録されています。
そのひと言に
その人の人生がぎゅっと詰まってるような
気がします。

例えば
とんちで有名な一休さんは

「有瀘路より無瀘路に帰る
一休み
雨降れば降れ
風吹けば吹け」

という生きている心情を
表した言葉が残っています。

この意味は
有瀘路は煩悩にあふれる世界のこと
無瀘路は煩悩がない世界のこと。

つまり
今生きているこの世界は
煩悩だらけの世界と
仏様のいらっしゃる煩悩のない世界を
行き来しながら
現世では一休みをしている。
だから
雨が降ろうと風が吹こうと
かまわないのだ。

という生き方を実践し
この言葉から
一休という名前をつけたという。

しかし
一休さんはこうは言っても
とても感情的には熱い人で
煩悩にこころの中に一途な気持ちをもっていて
何度も自殺未遂を起こしたのも
みなが知るところ。

そんな熱い心で生きた一休さんの晩年は
30才以上年齢が離れた若い盲目の森侍者と出会い
87才で生涯を終えるまで共にしました。

そんな一休さんの最後の言葉は
「死にとうない」だったとのこと。

このひと言で
愛に満ちあふれた気持ちで
無瀘路の世界に旅立たれたのですね。
愛する人に見送られながら。

サンタブログ20220517

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