心肺蘇生

今、学校では持久走大会の時期。
体育の時間や休み時間に練習頑張っている
という話を診察の合間に耳にすることが度々あります。

マラソンして
身体を鍛え、精神力を高めるのは
とってもいいこと。
でも、時々新聞などで
ランニング中に突然倒れて
救急病院に運ばれたというニュースも
よく耳にします。

小・中・高で
心肺停止を倒れる方は
年間100人以上の件数があるとか。

街を歩いても
突然心肺停止で取れるひとも
年間25,000はいるという報告があります。

25,000の内
市民の方にすぐ心肺蘇生をされた人は
約半分の13,000人。
そのうちの
約1割1400人が、意識を取り戻し後遺症もなく
生活されてるそうです。
また逆に
心肺蘇生をすぐ受けられなかった
12500人のうち、日常生活に戻れたのは
600人(5%)だと報告されています。

心肺停止された方がいた時
すぐに
心臓マッサージを受けるのが
どんなに大事かということになります。

誰でも
遭遇する可能性があります。
その時
どうすればいいかを知ってるかどうかで
人の命、運命を左右することになるかもしれません。

心肺蘇生をする時
大事なポイントはあわてないです。

倒れている人が
目の前にいました。
想像しながら読んでみて下さい。

その人は
①呼びかけて反応がありますか?
息をしていますか?
首、手首、胸で脈がありますか?
②反応がなかったら
③大声で周りの人に応援をお願いしましょう
「救急車をよんでもらいましょう」
AEDを持ってきてもらいましょう
何もしないで、AEDの使用が1分遅れると
致命率が7~⒑%下がると言われてます
④呼吸がないか、異常な呼吸をしていたら
直ちに
⑤心停止かどうか迷っても
胸骨圧迫を直ちに開始しましょう

胸骨圧迫の方法は
ひじを伸ばして、両手を重ね、手の付け根に体重をかけ
胸骨の下半分(真ん中)を圧迫します
強く
速く(100~120分/分)
絶え間なく
がポイントです

⑥AEDがあれば、AEDを装着しましょう
⑦AED実施後は
救急隊に引き継ぐまで
普段通りの呼吸がを始めるまで
胸骨圧迫を続けましょう。

誰かが倒れていると
誰もがあわてます。
そして
自分一人ですべてをやるのは大変。
胸骨圧迫をしながら
多くの人に協力をお願いするのが
大切です。
そして
したことなくても
勇気をもってやってみる。
多少やり方がまちがっていても
いいんです。

助けたいと思う
気持ちが行動になると思います。
そうすることで
尊い命が助かるかもしれないのですから。

そして、
誰もがいつそんな場面に出くわすかもしれません。
日頃のイメージトレーニングが大切です。
是非
読んでいた今
目を閉じていただいて
イメージしてみて下さい

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