日別アーカイブ: 2025年6月11日
食べ物を食べる理由
人間を含め生物は
ものを食べることによって
成長するし、エネルギーを得ていると
考えている。
確かに
エネルギーとなる燃料を補給する
役割があるということには
誰も異論はないだろう。
でも、食料を食べるのは
自分自身の体を日々、作り直すためだということを
ルドルフ・シェーンハイマーが
同位体を使って生体物質の動きを可視化して証明した。
自分たちの体は
いつも同じ状態ではない
実は日々作り直しているのです。
だから月日が経つと
容姿が変わっているのは
誰もが実感していることでしょう。
全ての生命は
絶え間ない分子と原子の流れの中で
刻々と変化し
微妙なバランスの上で成り立っているのです。
体の中では
いつも壊され、また作り直されているのです。
この二つのエネルギーが体内で動いていることが
メタトロンをするとわかります。
この壊し、作り直す営みを
生物学者福岡伸一先生は「動的平衡」といっているのです。
薬を飲むなら喜んで
最近は予防医療が発達してきたので
こどもだけでなく
おとなも予防接種できる病気が増えました。
そこで、当院でも
予防接種目的で来られる方が増えました。
多く来られるので
みなさんが
日頃どんなお気持ちで
過ごしているかがわかる
場面に出くわすことがあります。
気づいた点をひとつ。
問診票には
今どんな診断を受けて
どんな薬をのんでいるかを
記入する欄があります。
とても大まかな質問で
答えやすい問診になっているのですが
逆に、書き漏らしもあるかもなので
きちんと確認する必要があります。
そこで
「病気はありませんか?」とおたずねすると
「病気はありません」と答える方が多いので
「え?問診には薬を飲んでると書いていますが}
「薬は飲んでるけど、病気じゃないよ」
「病名はご存じですか?」
「・・・・・」という
会話をくり返すことが度々あります。
普通なら
病気がある。診断がついている。
だから、お薬を飲んでいるはずだけど
何のためにお薬をのんでるのか
わからなくなっている。
ご高齢だから
長年飲んでるから
わからなくなってしまうのかもしれません。
健康になってても
習慣的に薬を飲み続けていると言うことも
あるかもしれません。
これには
いつもきちんと説明していない
医者側の責任もあるかもしれません。
が
自分の身を守るために
自分がどんな病気?
どこが弱いから治療をしているのか
知らないといけません。
からだには
カルテが記憶しているわけでは
ありません。
薬は、からだにとっては異物です。
からだが必要かどうか判断します。
その時に
あなたがどんな思いでその薬を
摂取しているかが
その薬が
効果が出るかどうかのポイントになります。
あなたが
喜んで、その薬を飲んでいるのであれば
あなたのからだは
喜んで薬を吸収し
ちゃんと働くように受け入れてくれることでしょう。
薬を飲むなら
あなたのためになってるからと
納得して、喜んで飲んでもらいたいです。