出会う人はみな先生

こどもはみんな
早く大きくなりたい
立派な大人になりたい
いつも成長したいと
思ってることでしょう
でも、
一人で考えていても
一人でいても
決して成長はしません。
毎日
いろんなものに囲まれて
いろんなものから刺激をもらって
成長していきます。
日々の生活の中で
物だけじゃなく
経験したこと、身の回りに起こったこと
読んだ本、聞いた音楽、目にした風景など
無限と言っていいぐらいの
様々なことから刺激を受けて
みんな成長していきます。
昨日よりも
成長したいと思うなら
周りから何かを学ばなければなりません。
無限なものの中で
最も大きな影響を与えてくれるのは
”人”です。
成長させてくれるのは
”尊敬できる人”、”とっても偉い人”
”とってもすごい人”
かもしれない。
でも
人を成長させてくれる人は
決して特別優れた人ばかりと
いうわけじゃない気もします。
”いい加減な人”
”うそをつく人”
”約束を守らない人”
たとえ嫌いな人からでも
学べることはある。
知り合いではない
偶然出会った人
通りすがりの人の
笑顔からでも学ぶことはできる。
でも
人と過ごしていると
腹が立つこともある。
そんな腹が立つ人と出会ったとしても
この人から
何を学べるかだろうか
何も学ぶべきことがない
と考えることに実は意味がある。
反面教師という言葉もあります。
どうしてなの?
なぜなの?
そう思った瞬間に
あなたはきっと学び始めている。
だから
どんな人からも
学ぶことができるはずです。
好きな人であっても
あなたに意地悪をした人であっても
そんなこと
気にすることはない
今日出会った人はみんな”先生”
みんな、自分に何か伝えようとしている。
自分に何かを教えてくれている
のだから、みんな”先生”
こう考えていると
誰に対しても
”ありがとう”という
気持ちになってきます。
そして
人はみな
生かされ生きているという
ことに気づくのだと思います。

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うつぶせ寝

子育てにも流行があります。

僕が医者になりたての時
産婦人科医院から帰ったばかりの
お母さんから

「うつぶせ寝がいいのか?
あおむけで寝かせるのがいいのか?」

よく質問されました。

そのころ
アメリカではうつぶせ寝が
流行っていました。

その流れで
日本でも
うつぶせ寝すると、頭の形やお尻の形が良くなって
西洋人のように彫りの深い顔になる
なんて言われて
うつぶせ寝が流行っていました。

実は
うつぶせ寝が流行ったのは
ヨーロッパでは戦後からだとか。
だから
うつぶせ寝と
彫りの深い顔とは関係ないのですが。

そのうち
ヨーロッパやニュージーランドから
うつぶせ寝は
乳幼児突然死症候群のリスクになる
という論文が次々に発表されました。

そして
現在では
アメリカの小児科学会でも
「健康な赤ちゃんをベットに寝かせる場合
うつぶせ寝以外のポジションにしましょう。」
と勧告しています。

そして
日本でも
うつぶせ寝か?あおむけ寝?の
議論はされなくなったようです。

ただ
うつぶせ寝は、おとなの世界でも注目されています。

100歳を超えても現役の医師として
活躍中の日野原重明先生が”うつぶせ寝”を実践されているとかで
うつぶせ寝専用の枕が発売されたり
注目されています。

うつぶせ寝のすると
①睡眠時無呼吸の予防になる
②よだれや痰が排せつされやすくなるので
誤嚥性の肺炎の予防になる
③体がリラックスできて熟睡できる
などが考えられています。

確かに
うつぶせ寝では
副交感神経がリラックスできます。
短時間なら痰排出も促し、肺炎予防にもなります。
寝たきりの方には
短時間ならうつぶせ寝も効果があると思います。

ただ、寝てるときは
寝返りを始めるようになってからは
おとなになっても
寝返りをして
常に一定であることはないので
判断が難しいところですね。

子育てにしても
流行りの健康法にしても
その時代の流行りがあるような気がします。

その時に
どんな子育てをするか
新しいことにすぐ飛びつくのではなく
子育てで迷った時は
両親から、または祖父母から
または
昔からされている子育てを
見直してみると
あわてなくていいかもですね。

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人格の3要素

著述家・小林正観は
「やさしさ」「きびしさ」「あかるさ」が
人格の3要素であり
「人に優しく」「希望や展望を失わず」「寛容」で
「前向き」に「謙虚に」生きよ
と説いている。

人にやさしさだけでは不十分で
厳しさと寛容さを
併せ持つことが肝要なのだというを
この言葉は教えてくれている。

この言葉をこころに留め
仕事、生活に生かしていこうと思う。

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勇ましい高尚なる生涯とは

キリスト教系の思想家であった
内村鑑三は
後世に遺すものとして
お金、事業、文学、思想などがあるが
最大遺物は
「勇ましい高尚なる生涯」であると
延べている。

勇ましく高尚なる生涯とは?
この言葉の奥にある意味は
「人を助けるように生きなさい。
そのためにあなたは生きてきたのであり
そのためにあなたはこの世にいる。
それがあなたの存在理由で有り
存在目的なのかもしれない。

だから、あなたは人を助けなさい。
そして死を迎えなさい」
といわれているような気がするのです。

あなたの周りに
家族を含め大切にしている人と共に生きている
あなたには仕事があるのは
自分自身が生きるためと言うより
周りの人を助ける人にあるのだと。
僕は思うのです。

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病気になった時

病気になったとき
今まで健康であったことに
気づく

痛みが出たときに
痛みがなかったことの
ありがたさに気づく

健康なからだを
失ったことに
気づき、人々は悲しむ。

病気を治すために
今まで元気であったことに
気づき、
元気であったことに感謝し
ありがたく思うはず。

でも
人間って弱いから
苦しいから、痛みから
逃れようと
その場から必死で逃れようとする。

熱がでたとき
人は必死で
熱を下げようとする。
熱を下げて
いつもの生活ができさえすればいいと思い
必死で
解熱剤を飲んで、その時をやり過ごそうとする。

その時
病気になった時
感じていた感謝の気持ちは
どこに行ってしまったのだろう?
あなたが自身が
あなたの健康のからだを壊したのに
あなたの気持ちが
変わりさえすれば
あなたは苦しみから逃れるのに

あなたは、感謝の気持ちを忘れ
病気を、痛みを憎みはじめる。
そんな気持ちで薬を飲むあなたを
からだは悲しいと思っている。

でも、そんな時でも
あなたに憎まれようとも
あなたに感謝されなくても
あなたがよく生きれるように
あなたを守ってくれているあなたのからだ、

病気こそ
あなたのからだに感謝の気持ちを
伝えることが必要なとき。
感謝の気持ちを持つことがあれば
どんな困難な病気であっても乗り越えることができる
と僕は自分が病気になったことを気づき
みなさんにお伝えすることが
僕の大きな使命なのです。

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あとは以て瞑すべし

この言葉は
「ここまでできれば、もう死んでもよい。
また、満足すべきである。」
という意味の言葉。

何か目標に向かって
全身全霊を込めて頑張っていく。
ただ目標達成のために頑張るだけでなく
日々この気持ちで生き続け
最後の瞬間に
この言葉、想いがでるようになれば
誠に
言い人生の幕の引き方ではないでしょうか。

哲学者宇都宮輝夫氏が
著書「生と死を考える」中で
「かっこよく死ぬとか美しく死ぬというのは
難しいかも知れません。
しかしそもそもそんな必要はありません。
ただ日々
人を助ける優しい人間として生きれば
それで十分です。
自分にできることをやり尽くすこと
やれるだけのことはやり
あとは、以て瞑すべし。
その時人は
自らの生まれてきた目的を
果たしたと言えるのではないでしょうか?」

人は
生きたようにしか死ねないのかも知れない。
だから
日々どのように生きたかが大切だと
この言葉が教えてくれているのです。

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運否天賦

この言葉は
自分の運命を
自分の力でなく
天にまかせるという意味の言葉。

天命を待つ
うまり
運・不運を天に委ねて
結果を待つということ。

人生を生きていると
自分でどう頑張っても
どうしようもないこと
どうにもならないことって
起こってくる。

そんな時
自分はむかしから
自分以外の大きな力に任せるという
経験もした。

病気をした時などは
特にそうだった。
今のリハビリが、将来どんな結果になるのなんて
わからなかった。

でも
こうして今生きていると言うことは
確かに
自分以外の大きな力に育まれているのだろう。

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マザーウォーター

2010年の映画。
ウィスキーしかださないばーの店主
コーヒー店主、豆腐屋の店主
3人の女性店主の
何気ない日常を描いた
とても、スローな映画。

何でもない日常に
何でここにいるのか
そして
何を求めているのだろうか

観ている観客共に
ゆっくり、考えていった映画。

そして
気づいたのは
女性3人、影の主役こども(赤ちゃん)との
交流を通して
だんだん母性が目覚めてくる3人

きっと母親としての
女性として生まれてきた
遠い、遠い記憶を思い出すのである。

僕のこころに
ゆっくりゆっくり
生まれる前の感覚を思いだしてくれるような
映画だった。

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太宰治の考えた家族のしあわせ

作家の太宰治は
家族の幸せについて次のような
言葉を残している。

「家族の幸福は
人生最高の目標であり
栄光であろう」と。
確かに、その通りだとも思う。
しかし、太宰は
「家庭の幸福は諸悪のもと」
だとも言っている。

その真意は
家庭の幸福のみを求めると
自分中心になり
他を顧みないため
悪意はなくとも
他者を窮地に落ち込ませて
しまうことがある。
ということなのです。

なるほど
家庭を守る
自分自身の生活を守ると
我が身の保身に走るようになり
自分さえよければいいと
周りのことを顧みなくなるリスクがあることを
太宰治は言っていっているのだと思う。

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人生は帳尻が合う

人生はプラスマイナスゼロであり
最終的に帳尻が合うようにできている。
一度動いた振り子は
いつしかゼロに戻ろうとするように。

人は生まれた時から
人生の振り子は動きだす。
喜びや悲しみ、怒りや笑いを
経験するように振り子は揺れ動く。

どんなに恵まれた人生を歩んでいたとしても
どんなに不幸な人生を歩んでいたとしても
この世を去る時には
プラスマイナスゼロに成っているという。

だから恵まれている時にはおごらず
不幸な時にはへこまず
生きていくことが大事なのです。

人生って平等にできているのです、

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