人は捜しているものを見つける

この言葉は
12世紀の中世ドイツのキリスト教の神秘家
マイスター・エックハルトのもの。
この言葉のあとに
同時に無を捜すものは、無を見出す
と続く。

これを聞くと
なるほどと思うのです。

人は、捜そうとするもの
見つけようとするものしか見つけられない
というか目に入らないように
できています。
と同時に、若い時には
見つけようとしているものには
意味があるものだと必死に捜すのです。
だから
本当に必要なものが目の前にあっても
見ようともしないし
気づかないものなのです。

今、自分の人生を振り返ると
人生に本当に必要だったのに
気づかずにいたもの
取りこぼしてしまったものがあることに
気づくのです。

目に見えるものだけでなく
目に見えないものを見つける目を養っていく必要がある。
そこに人生の意味、目的そしてどうして死があるかの存在の
答えがあるのかもしれない。

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