英断は歴史が証明する

ニュースでは、連日のコロナウイルスの感染拡大のニュース。
政府も後手とも言われているけど
必死で感染を食い止めようとして
突然のことで混乱もあるけれど
今回の全国休校決断は
勇気ある政治的な決断と思います。

政府より先に進んでいるのは
北海道の鈴木知事の決断。
休校の判断の次は
緊急事態宣言の発令に従っての
週末の外出を控えるように呼びかけられた。

この政策に
感染を引き留めようとする
鈴木知事の強い思い、決意
そしてよく勉強されていると思う。

僕は
1918年代に世界中で起こった
スペイン風邪の時に
同様の外出禁止令を出し
感染拡大を防いだ
セントルイス市の市長の行動を
知りました。
以下その時の状況を伝える記事です。

1918年のスペインかぜの際、米国で外出 制限や大規模施設の閉鎖などを速やかに行った 都市では、死亡率に差がでました。それはセン トルイスとフィラデルフィア2つの都市の比較 で明らかになりました。
セントルイスでは、市内に最初の死亡者が出 るとすぐに緊急事態宣言を行い、学校や劇場、 教会、大型販売店、娯楽施設などを閉鎖し、集 会を禁止しました。市中発症率が2.2%時点の 早期にこれらの英断をおこなったため、一時期 に流行が集中せず、医療サービスや社会機能の 破綻もおきませんでした。

これに対して、市中発症率が10.8%になってからようやく規制 が開始されたフィラデルフィアでは、8週間にわたって大流行が起 こり、一度に多くの市民が発症したために、医療サービスや社会機 能全般が破綻し、少なくとも1万5000人が死亡しました。
死亡率は、セントルイスの0.3%に対し、フィラデルフィアは倍 以上の0.73%でした。
セントルイス市長は、経済活動などに影響するため、周囲から強 いバッシングを受けましたが、「私は市民が死ぬことは望まない」 と宣言し、制限を断行しました。
今でこそ、偉業とされるセントルイス市長の英断も、多くの困難 の中での決断でした。
このセントルイスの事例は、今も米国の新型インフルエンザ対策 の貴重な教訓として生きています。

今回のコロナウイルスの感染を防ぐために
政治家が考えるだけでなく
一人一人が
命を第一に考えて行動することが大事かと思います。
命を第一に考えて起こした愛ある行動は
必ず正しい結果をもたらすことを
歴史が証明しています。

突然のことで
きっとみなさんも戸惑いもあるとは思いますが
みんなでこの世界的危機を乗り越えられるよう
痛み、不自由さに耐え
思いを一つにして行動していきましょうね。

今日という日が
実りある1日になりますように

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