真実の医療」カテゴリーアーカイブ

免疫を高める暮らし①

コロナ感染は終息していませんが
弱毒化してきたのでしょうか?
人の移動や経済活動がコロナ前に戻りつつあり
外国人の入国もはじまり
マスクなし生活もアナウンスされるようになり
やっと、コロナ前の生活に戻る?と
これからに期待してしまいますが
一方で
ニュースでは以前コロナ感染者数の報告が
連日あり
本当に大丈夫か?と
不安に思ってる方もいらっしゃることでしょう。

ポストコロナの時代に突入して
コロナとも共生していく生き方を
我々も選択していかなといけない。
つまり
コロナウイルスのみならず
あらゆる病気に負けないために
免疫力を落とさない生き方が大事になってくる。

そこで
今回は免疫力のアップする
生活習慣をお伝えします。

①腸内環境を整える
お味噌汁、ヨーグルトなどの発酵食品をとり
腸内フローラを整えましょう
②早寝早起き
③適度な運動をしましょう。
からだを温めたり、ストレス発散にもなります。
続けられる運動を選択し
6割程度の力でできるものをおこないましょう。
継続は力です
④質のよい食事を
ジャンクフードは極力避け
好き嫌いに流されすぎず
栄養のバランス考えた食事を。
⑤お風呂に入る
ゆっくり湯船につかって
からだを温めましょう。
入浴はリラックス効果にもなります
⑥思いっきり笑う
笑いは百薬の長
つらいことがあっても
毎日笑顔で暮らしましょう。

これらのことは
きっと今までお聞きされたことも
あるでしょうが
生活の基本ですので
日々頭に置いて過ごしていくと
いきなり満点でできなくても
徐々にできるようになりますよ。

次回は
自宅で簡単に隙間時間にできる
からだにいい運動を紹介しましょう

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太らないために超えないといけない4つの関門

現代社会は
物にあふれています。
ある意味便利になったけど
飽食の時代となり
肥満をはじめ生活習慣病に
頭を悩ます時代です。

太りやすくなったのは
生活習慣の問題が大きいとはいえ
背景にある遺伝子の状態を考えると
肥満しにくいからだをえるために
少なくとも4つの関門を乗り越えなくてはいけません。

最初の関門は
受精卵ができるときに訪れます。
すなわち
しかし
遺伝子が肥満に与える影響は
30%にすぎず、残り70%は
生活習慣で決まります。
太りやすいという遺伝情報を携えて
生まれてきた場合は
太りやすいのだという自覚をもって
生活習慣に気をつけることで
乗り越えることができます。

2番目の関門は
お母さんのお腹にいるときの環境です。
胎児も必死で生き残ろうとしています。
ですから
妊婦さんが飢餓やストレスに見舞われると
赤ちゃんは遺伝子のスイッチを入れ替えて
生き延びようとします。
すなわち
そのスイッチが入ったままで生まれてくると
赤ちゃんgざ大きくなってから
生活習慣病、肥満、こころの病気が発生しやすい
ことがわかっています。
これを予防するために
妊婦さんが食物繊維をしっかり摂取すると
こどもが太りにくくなる可能性があります。

第三の関門は
ミルクで育った赤ちゃんは
母乳で育った赤ちゃんに比べて
太りやすいことがわかっています。

これら3つの関門を知っていても
自分の意志で変えられないですよね。
でも
あきらめないでください。

太りやすい遺伝子スイッチが入った状態で
生まれてきたとしても
その後の人生でいくらでも挽回できます。

第4の関門は生活習慣です。
赤ちゃんの時間よりも
成長しても自分で人生を決める時間の
方が一般的に長いですよね。
つまり
成人後の生活習慣しだいで
悪い遺伝子のスイッチを切ったり、
健康に役立つ遺伝子のスイッチを入れたりできるのです。

ですから
太りやすい体質だからといって
あきらめるのではなく
だから、健康に過ごすために頑張っていきましょう。

健康スイッチを入れる
生活習慣をお伝えしていこうと思ってます。
健康のために
ともに頑張って生きましょう。

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日本人らしい生き方が日本人の健康を救う

僕たちのからだは
食べたものによってできています。
食べ物は今食べたもののことでもありますが
昔から食べていたもの
昔といっても
日本人のご先祖様から食べてきたものが
今のからだに影響しているということ。

日本人と西洋人の体質の違い
はいくつか知られています。
例えば
日本人は避けに弱いとか
牛乳に対して下痢しにくいとか?

日本人が酒に弱くなったのは
酒に弱くなる方向に進化する必要があったのです。
日本人は農耕民族で、
水田で米を作る稲作文化によって
発展してきました
水田は、米を作るだけでなく
様々な病原体の温床になっていました。
例えば
肝臓に思い障害が起きる日本住血吸虫症は
水田に生息する貝を仲介して
人に感染を起こします。
マラリアもそうなのですが
日本人は酒をの有害成分である
アセトアルデヒドを分解できないので
酒に弱いのですが
血中にアセトアルデヒドがあることで
日本住血吸虫症、マラリアを防いでいたと
いわれているのです。

また
青魚をよく食べる日本人は
青さかなに含まれるEPAとDHAを
西洋人より多く撮るので
動脈硬化の進行を抑える善玉HDLが
西洋人より10%多いことがわかっています。
ですから
心筋梗塞の発生が更に下がるのです。
また、認知症のなりにくさにもなっていると
いわれています。

ですから
飲酒と脂肪の取り過ぎは日本人にとって
鬼門なのです。

アルコールは
内蔵脂肪を蓄積を促しますが
肝臓で分解されるときに
飲んだ量に比例して中性脂肪が作られて
内臓脂肪に変わることも
わかってきています。

食事の西洋化が進んでいますが
日本人は日本に長年住んできて
先祖から日本人として生きていくために
必要な食事を知らない間に引き継いでいるのです

このことを知り
日本人として大切に生きて生きましょう。

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病気になぜなる?

病気には風邪のように
きちんと対応することで
完全に治る急性期の病気と
生活習慣病や癌のように
治療が長期にわたらないと
治らない慢性疾患があります。

こどもの場合は
アトピー性皮膚炎や喘息が疑われると
父がアレルギーがあるから・・・などと
家系にアレルギーがあるからこの病気になる
でもあきらめない
どうにかして治したいという熱意を
感じられます。

しかし
おとなになると
高血圧、高脂血症などの生活習慣病は
母も生活習慣病だった
だから、自分が高脂血症になってもしかたないと
どこか
ご自身の病気は
ご先祖からひきついだものだから仕方ないんだと
あきらめモードになってるのか
自分の病気を正当化しているようにも
思われているのか?と感じることもあります。

生活習慣病のうち両親が高血圧で高血圧になるのは
50%程度。
癌の遺伝の影響は
前立腺癌19%、大腸癌で11.3%、乳がんは11.2%、
肺がん9.9%、胃癌8.3%ともいわれ
癌に対しても遺伝というよりも
生活習慣病であるともいえるでしょう。

実際癌を予防するには減塩
運動、飲酒、禁煙をおこなうことで
40%予防できる可能性もあるといわれています。

だから
病気になりやすさには
病気の遺伝子が関与しているものばかりではないことを
覚えていけないのです。

病気になるのは
病気に「なりやすい」人が
病気に「なりやすい」環境で
病気に「なりやすい」生活習慣を送ることで
病気に「なる」のです。

ということは
病気になるかどうかは
本人のどのように生きるかが
大きな鍵を握っているのです。

僕は
病気を診るだけでなく
ここに至るまでの生き方について
一緒に考えていけたらいいと思います

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2.5人称

看取りに全身全霊を込めて
ご尽力にされ、
僕も見習いたいと思っている先生に
柏木哲夫先生がいらっしゃいます。

その先生が
2.5人称の立場で看取りをしていると
仰っていました。

2.5人称って?
客観的な第三者でなく、かといって
家族のようにはなれない。
第三者の泉温かというより
できれば2.5人称という立場で
いたいと仰ってました。

僕も
診療中に患者さんの気持ちに
できるだけ寄り添ってあげたいと思っているのですが
家族ではないし、どこまで・・・・?と
思うことも度々ありました。

そんな時聞いた2.5人称という言葉。
そうか、2.5人称という立場で接すればいいんだ
そう思うと
とてもこころが楽になりました。

もう一つもっとかえないといけないことに
病院そのものについてです

病院は
からだもこころ癒やす場のはずだけど
みなさんドキドキ、血圧も上昇している方も
多々いらっしゃいます。

病院はこころ癒やす場であって欲しいけど
みなさんの思いは少しギャップがあるような。

「癒やす」という言葉には
けがや病気を治すことと辞書には書いてあります。
だから
病院できてもらって
病気を治せば、癒やしていることになるけど
それだけでなく
「癒やす」には
渇を癒やすという意味
つまり長い間ほしくてたまらなかったものを
手に入れて満足する
という意味があるようです。

病院に来て
健康を呈することは当たり前のこと
なのでしょう。
ですから
僕は病院で
健康の奥に隠れている
本当に手に入れたい物に気づき
それを与えられる場所を目指していることに
気がつきました。

これが僕の目指す病院の姿なのです
それに向けてこれから精進したいと思います。

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平安な死

安らかに死をむかえたい
苦しまないで死にたい
と願っている人は多いと思います。

苦しまない死とは
きっと身体的なことではないでしょうか?

孤独な死も望んでないでしょう。
人の温かみの中でその時を迎える。
その瞬間に安心を精神的に感じたいと
願っている人も多いことでしょう。

その願いを
どんな人にも平等に叶えてあげようと
頑張ってこられたのが
マザーテレサの偉業でした。

これらの死の迎え方を
人は「よき死」と考えられるでしょう。
でも僕は
「よき死」として考えないといけないものに
平安な死があると思うのです。

平安な死を
ひと言でいうなら魂の平和をもって
死を迎えることです。

どちらにしても
人々は安心してその時を迎えたいと
いうことでしょう。

誰かが側にいるから安心だというように
安心は横から訪れるのだと思うのです。
それに対して
魂の平和、安心は
横からではなくて
上から来るのではないかと思うのです。

魂が何について平安を感じるかって
神か?仏か?超自然力か・・・・・
人によって違うでしょう。
しかし
魂の平安は上からやってくるような気がするのです。
それは
上から僕のからだを隅々
包み込んでいく感覚でしょうか?

安心は横から「こころ」に
来るともいわれています。

人の死に対する思いは色々あると思いますが
僕は
身体的に痛みがなく
精神的に安心で
魂には平安がある死を望んでいます。

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何を食べるか?

人間は食べることによって
エネルギーを得て
この地球で生きて活動することができます。
ですから
何をどう食べるかは
昔からの関心事で
偉い人が様々の言葉を残しています。

例えば、イエスキリストはこうおしゃってます。
「殺した物を口にすると
その死んだ物もまたあなたを殺すことになるから
食べてはいけません。
また火にかけたり、煮たりして
その性質をかえたものは控えるように。
木の果実や畑の作物は
母の生命の炎をそのまま取り入れるので
何を食べてもいい」と。

肉は食べるな・・・てことだけど
現代社会では
少し合わない面もあるけど
この事実を知って食べるかどうかが
からだに影響するのはまちがいありません。

また、江戸時代の木食上人は
肉食を避け、木の実と野菜だけを食べながら
全国を巡り、長寿で仏像を全国に残しています。
その長寿の秘訣の食事方法として
こんな風におしゃっています。

「腹一杯食べるものではありません。
よく噛んで食べてください。
噛めば、水分が増えて
水の天使が体内でそれを
血液に代えてくださいます。
食事は、食欲の天使達に呼ばれるまでは
食卓についてはなりません。
しかし、食事が癖になっているなら
太陽が天に一番高く上がるときに1回食べ
日が暮れてからもう1回軽く食事をします。
すると、あなた方は
もう二度と病気をみることはありますまい」と

現代社会は
からだを作るために
食べないといけないのだいわれて生きてきたけど
これほど食べ過ぎてる時代になったことは
なかった。

今こそ
聖人の言葉に耳をかした方がいい時代に
なったような気がします。

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成分に惑わされるな

健康志向の高まりにつれて
からだにいい食品を摂ろう
その食品を食べるのは
その食品に含まれる○○が
△△にいいから理由で
摂取を勧められることもあるでしょう。

でも
その選択、ちょっと待って。

食べるものを考える時
肉や野菜という「食品」と
リコピンや糖分といった「成分」の
2つがあります。
以前は、食品の成分を分析して
この成分がからだにいいことを証明する時代がありましたが
現在では、考え方がすすみ
食品そのものが重要であって
成分はあまり重要でないという報告も
目につくようになりました。

例えば、くだものを例にすると
りんごやミカンは食品だけど
くだものに含まれている
ビタミンCや果糖が成分だ。

くだものに含まれる果糖は
確かに血糖が上げます。
しかし
くだものを丸ごと食べたときは
くだものの果糖を抽出して摂ったときほど
血糖値は上がらないことがわかっています。

また以前βカロチンはからだにいいと言われてましたが
βカロチンは
肺がんのリスク、心筋梗塞のリスクを高めるという
報告もでています。

緑黄色野菜の摂取は病気のリスクを下げるものの
そこに抽出されるβカロチンなどの成分は
むしろ病気のリスクをあげてしまうことも
知っておかないといけない。

昔から
からだにいいものは、
そのもの丸ごと食べられるものだと言われています。

ですから
からだにいいと昔から言われる
野菜、魚など食品を丸ごと美味しく摂取すると
それがからだにいい食べ方なのですよ。

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夢見る小学校

テストがない
宿題がない
通知表もない
好きなことだけしたらいい
学校があったら
どんなにいいだろう?と
思ったことないですか?

実はそんな夢のような学校があるのです。
映画「夢見る小学校」は
そんな実際の学校の様子
生徒、先生の思いを教えてくれた
映画でした。

そこには
何をするかもじぶんで決めて
追求し作りあげていきます。
ひとつのことに疑問を持ち
その課題を解決すると
それで終わりでなく
自分で見つけた課題だから
次々更なる課題が見つかって
どんどん発達成長していくんです。
まるで脳細胞がシナプスを介して
増えていくんです。

この学校には
規則はありません。
あるのは
「礼儀正しく」
「自分を大切に」
「出会いを大切に」しかないそうです。
なるほど、それで充分なのかも。

またここの学校は
ADHDのように、学習障害と診断され
入学したこどももいます。
そのこどもの入学する条件はただひとつ。
薬を飲まないことだったらしい。
薬を飲まなかったことで、
こどもは何か困ったか?といえば
そんなことはなく
のびのび学習して卒業したそうです。

この学校では
みんなで集まったときも整列しません。
整列すると
見にくいからだそうです。

人と比較する数字でつける
通知表も存在しません。

この映画をみて
我々おとなは
こどもはのびのび自由に育てたいなんて
口では言っているけど
おとなの価値観で
こどもの自由を奪っていないだろうか?

自由に過ごすって
口でいうのは簡単だけど
実は自由に縛られてるのかも。

この学校を創立した
堀真一郎先生が
「自由にしていいよ。
だけど”責任”は自分で撮るんだよ」
こう言われて自由にワクワク行動できるでしょうか
「自由にしていいんだよ。
責任は、すべておとながとってあげるから」
といってます。

責任をとれる大きな人間だけが
人を育てることができる。
これは、先生にだけむけた言葉ではなく
僕たち医師にも言えること
だと思う。

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生きてきたように死を迎える

人はピンピンコロリと苦しまずに
死んでいきたいと多くの人が
思ってるかもしれませんが
実際
死のうと思っても
人は死ねるものではありません。

人の生と関わる仕事をしていると
避けて通れないのが死の問題。
人はある意味
死にむかって生きてるし
生きてきたように死んでいくのでは
ないかと思うのです。

ですから
今をどういきるかが大事になって来るのです。

人生は
「集める人生」と「散らす人生」に
分かれると言います。

集める人生とは
お金、物、アイデア、知識などを
集めることが中心になる人生。
散らす人生とは
お金、知識、経験、能力、時間などを
周りの人に散らす人生です。

散らす人生を過ごされた方は
平安な最後を迎えられるような気がします。

散らすものの中で
最も大切な物は時間ではないでしょうか?
人生は時間の集積ですから
時間を自分のために使うか
人のために使うかによって
その人の最後の瞬間がきまるような気がします。

日野原重明先生は
「いのちとは、今あなたがもっている時間のことです。
いのちをもっているということは
使える時間が与えられているということです。
自分が使うことができる時間こそが
いのちであり
それを何にどう使うかということが
生きていくということです
時間の使い方は
そのままいのちの使い方です」

あなたのいのち、
与えられた時間をどのように使うかが
いや使ったが
どのように死を迎えるかということに
なるのだと思います。

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