「子育て」カテゴリーアーカイブ
偏食
母親をどうして「お袋」と呼ぶのか?
なぜ、母親のことを「お袋」というのか?
母親は袋のような存在だからです。
袋のように
何でも入れてくれて
何を入れても柔らかく膨れて
何を入れていたとしても
袋は袋のまま
ゆったりと柔らくて
本来の姿、袋であリ続けてくれる。
大きな柔らかな伸縮自在の布袋。
そんな袋のような存在が母親なんです。
誰にとっても
母親はあなたの全てを包んでくれる
誰よりも大きく、やさしく包みこんでくれる
存在であるから
母親のことを「お袋」というようになったのです。
子煩悩の歌人山上憶良の歌
山上憶良は奈良時代の歌人で
当時の知識人の一人で
中国の最新の知識を日本に紹介した人です。
万葉集にも多くの歌が収められており
ジャンルもさまざまですが
子を思う親の心情を歌った和歌は有名です。
「瓜食めばこども思ほゆ 栗まして食めば偲ばゆ
何処より来たりしものそ
眼交(まなかひ)にもとな懸かりて
安眠(やすい)し寝(な)さぬ」
意訳
「瓜を食べると
あの子はこれを好きだったと思いだしてしまう。
栗がごちそうに出てくると
これはあの子が好きだったと思う。
こどもって一体どこから来たのだろう。
目の前にいつもちらついて
安眠することができない。」
この歌を読むと
瓜や栗は
今で言うお菓子のようなもの。
こどもたちが美味しく食べている姿を
目を細めて喜んでいる
父親・憶良の姿が浮かんできます。
そして、この歌に対して
「銀(しろかね)も金(くがね)も玉も
何せむに勝れる宝子に及(し)かめやも」
この歌から
子宝という言葉が生まれたと言われています。
子を思う親の気持ち
そして子育ての風景は
1000年以上経っても
変わっていないのですね。
蒙古斑
【あわてない育児 62 : 蒙古斑】
背中に大きな青あざがあるけど消えますかね?
と娘さんのあざを心配しているお父さん。
どうも蒙古斑のようだ。
日本人だから誰でもある
おとなになると消えるとわかっていても
消えるまで心配な蒙古斑。
そこで、今日は蒙古斑について。
「ケツが青いのにツベコベ言うなぁ」なんて
日本人の未熟さを象徴する
黄色人種に見られる青あざが蒙古斑。
蒙古斑は
黄色人種の8割以上、白人の1割
黒人は目立たないけど9割以上に見られます。
蒙古斑がどうして出来るかは
よくわかっていませんが
メラニン細胞が皮膚の深い部分に
集まってできたあざです。
お尻、太ももの外側、腰、背中に
出現し
多くの場合6歳ごろには、
自然にきれいに消えてしまいます。
治療も必要はありません。
どうして蒙古斑ができるのか
全く医学的にはわかりません。
アイヌ語で蒙古斑のことを
“カムイラッコ”神様からの贈り物と
いわれています。
蒙古斑ができるのは
お母さんのお腹の中で
妊娠30週を超えた頃に
お尻の部分から表れてくることがわかっています。
ひょっとしたら
もう自力で生きていける青信号
そして
この世に生まれてくる時
神様が押してくれた名残、
誕生の祝福の証なのかもしれません。
ですから、
蒙古斑に慌てることなく
生まれてきてくれたことを喜ぶ
ことが大事なのかもしれませんね。
☆ 週末は大阪でセミナーに出席。
学び終わった途端に、目標が生まれて
また学ばないといけないことに気づく。
まだまだ、学びの日々が続きます。
そして、その学びを通じて、学ばなかったら 会えなかった
であろう人々に会い、笑顔の輪を広げることができる
ことに気づいた。
だから、僕はまだ、まだ学び続けるんだと思う。
明日はお昼からKRYラジオの放送。
楽しくお話ししてきます。
写真は、セミナー卒業後の懇親会で
唯一撮った写真。
多くの同期仲間と先輩と先生と出会えたことに感謝です。
安心して予防接種を受けるために
予防接種が増えて…
治療法のなかった病気を
防ぐことができるようになりました。
はしかは日本での根絶が宣言され
ポリオは世界的に根絶目前までになり
その他にも
27の病気が防げるようになりました。
予防のためのワクチンは
過去、現在を含めて最も成功した医療技術だといわれています。
これからの予防接種は
感染症だけでなく
アレルギー疾患、自己免疫疾患、癌治療
アルツハイマー病など
様々な分野の病気の予防そして治療薬として
益々発展していくでしょう。
でも、医療者の病気を防げるようになった
喜びとは反面
予防接種に抵抗感を持たれる方も増えています。
薬や注射などの治療をする場合
どんなにその治療が有効でも
安全じゃないとダメ。
患者さんは
有効で安全だとしても
安心できないと受け入られません。
それは、予防接種でもいっしょ。
予防接種は
よく効き、効果が永く保つように
医学的に安全なアシュバンドと呼ばれる物質を
混ぜています。
でもその物質が入ってることで
有効で安全な治療になっても
患者さんが不安に思うこともあります。
この物質が入っていないと・・・
例えば
インフルエンザワクチンでは
アシュバンド物質が入っていないので
効果が弱くなってしまい
インフルエンザにかかることもあるので
またまた、不安にさせてしまってます。
医学が科学が進歩したと言っても
誰もが安心できる完璧なものは
現時点ではありません。
今回学会に出席して
日夜研究、努力されて
誰もが安心できるワクチンが
実は開発されようとされてます。
まだまだ、安心なワクチンが完成するために
実用化されるには
時間はかかります
・・・といっても
その間も
病気にかかってしまう人がでてきてしまいます。
はしかも風しんもおたふくかぜも、インフルエンザも
予防接種のある病気は
実はとっても怖い病気。
合併症でいのちを落とすこともあります。
おたふくかぜ難聴のように、
一度合併症が起こると
治せない病気ばかりです。
みんながみんなではないけど
合併症、重症化して
いっぱい苦しんでる人たち、こども達を
僕ら小児科医はたくさん診てきました。
だから
病気にかかって欲しくない
苦しむ姿、重病になって
後悔してもらいたくないと思いを
いっぱい持って、願って
注射をしています。
不安があったら
その不安をそのままにしないで
僕たち小児科医に聞いてください。
少しでも不安が解消され
安心して受けられるようにお話ししますから。
予防接種の技術は
現代の車社会と一緒だと思います。
車はとっても便利。
歩くよりも早く目的に行くことができます。
でも、ひょっとして
事故にあって目的地に行けないかもしれません。
自動運転などの技術は進んでも
事故は無くなりません。
それでも
みんなは車を乗ることはやめません。
予防接種は
車よりもずっと安全だと思います。
予防接種のリスクを恐れるあまり
その大切ないのちが失われないよう
そして
みんなが安心して
健康で笑顔で暮らしていけるよう
僕たち医療者は努力していきます。
しあわせな社会にを作るために
ある調査によると
「親はこどもに1日200個もの
否定的な言葉をかけている」そうです。
そんなに多くと思うかもしれないけど
ちょっとふりかえって見て下さい。
「早く起きなさい」
「まだごはん残してるの」
「宿題はやったの?はやくしなさい」
「明日の準備はしたの?遅刻するわよ」
・・・・・・
ちょっと数え上げただけでも
かなりの数言ってませんか?
否定的なこと言葉を
少しでも減らして
「いい子だね」「よく頑張ったね」
「偉いね」「凄いね」と
意識して言ってあげることが
その子の成長にはとても大事なことだと思います。
これはこどものことだけではなく
おとなでも否定語をかけ続けられると
「俺はダメなんだ」と思うようになって
否定的な気持ちになってしまいます。
だからおとなだって
「君は素敵だ」「君は素晴らしい」
「いつも頑張ってるね」と言われると
うれしくなって、もっと頑張っていこうと
前向きな気持ちになってきます。
前向きな言葉に対して
「ありがとうございます」と応えあっていると
お互い気持ちよくなります。
おとなもこどもも
肯定的な言葉をかけ合っていけば
素敵な人たちの輪が広がって
人も待ちも元気になると思います。
こどもが元気がなくなる時。
三重県のPTA会長さんが
こどもたちに
「どういう時に元気がなくなりますか?」という
アンケートを採りました。
9歳までのこどもたちの回答の1位は
「お父さんとお母さんが喧嘩している時」
だったそうです。
幼いこどもは
両親が喧嘩していると
家族のなかでの自分の立ち位置が
わからなくなったり
拠り所が亡くなってしまうのでは?
と不安になるのでしょう。
次に10歳以上のこどもの回答は
「親が人の悪口を
言うのを聞いた時」だそうです。
親が悪口を言ってるのを聞いて
こどもたちは親が考える以上に
ショックを受けると言うことです。
小さい時には
誰とも仲良くしなさい
喧嘩をしてはいけない
悪口を言ってはいけないと言ってた親が
悪口を実際言ってるのを耳にすると
確かに衝撃を受けるのでしょう。
こどもは
自分の親だけでなく先生も
周りのおとなはみな立派だと思っていたのに
そんな悪口を言うなんて・・・と
おとなに対してショックを受けて
次第に不信感が生まれてくるのかもしれません。
こどもたちはみんな
親やおとなのことを尊敬したいと思っているのです。
そんなこどもたちの想いを裏切らないように
おとなもえりを正して生きていかなければなりませんね。
東大寺に込められた想い
東大寺を建てたのは聖武天皇。
なぜ建てたかというと
聖武天皇が即位して以降
日本中で干ばつ、飢饉、地震、凶作、
天然痘の流行など
多くの国民ががいのちを落とし
その輪淡いから日本を護ろうと
日本中に國分寺、国分尼寺そして
その総本山として東大寺と盧舎那仏(奈良の大仏)を
建立した。
このことは歴史の教科書にも載っている
事実。
確かに聖武天皇は、天皇として
こころから日本を災いから護ろうと思って
建立を指示したのだと思います。
でも、もっと強い思いが
聖武天皇には会ったと思うのです。
実は聖武天皇には、相思相愛の光明皇后と7016年に結婚し
727年に第一子となる王子が誕生したのです。
待望の王子であり
聖武天皇ご夫妻は
大変お喜びだったことでしょう。
しかし
その待望の王子は翌年に亡くなってしまうのです。
亡くなった理由は明らかではありませんが
その悲しみはとても大きかったことでしょう。
皇子は、負債にとって希望そのものだったことでしょう。
その皇子が亡くなり
いつまでも王子のことは忘れられなかったことでしょう。
そこで、その王子の霊を弔おうと思うのは
親として当たり前の心情では亡いでしょうか?
そこで、聖武天皇は
小高い岡の上にお寺を建てたのです。
そのお寺は
お住まいの平城京からも観ることができる位置。
お寺に行くのも道一本で通じている場所です。
そしてその場所が東大寺の場所になったのです。
きっと、いつでも手を合わせることが
できる場所に東大寺を作り
その子とともにこの世の災いを鎮めたいと
思ったことでしょう。
東大寺が造られたのは
天皇としての思いだけではなく
こどもに歪する親の深い想いが
東大寺に今も注がれているのでたと思うのです。
小児科にかかる時
電話の問い合わせで多いのが
こどもにの鼻水、耳の痛み、皮膚に湿疹が・・・診てもらえますか?
お子さんの病気になった時
何科にかかるか迷うことって多いと思います。
そこで、今日は
どんな時、小児科にかかるかお話します。
おこさんが病気になった時
小児科にかかるかどうか迷った時は
まずは、小児科の先生に相談されるのがいいでしょう。
こどもの病気の多くは、感染症。
症状は鼻水、咳、発疹だけであったとしても
意外に気管支炎、肺炎、はしか、風疹などの
全身感染症の可能性もあります。
一度小児科で、全身性の状態のチェックを
してもらうのがいいでしょう。
また
こどもは自分の症状を自身で伝えることができません。
付き添いのお母さんから、お話しを聞かないといけない事も
多くあります。
医者やスタッフが症状を見つけ出していかないと
いけない場面が多くあります。
そのためには、スタッフがこどもの特性を理解していることが
必要になります。
耳鼻科の疾患、皮膚の疾患においては
耳鼻科や皮膚科など様々な専門の先生の
治療が必要になることもあります。
ただ、いかなる場合であっても
こどもにはこどもなりの身体的特徴、発達成長を
かみしなければならないこともあり
年齢的に特有な病気というものも存在します。
それらを、総合的に判断して
必要な場合には、専門の先生にご紹介します。
小児科医は
常にこどものことを考えて、
こどもの夢を叶えるように、健康を全力でサポートする
こどものスペシャリストです。
おこさんのことなら、なんでも
小児科医の先生に相談してもらいたいと思います。
是非とも、なんでも相談できる
小児科医の先生を持っていただきたいと思います。
それが、どんな時にも
あわてない道につながると思います。
☆ 今日は晴れてる山口県です。
そして、今日から通常診療になります。
台風が来たり、その上休診にしていたり、
大変ご迷惑をおかけしました。
また、今日からしっかり働きます。
よろしくお願いします。
写真は、
新千歳空港内のぬいぐるみ動物園での写真です
のどをみる
熱、せき、鼻汁で
受診されることが多い小児科では
必ずのどを診ます。
口の中を開けてもらって
のどをみると
色んな事がわかるんです。
のどが全体的に赤かったら
ウイルス性?
扁桃腺が腫れていて
白い膿がべったりついてたら
細菌性の扁桃炎かも?
口内炎のようなものができたら
ヘルペス、ヘルパンギーナ、手足口病
はたまた水ぼうそう・・・?
頬にざらっとした発赤があったら
もしかして
はしかかもしれない
などなど
のどを見ると
色んな情報を伝えてくれます。
そして
その所見を絵にかいて
ご両親に伝えています。
そのためか
最近、
”のどが赤いです”
”のどに白い物がついています”
診察前に所見を教えてくれることがよくあります
”のどが赤いので受診しました”
と言ってあわてて受診される
お母さんがいらっしゃいます。
でも、実際診察すると
それほど赤くないことも
白い物って、どれだろう?
とはっきりしないこともよくあります。
実際、のどの所見って
人それぞれなんです。
風邪をひいてても
のどが赤くなっていない人もあります。
これから、変化しそうなみずみずしいのどだったり
乾燥して赤くなっている
と
その日の状態も色々教えてくれます。
同じ人でも
診るたびに違っています。
のどの所見は刻々と変化して千差満別です。
だから
のどの所見だけで
全てが決まってるわけではないんです。
症状、全身状態、リンパ節、聴診など
様々な情報をもとに
たとえ風邪であっても総合的に診断しています。
だから
のどが赤くても、あわてないでくださいね。
また
のどが赤いと
のどが痛いんじゃないかと思ってしまいます。
おとなであれば
風邪をひけば多少はのどは痛くなることは
経験されることがよくあります。
ですから
のどが痛いと
食事がとれない?眠れなくなる?など
心配なことが次々浮かんできます。
そこで
”のどが痛くない?”と
思わず聞いてしまいますよね。
こどもって経験や知識が乏しいので
”痛い”と聞かれれば
”痛い”と単純に答えてしまいます。
”痛い”と思っても
食事もしっかり食べれて、
普通におしゃべりしたり、笑ったりしてたら
大丈夫。
そっと、見守ってあげて下さい。
痛いと聞くと
素直に”痛い”と答えてしまうのが
こどもですから
のどを診せるって
おとなでもこどもでも
結構みんな苦手です。
ですから
お家で診る必要はありません。
のどの情報は色々教えてくれるけど
のどの所見と同じくらい、
いやそれ以上に大切なのは
お家で
どんな症状がある?
ごはんを食べてる?眠れてる?
ご機嫌に過ごしているって
ことですから
そのことを
是非診察室で教えて下さいね。
のどが赤いと言われても
あわてないでください。
それよりも
大事なことがあるってことを
忘れないでくださいね。
☆ 今日から診療でした。
おやすみ中に熱が出てたり、休日診療所を受診したけど
心配で今日受診された方もいらっしゃいました。
休んでる間に、ご心配をおかけして大変申し訳ない気持ち
になりました。でも、診察できて、ホッとした顔されて帰られる
姿に、もっと頑張ろうと、もっと力をつけようと思いました。
明日も頑張ります。
写真は、鹿児島の水族館の写真。魚が泳いでる姿って、涼やかで
癒されますね。夏の水族館はオススメ。そういえば、
新しくなって海響館に行ってなかったことに気がつきました。
こどもが付き合ってくれるうちに行かないと。
