死に対する私考

生まれたものは
必ず死の瞬間を迎える。
誰もが経験することだけど
その経験を後から
語ることはできないので
死について語るのは難しく
特に現代医学では
死を迎えることは
ある意味敗北をも意味するので
真正面からとらえず
タブー視している感じがする。

そもそも
僕は死は終わりではないと
考えている。

人々が死を怖れるのは
今あるすべてのものを失ってしまう
死んだ後どうなるかわからない
死んだら全てが終わりと考えるからだろう。

死んだ後
生きてきた地球とは異なる
新しい世界に行くのだと思えば
死に対する恐怖は
少しは和らぐのではないか?

僕は
死んだ後の世界のことは
もちろんわからないが
死で終わるのではなく
死によって新しい心身に生まれ変わり
新しい世界があるのではないかと
最近の臨死体験の人の語るのを聞く機会が
日に日に二増えるに従って
思うようになってきた。

その考えを知るにつけて
死は決して否定的なものではないと
考えるようになってきた。

そうであるならば
我々は今どうして生きているのか?
その意味を考えることが大事なんだと思う。

死を怖れずに
今を生ききること。
この世を生ききったことで
わかる世界が
きっと死後の世界なんだと思うのです。

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