投稿者「santa」のアーカイブ
食べ物を食べる理由
人間を含め生物は
ものを食べることによって
成長するし、エネルギーを得ていると
考えている。
確かに
エネルギーとなる燃料を補給する
役割があるということには
誰も異論はないだろう。
でも、食料を食べるのは
自分自身の体を日々、作り直すためだということを
ルドルフ・シェーンハイマーが
同位体を使って生体物質の動きを可視化して証明した。
自分たちの体は
いつも同じ状態ではない
実は日々作り直しているのです。
だから月日が経つと
容姿が変わっているのは
誰もが実感していることでしょう。
全ての生命は
絶え間ない分子と原子の流れの中で
刻々と変化し
微妙なバランスの上で成り立っているのです。
体の中では
いつも壊され、また作り直されているのです。
この二つのエネルギーが体内で動いていることが
メタトロンをするとわかります。
この壊し、作り直す営みを
生物学者福岡伸一先生は「動的平衡」といっているのです。
薬を飲むなら喜んで
最近は予防医療が発達してきたので
こどもだけでなく
おとなも予防接種できる病気が増えました。
そこで、当院でも
予防接種目的で来られる方が増えました。
多く来られるので
みなさんが
日頃どんなお気持ちで
過ごしているかがわかる
場面に出くわすことがあります。
気づいた点をひとつ。
問診票には
今どんな診断を受けて
どんな薬をのんでいるかを
記入する欄があります。
とても大まかな質問で
答えやすい問診になっているのですが
逆に、書き漏らしもあるかもなので
きちんと確認する必要があります。
そこで
「病気はありませんか?」とおたずねすると
「病気はありません」と答える方が多いので
「え?問診には薬を飲んでると書いていますが}
「薬は飲んでるけど、病気じゃないよ」
「病名はご存じですか?」
「・・・・・」という
会話をくり返すことが度々あります。
普通なら
病気がある。診断がついている。
だから、お薬を飲んでいるはずだけど
何のためにお薬をのんでるのか
わからなくなっている。
ご高齢だから
長年飲んでるから
わからなくなってしまうのかもしれません。
健康になってても
習慣的に薬を飲み続けていると言うことも
あるかもしれません。
これには
いつもきちんと説明していない
医者側の責任もあるかもしれません。
が
自分の身を守るために
自分がどんな病気?
どこが弱いから治療をしているのか
知らないといけません。
からだには
カルテが記憶しているわけでは
ありません。
薬は、からだにとっては異物です。
からだが必要かどうか判断します。
その時に
あなたがどんな思いでその薬を
摂取しているかが
その薬が
効果が出るかどうかのポイントになります。
あなたが
喜んで、その薬を飲んでいるのであれば
あなたのからだは
喜んで薬を吸収し
ちゃんと働くように受け入れてくれることでしょう。
薬を飲むなら
あなたのためになってるからと
納得して、喜んで飲んでもらいたいです。
孫がかわいい訳
孫って我が子とちがうかわいさがあるという。
お孫さんと一緒に
受診されるおじいちゃん、おばあちゃんの表情って
本当にかわいくて仕方がないという
やさしい表情をされている。
そんな姿をみると
本当に孫はかわいいものなんだ。
確かに孫は無条件にかわいいといいます。
実は
動物行動学的にみて
その理由がわかったというのです。
孫が無条件にかわいいのは
祖父母に生殖本能がないからなのだそうです。
人間を含めて全ての生物は
できるだけ自分自身の遺伝子を残そうとする
本能が働いているのです。
生殖能力がある限り、本能としての脳の働きは
「この子で終わりにしよう」なんて考えないのです。
しかしその時の母の脳の大脳の思考領域では
「経済面」「仕事。やりたいこと」と
母親としての自分の間で
今の生活とこれからの生活を考え出すのです。
ですから
子育て想像以上にてがかってしまうと
人生が奪われた感覚になってしまうのです。
本能と理性がバランスを崩したために起こることでしょう。
それに対して
祖父母は生殖能力がないので
孫に対して本能と理性が崩れるということはないので
目の前にいる孫に対して
無条件に可愛がることができるのです。
これまで
日本では、現代の核家族とは異なり
大家族というだけでなく
隣り近所との結びつきも強く
何か困ったことがあったら協力する
特にこどもに関しては
今よりもみんなで育てるという意識が
高かったと思います。
だから
昔の母親は
本能のままに子育てができたのだと思います。
ですから
少子化そして高齢化時代においては
もっともっと、祖父母世代の
子育て参加が必要ではないでしょうか?
TATAMI
という映画を観た。
この映画は主人公はイラン人の柔道選手。
金メダルが狙える世界大会に出場したが
その対戦相手にイスラエル選手がいた。
イスラエルとの友好な関係を保ちたい
イラン政府は、この一選手に棄権するように
様々な圧力をかけてくる。
本人にだけでなく
家族を拉致しようとする。
その中での戦い
多の選手にはないプレッシャーとの戦い。
どうすべきかの苦悩の中
戦い続けて
最終判断は・・・
と大きな組織と戦うサスペンス映画の体しているが
リアルにあふれる試合の状況が
困難な状況を伝えてくる。
日本は人権をよく考えてくれる
いい国だと思うと同時に
世界にはコマとして生かされている国があることを
忘れてはいけないと強いメッセージにこころ震えた
秀作の映画だった。
なぜ、病気になったのか?
コロナ禍で
新しい生活様式が叫ばれ
新生活が長引くにつれて
こどもたちの
からだの変化を感じることがあります。
学校では
オンライン授業がおこなわれることも増え
外出機会も制限される中
こどもたちの生活は
スマホを扱うことが多くなります。
スマホやタブレットは
こどもだけでなく
おとなにとっても
家にいながら多くの情報はとれるし
テレビ、映画、本を読むこともできるし
ゲームなどの娯楽に使うことだってできる。
ステーホーム中でも
SNSを使い、zoom会議、オンライン飲み会など
コミュニケーションもとれて
したいことが
スマホ一台でなんでにできてしまう
魔法の機器とも言えるでしょう。
でも、この魔法の機器を
自己制御力が未熟なこどもに与えてしまうと
スマホに夢中になって
何時間もゲームをやっていたり
youyube、漫画、SNSを見続けたり
依存度が問題になることが多くあります。
東北大学の川嶋隆太教授はご自身の著書の中で
長時間形態やスマホを使用する生徒の学力は低い
という調査結果を発表しています。
それ他の研究でも
ビデオゲームのプレイ時間が長いと
同じように学力が下がる
また、スマホ時間が増える他
うつ病の原因の可能性もでてくる
という研究発表も増えてきています。
最近、当院外来でも
朝起きれない、授業に集中できない、一日中眠い
覇気がない、眠れないなどの症状が続き
貧血や、自律神経失調症などを心配されて
受診される方が増えています。
そのようなご心配なお子さんに対して
様々な検査をおこないますが
異常を認めるお子さんは
ほとんどいません。
検査異常ないから
正常かと言えるので
症状に困っているのは事実なので
原点に帰って
もう一度お話します。
毎日の生活を
朝から起きて寝るまでの生活のことを
尋ねます。
その子の生活像が描けるまで
じっくり聞きます。
すると
症状のあるお子さんに共通する
生活像は
スマホを使っている
時間が多いということです。
ご本人も家族も
スマホをよく使っているのは
わかっていてても
何時間使ってるという
答えは返ってきません。
時間感覚が麻痺くらい
多くの時間をスマホ使用に割いているのでしょう。
スマホ一台に
全世界の情報ががこれ一台に詰まってる
中々優れもののツールです。
しかし
情報も多すぎて
何を信じていいのかわからなくなり
情報だけが
頭の中で堂々巡りしてしまい
コロナ情報もそうかもしれませんが
不安ばかり増し
抑えきれない不安のため
病院を受診される方も増えています。
スマホ自体は
決して悪いわけではありません。
スマホを頭が疲れるまで使い
頭を休める時間を作らない
生活のあり方が問題なんです。
つまり
スマホのどう使うかを決めていない
スマホの使い方を知らないことが
問題なんです。
これは
スマホだけの問題ではなくて
病気も同じです。
病気になることが悪いわけではないのです。
病気になるまで気づかなかった
からだの使い方が問題なんです。
からだの使い方を変えずに
薬などで症状を抑えても
からだの使い方を変えずに生活してるから
病気がまた発病してしまうのです。
当院では
患者さんと共に
なぜ病気になってしまった理由を探すところから
医療が始まると心得
病気にならないからだの使い方を
お伝えしています。
チャレンジを止めないための禁句
人生にはチャレンジしないといけないことも多く
チャレンジをやめてしまうと
進歩も止まってしまう。
チャレンジは
若者の特権のように思われるかもしれないけど
そんなことはなくて
70代でも、80代でも、そして90歳になっても
新しいことにチャレンジされているかたは
多くいらっしゃいます。
年をとっても
新たなことにチャレンジしていきたいと思っています。
歩みを止めているのは
年齢ではなく
できないと思っている自分自身の考えかもしれません。
ですから
チャレンジの機会が訪れた時に
その機会を逃さないようにする
3つの禁句をこころに留めて起きたいと思います。
一つ目の禁句は
「やったことがないからやらない」
やったことがないから
やってみないと何もはじまらないです。
二つめの禁句は
「ごめん、興味がない」
折角のお誘いを、こう断ってしまうと
人間関係は失わなくても
自分自身の経験は失われます。
もったいない。
三つめの禁句は
「今のままでいい」
本当に今のままでいいと思っているのですか?
もっと違う自分自身になろうと
おもわないですか?
何歳になっても
成長したいと思うし
いくつになっても
チャレンジすることを怖れずに
生きていたいと思うのです。
気になる食物アレルギー
アレルギーを調べて下さいと受診されるケースが
とっても多いです。
検査を希望されるのは
今まで食べさせたことないからとか
今まで食べさせてるけど
保育園や学校で調べて下さいと言われたから
アレルギーの症状はないけど
なんだか気になってっと・・・
理由は様々ですが
年々
食物アレルギーを気にされる
ご家族が増えている気がします。
そして
これから離乳食を始める時も
”これまで食べたことのない食材は
アレルギー検査を受けてた方が
いいのでしょうか?心配です”と
心配そうなお母さんも増えています。
今は、食物アレルギーに対する情報が
溢れている状況。
テレビでもインターネットでも新聞でも
食物アレルギーに関する話題が色々なところで出てくるので
どうしても不安になってしまいます。
何となく心配だから食べさせないでいると
1歳を過ぎて、この先どのように
食べさせたらいいかわからなくなったってこともあります。
そこで、病院を受診され
アレルギーを調べて下さいってことになるのですね。
でも、ちょっと待ってくださいね。
アレルギー検査は絶対ではないんです。
アレルギー検査が陽性でも
全くアレルギー症状が出てないこともあります。
それまで、食べさせてなくて
少しでも陽性の結果になると
全く食べさせることに
躊躇してしまうことになってしまいます。
最近の研究で
たとえある種の食べ物に対してアレルギーがハイリスクだったとしても
その食べ物を
小さい時から少しずつ食べていた方が
免疫の力が強くなって大きくなって
その食べ物が食べられるようになったっていう報告もあります。
だから
不安ばかり強くなって食べる機会を逃すと
その分栄養が偏ったり他のものばかり食べる様になったり
栄養バランスが崩れ
成長、発達に影響を及ぼすことにもなりかねないので
注意ですね。
でも、いきなり食べて
ショック状態になることもあるかもしれません。
そこで
初めての食材を使う時は
以下の点を注意しましょう
①アレルギー症状が出てしまった時に
どの食材に反応したかわかりやすいように
1回の食事に1種類ずつ増やしましょう
②新しい食材を試す時は体調のいい時にしましょう。
③一口食べさせて、何事もなければ少しずつ量を増やしましょう
③症状の多くは、食後1~2時間で反応がでます。
初めの食材を試す時は、かかりつけの病院があいている
平日の午前中にしましょう
アレルギーの情報は世間に溢れています。
一人で悩んでも不安が募るばかり。
気になることがあればかかりつけの先生に相談しましょう
受けた恩は絶対に忘れない
人間は一人で生きていくことはできません。
日々多くの人に支えられ、助けられ過ごしていきます。
今していること、
今の仕事に関すること
自分の利益につながりそうな人に対しては
誰もが礼を尽くすことを忘れないでしょう。
でも
自分の目の前を通り過ぎた人
過去にお世話になった人
に対しては
恩を忘れていないですか?
人から恩を受けた時の気持ちは
時間が経っても
決して忘れてはいけないものです。
人から受けた恩を忘れず
受けた恩に対して報いる努力をする
自分もまた、他の人に対して
受けた恩を送るような
人生が過ごせたら
しあわせな人生だと思いませんか?
誰にでも
お世話になった人は必ずいます。
両親、師、友人、知人・・・・
誰もがあなたのために
手を差し伸べてくれたのではないでしょうか?
その一人一人に
感謝の気持ちを伝えることができれば
気持ちも人生も豊かに
なるような気がします。
毎日一人づつ感謝したら
一年で365人
3年で1000人近い方に感謝することができます。
現代は、
手紙、電話、メール、ライン
様々な伝達方法があります。
自分に合った方法で伝える
また
決して、形にしなくても
その人に感謝して、しあわせを祈るだけでも
恩を尽くすことのような気がします。
受けた恩を絶対忘れることなく
あなたらしく
感謝をもって日々生きることが
できたら、きっと
あなたの心を豊かにし、
しあわせな人生へと
つながっていくのだと思います。
あの世に持っていけるもの
人は
裸一環でこの世に生まれてきて
死ぬときも
この世で手に入れたもの
からだ一つ
持って行けない。
からだも
無くなるので
確かに今生で手に入れたものは
なに一つ持っていけない
全てのものを置いて
魂のふるさとへ
帰って行くと思っていた。
しかし
持って行けるものがあることに
気づいた。
それは”徳”
そういえば
松下幸之助さんが
「徳を積むことはこの世で
最も尊い行為である」と
語られていたし
稲盛和夫さんも
「利他の心、徳を積むこと」の
大切さを
度々語られていたことを思い出す。
これは、松下さんや稲盛さんのような
偉大な経営者が語った言葉ではなく
おじいちゃん、おばあちゃんなど
身近な方にも
徳を積む生き方をしなさい
徳を天に貯金しておきなさい。
あなたは、ご先祖さんの徳の貯金を使って
生きていることができるんだよ・・・・など
”徳を積む”ことの大切は
からだに染みついているのです。
徳を積むということは
魂のレベルを上げることに
つながっているのではないかと
僕は思っています。
また
魂をある意識対と考えるなら
魂という意識体は
この世では肉体を伴うことで
活動している。
しかし
この世で死を迎え
肉体が滅んでしまった後には
意識体である魂だけが
あの世に戻っていく。
あの世で何をするか?
次回生きるための
人生を設計、大枠を作っていると
思います。
今回得た経験を分析し
魂を成長させるために
何が必要で、必要でないかを
今回の徳を分析して
判断するのだと思います。
ですから
あの世には
この世で積んだ徳は持って行けるのです。
徳とは
あなたの全ての行動ではないでしょうか?
あなたは
今の行動は、あなたが望んだ行為?経験?
あなたの魂の成長に必要なことなんだと思います。
何を学ぶためにいきているか?なんて
意識することはできません。
ただ、できることは
今、自分の身に起きた経験を、人生を
一生懸命生きることなんだと思います。
オールドでなくビンテージを目指す
年をとることを
単に古くなる、つまり単に年を重ねる
新しいものに対して古くなったもの
つまりオールドと捉えると
若い者に比べてどこか負い目をかんじてしまいます。
でも年を重ねることは
単に長く生きて来ただけでなく
若い人がもっていないような
経験を積み、価値が増えていないでしょうか?
年を重ねるにつれて
価値が上がっていないといけない
若者の手本になるような
生き方をしていないといけない。
豊かなしあわせは
物質的なものからだけにから生まれるのではなく
精神的な豊かなものから生まれてくると思うし
そう信じて生きていこうと思うのです。
還暦を過ぎオールドな生き方でなく
ビンテージな生き方をしていこうと思うのです。