親はこどもとどのよう接すればよいか?

小児科の診察室には
病気の悩みだけでなく
いろいろな心配ごとで来られます。

保育園で、
お友達とけんかばかりすると
保育園の先生に言われます。

思春期になると
暴れたり、ものをとったり
社会的に問題となる行動へと
エスカレートするケースもあります。

こどもがこのような行動をとるのは
「愛情不足」の裏返し
お子さんともっとスキンシップをとってください。
の一言で済まされるような単純ではないよな
と話しながら思っています。

そこで、今回は
こどもとの関わり方について。

こどもは
おとなと関わりをもつことで
社会性を身につけ
成長していきます。

こどもは、幼いときに
いっぱい抱きしめられぬくもりを感じ育ち
うまく言えない、表現できなくても
自分の気持ちをわかってくれた時の喜び
たくさん遊んでくれた時の楽しさなど
多くの出来事でプラスの感情が芽生えて来ます。

逆に
いじめられた痛み、つらさ、
離婚や死別などの家族間の悲しみ
自分の気持ちを理解してもらえないつらさ
などの出来事があると
こどもの心にはマイナス感情が残ります。

このプラスとマイナスの感情を
バランスを保ち育つかどうかが
どんなおとなになっていくかに関わってきます。

ぬくもり、喜び、うれしさ、楽しさという
プラスな感情を多く持ってもってこどもは育つと
思春期になると自立していきます。
逆にマイナス感情が多いまま大きくなると
なかなか自立できない傾向にあると言われています。

マイナス感情が大きいまま大きくなると
乳幼児期に戻ろうと願い
乳児期のこどもがするように
親の目を引くような行動をとってしまうのです。

からだは乳幼児の時期に戻れるわけではなく
こころだけ乳幼児期になるこどものこころを
おとな達は
理解することはできません。

ですからそんなこども達に対して
おとな達は
起こったり、叱ったり
もっと大人になれと
こどもが望むのと
かけ離れた行動をとってしまうのです。

このマイナス感情をプラス感情に
変えていくことができないこともは
非行少年のまま
おとなになってしまうのです。

ですから非行少年を更生させるには
マイナス感情をプラス感情に
変換する必要があります。
そのための関わりを
おとなはこどもしないといけないのです。

それが思春期を迎えた
こどもとのコミュニケーションで
大切なポイントです。

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