エジプト展

山口美術館で先週末まで開催されていた
オランダのライデン国立古代博物館所蔵の
古代エジプト展に先日行ってきました。

エジプトといえば
ピタミッドやミイラなど
古代エジプト人の考えた
死後の世界を感じたくて
エジプト展が開催されると
必ずといっていいほど
行くようにしている。
今回は、2回も行ってしまったのですが
本当に行って良かったです。

有名なロゼッタストーンが見れたり
死者の書が刻まれた
鮮やかな棺や装飾品の数々
そしてミイラの展示。
ミイラは人間だけでなく
ネコ、ワニのミイラも展示されてたので
びっくり。
そして
圧巻だったのは
ミイラをCT撮影した
画像の紹介。

現代でも遜色ない骨格
腫瘍が見つかったり
歯の状態がわかったり
お腹の中になぜかお人形が入ってることがわかったり
その今はミイラになってるけど
その人自身の歴史を感じずにはおれなかった。

エジプト展を見ていると
エジプト人は
明らかに死後の世界があり
またこの世に帰ってくる
輪廻転生があると信じていた。

永遠に生きるために肉体が必要なので
ミイラを作るのです。
肉体だけでなく、人には
「ばぁ」とよばれる魂があり
人は死ぬとばぁの状態で
葦の野といわれる来世で過ごすことになります。
そこは現世と変わらぬ風景の世界で
食べ物なども必要な世界で暮らすのです。

死は終わりでなく
死は来世と現世を繋ぐものだと考えたので
来世でも
しあわせに暮らせるように
またこの世に戻ってきても困らないように
様々な準備をしたのですね。

昔の死生観って
実は現在よりも進んでたのかも
思うようになりました。

また別の日に
「お終活」という映画を見る機会があり
ますます現代の死生観の
あやふやさを感じてしまうことになるのですが
映画「お終活」の話は
次回のブログで

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