老いても老いていないこと

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・」
これは平家物語の有名な最初の部分。
人生のむなしさ、はかなさを述べています。
ということは
諸行無常をいう
変わることが運命づけられることが
人がいきていることなのかもしれない。

人生は諸行無常
常に変化する物だから
人はいつになっても成長することができるし
病があっても
癒えることもあるということ。

我々の細胞も
常に変化していて
日々分裂し、すべての細胞が数年経てば
新しい細胞に置き換わってるという
変化している中に生きています。
これは、諸行無常に生きることが
我々の人生のさだめですが
それは常に続くわけではなく
一定数の分裂を終えると
死を迎えるようにプログラムされています。
その過程の変化が
老化の生物学的な変化と言うことになります。

心身ともに衰退していく反面
これまで培ってきた豊かな経験や知識が
次世代の発展に大きな意義を持つように
輝きを増すこともあります。

世阿弥の風姿花伝には
「老木になるまで、花は散らで残りしなり」と
書かれています。

つまり
人は、夢と憧れを失ったときに
真の老いを経験するのです。
その原因のひとつは
身体能力的に働けるのに
その活躍の場を奪われることかもしれません。
定年など、現社会では
世の中の決まりがあります。
例え、その社会の仕組みの中で
これまでの人生が途絶えたとしたなら、
それをチャンスと考え、
すべてをリセットして
新たな1歩を踏み出すチャンスにしましょう。

リセットしていく力をもつことが
老いても老いない方法のひとつです。

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