物に溢れた時代だから必要な感謝の気持ち

セミナー出席のため京都を訪れたので
少し足を伸ばして
洛北の鞍馬寺に行くことにしました。

鞍馬寺は
源義経が幼少時代過ごした寺としても有名で
天狗とともに修行したなど
数々の伝説が残されている。

そして
僕が個人的に敬意を払い
度々お会いし直接ご指導いただいた方も
若いときこのお寺に導かれるように
訪れ修行をしたと聞いていたので
僕もいつかは訪れたいと思っていて
その時が訪れた。

交通方法を調べようと
HPを拝見したら
鞍馬寺の香仁貫主様が遺された詩が掲載されてました。
山奥のお寺でしたが
そこには愛と慈悲にあふれた場所でした。

僕が説明するより
この貫主さんの遺された詩を読めば
伝わるのではないかと思うので
最後にその詩を紹介させて下さい。

「生活即信仰

戦後、我々は 復興に
一生懸命 努力し
物が豊かになってホッとした
たしかに便利になったが
それに満足せず
もっともっと 楽に生きられる
ようになって走ってきたが
豊かさや便利さを求めすぎて
バランスが崩れているようだ

しかし 世界に眼を転ずれば
苦しんでいる子供達や
食べ物すらない人も多くいる
多様な地球の生物が絶滅している
もう一度  自分の暮らし方を
見つめ 考え直すときがきている

「朝の目覚め」「顔を洗うこと」「食事のこと」
「沐浴」「眠り」が
単なる日常茶飯事の作業ではなく
宇宙代生命に生かされている
暮らしだと気づき めざめたい
「ありがとう」という感謝の念に
満たされた日々の暮らしのあり方
そのものが信仰ではないだろうか  」

宗教問題でも揺れる今の日本
今の時代だから
自分の生活を見直す必要があると思うのです

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