土を喰らう十二か月

映画「土を喰らう十二月」を観た
主演は沢田研二と松たか子で
昭和のアイドル沢田研二がどんな演技をするか
楽しみにみた。

役柄は
作家水上勉さんが晩年暮らした
長野での生活を季節の移り変わりと
生活を描いた映画であった。

ほぼ自給自足の生活で
その時期にとれる野菜や山菜で
いのちを繋いでいる。

食卓に上がるのは
里芋に大根に、山菜に
人が集まったときのおもてなし料理も
ゴマ豆腐。
それに加えて漬物、味噌汁、ごはんで
おもな食事。

日常は
その野菜をつくる畑仕事
残りの時間は寝るか読書
そして作家業をおこなっていた。

その姿は
自然の恵みのなかで
自然に抱かれながら生きている
姿が描かれていた。

おもしろいことも
かなしいことも
今のニュースで報道されるような
ニュースとはほとんど関係ない世界で暮らす
生活を淡々と描かれていた。

その静かな生活でも
人は生き続けていく
その中でも、人を愛し
そして朝になり、夜になって、また朝を迎えるという
当たり前の時間が過ぎていく
でも、この当たり前の時間も
いつか終わりを迎え
来るはずの朝を経験できなくなる日がくる。

だから今日、今という時間が
貴重で大切なことを静かに教えてくれた映画だった。

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