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映画「ONODA」を観て

映画「ONODA」を観たのは8/15
題名になっているONODAさんとは
1974年最後の日本兵として
フィリピンのルバング島に潜伏していた
29年ぶりに帰還された小野田少尉の物語。

小野田さんは
上司から秘密の任務として
絶対死ぬなという秘密指令を受け
戦地に臨んでいった。
歴史的にはルバング島で終戦を迎えるが
小野田さんはそれを知る術もない。
最初は5人の部隊だったが
ひとり、ひとり亡くなり
最後は一人となった。

そんな時
日本人の冒険家と会い
終戦のことを聞いても
自分を戦地に送り出した
上司の言葉が必要だと
頑として帰還を拒んだ。

二週間後
上司を探しだし
その上司と共に
戦地に向かい小野田さんと会い
小野田さんは終戦を受け入れ
日本に帰るのである。

終戦後から帰還を決意するまでの
小野田さんに起こっていたことを
淡々と描いている。
心情を描いたと言うよりも
出来事そのものを描いていた。

そこには制作者の
心情は込めないようにしていたような
気がする。
それは
日本人制作の映画でなく
フランス人の監督の作った映画だからかもしれない。

そんな達観した視線が
今の現代人の日本人にも突き刺さる。
折しも世界は戦争の機運が起こっている。
誰が、何のためにしているのか?
戦争には大義名分がいるともいう。
その大義名分をよく見極めないと
大変なことになる

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