日別アーカイブ: 2024年8月23日
親は心配し続けてしあわせになる。
こどもは
早く親から独り立ちすることが
こどもの役割。
親に心配かけないように
生きられるようになることが
成長の証だと考えて
勉強に励んでいることでしょう。
親も
自分たちが何も心配いらないように
なって欲しい。
こどもたちには
自分の道を自分の足だけで
歩いて欲しいと思っているのです。
でも
実際、親は
いつまで経っても
こどものことを心配し続けてしまうのです。
ひとり暮らしを始めたら
ちゃんと食べているだろうか?
働き始めれば
人様の役に立っているだろうか?
結婚して、こどもが生まれれば
子育てに悩まされないだろうか?
心配の種は尽きないものです。
介護をしている方から
こんな話を聞いたことがあります。
介護に至る前の段階での一番の親孝行は
親に楽をさせないこと。
そして、親にいつまでも心配をかける
親不孝なこどもが
結果的には一番親孝行だというのです。
そういえば
父が、おまえのことを心配できることが
しあわせなんだよ。
という科白を聞いた時
父がいつも寄り添ってくれている
安心感の有り難さを感じたのを
今も憶えています。
少子化を克服するための国策とは
昔から少子を統計的にみて
打つ手があると言われてきた。
ひとつは識字率を下げること
最近こどもたちの学力は下がってきている
といわれています。
これはこどもを減らしてはいけないという
人類の無意識の動きなのか?
いえ、これから識字率が下がることなど
非現実的でしょう。
それに、こどもたちに
勉強しなくていいなどという世の中には
決してならないでしょう。
それなら
誰もが大学までいけるように
学校教育費を下げるなどすると
こどもの行きすぎた教育熱が
加熱することはないので
こどもを育てやすくなる気はします。
そして
こどもにとっても、安心して
自分の道を進むことができるのかも。
日本が
大学教育まで無料化して
識字率を下げるのではなく
誰でも自分の選んだ道を
自分の能力に合わせて生きる国になれば
今よりも
子育てしやすい国になりそうですよね。