学会に参加して

  先日
  久しぶりに山口県医師会主催の
  学会に参加した。

  山口県全医師を対象にした学会なので
  いつもは
  小児科、漢方、内科などの
  専門分野の学会に参加することが
  多いけど  
  全分野対象なので
  自分の興味あるなしに関わらず
  幅広い分野の
  最先端の話が聴けるのが
  この学会のメリットの一つ。

  朝から夕方まで
  5人の先生の講演
  どれも興味深い内容でした。
  それは
  西洋医学の発達という面からみると
  ここまできたかという内容だった。

  例えば
  ALSという運動神経細胞が障害される難病。
  治療法もまだ確立されてなく
  そして進行するので
  治療法の発見をまたれ
  今日の講演会では
  京都大学の井上治久先生が
  iPS細胞を用いた研究成果について
  講演された。
  iPS細胞により
  原因解明そして何千もの薬剤の効用について
  検討されていることを
  説明された。
  詳細はここではかけないが
  感想は
  さすが、現在ここまでこの難病に
  迫ってきたかと
  驚かされた内容だった・・・・
  しかし
  これだけの人類の英知を結集しても
  まだまだ患者さんを救うには
  まだまだ遠い道のりであることの
  どうにかしたいという
  先生の苦悩も伝わってきた。

  そして次に  
  僕が印象に残った講演は
  昭和医大、岡沢明彦先生の
  出生前検査の現状と倫理的課題について
  講演された。

  現代の生活環境の変化および
  女性の社会進出において
  高齢化出産が増え
  出生前検査が増え、その後の対応についても
  説明された。
  そこにも
  統計上の数字には表されないような
  こどもを望むご家族の苦悩を感じた。
 
  それを乗り越えるために
  人工授精などの医療に果敢に取り組んでいても
  その結果は
  満足できるまで行くには
  まだまだの状態です。

  その他の
  日頃触れることのない
  最先端の医療に挑まれる先生の姿、苦悩に触れ
  やはり
  これだけ進んだ医学をしても
  乗り切れないのはなぜか?と
  考え込んでしまう。

  今のまま進んで
  ゴールはあるのだろうか?
  不安に思う点もある。

  5/17のブログで
  何事にも裏と表がある
  という話を書きましたが。
  解決しないのは
  物事の一面からしか見てないからではないか?
  もう一面から病気をとらえる必要がある。
  僕が疑問に思う
  裏の面からみた疑問に対しては
  高名の先制してもクリアカットに
  答えられないだろう。
  いや、笑い飛ばされるかもしれない。
  でも、その裏の面の扉が開かれたとき
  医学は更に大きく発展するのだ。

  そのために
  自分は自分の目で
  病気に対峙しないといけないんだと言うことを
  決意させられた
  学会参加でした。

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