投稿者「santa」のアーカイブ

運動選手は肉を食べないといけないのか?(8/22、8/23は臨時休診)

先日
まだ新社会人になったばかりの方の
健康診断をしました。

見かけは健康そうに見えたけど
結果は、
肝機能の悪化、そして中性脂肪のの高値という結果。
体重も1年前よりも3kg増加している。

食生活の乱れを疑い
やはり、甘いもの
それもジュースうぃよく飲むと言うことだった。
だから
ジュースや甘いものを食べないようにして
経過を見ることにした。

その後今後の計画を立てて
本日の診療終了の予定だったが
最後に、質問があると・・・
患者さんは体を鍛えるのが好きで
毎日ランニングなどしているようで
運動前に、あんこなどの甘いものを食べ
プロテインも取っているとのこと。

これが原因だと思った。
体を鍛えるという大義名分で
甘いものを食べるという図式になっている。
これはいけない、どう説明しようかと思った瞬間
弱小のプロ野球チームであった
ヤクルトと西武を見事優勝チームに変えた
名将広岡達郎監督の言葉が浮かんだ。

まずチームの食生活を変えたと。
肉食中心だったものを
玄米、野菜中心の食事に変えたとのこと。
もちろんタンパク質も重要だから
肉を減らしただけで、もちろん肉も食べた。
という、今までなされなかった
食事管理を初めて管理野球と揶揄もされたが
その結果
選手達の動きが代わり
結果は優勝まで導いたという結果になったと。

だから
運動前に、高カロリーのものを取らないといけない
というわけではなく
プロ選手でもないのだったら
やり過ぎで、帰って体のバランスを崩す結果になることを
説明した。

運動=高カロリー、高タンパクという呪縛から
少しでも解放されていたらいいけど・・・

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ウエルネス(8/22、8/23は臨時休診)

ウエルネスという言葉を
最近よく耳にします。
この言葉の意味をひと言で言えば
「如何により良く生きるか」を考えることです。

日本は確かに
便利な世の中にになっているけど
みんながより良く生きられるように
なっているかといえば
便利さを享受できているのは
一部の人だけで
多くの人は戸惑い、生きづらさを感じてる人も多い。

このウエルネスという観点から考えると
疑問が浮かんでしまいます。

誰のための便利さのなのか
今やっていることが
自分だけのためなのか
自分以外の人のどんな人の役に立っているかを
考えて、日々生きていくことが
自分自身の、そして社会の
ウエルネスな生き方につながるような気がするのです。

サンタブログ202507

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「君は僕のスターだ」(8/22、8/23は臨時休診)

これは、映画「父と僕の終わらない歌」が
認知症の進んだ父が息子にこう言って
愛おしそうに頬をなでるシーンで出た言葉。

父も
年取って、生きるのが精一杯なのか
晩年は認知症がでていたので
きつい表情をして
無理難題を吹き込むことがあった。

その時僕は、何とか我に返って欲しいと
きつい言葉を吐いてしまうこともあった。
そんな父の豹変ぶりに戸惑ったものです。

でも
それがいつもではなく
ある時には
懐かしい句感じる
すごい優しい笑顔で迎えてくれることもある。

その時、父は何を見ているのだろう?
と思うことが多々ある。

この映画で
認知症の父が
息子に「君がスターだ」と言っている時の
息子の姿は
あどけない少年の姿だった。

あ、そうか
父は僕をいつも可愛い息子のままでいて欲しいと
思ってるんだ。
僕が還暦を迎えても
「僕のスターだ」と思っていることを知った。

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けいれん?と思ったケース(8/22、8/23は臨時休診)

1歳7ヶ月の女の子受診されました。話を聞くと・・・
夜突然38.4℃の発熱、顔色も悪く呼びかけてもボーッとしていた(1分程度)ので、救急車呼び救急病院へ搬送。当直医(内科医)の診察を受け、熱性けいれんの可能性もあるので、痙攣止めを処方され帰宅した。
このような時、救急車を呼ぶかどうかとても悩みます。
呼んでいいと思いますか?
正解は、呼んでもいいです。
ただ、以下の点を理解してくださいね。
人はウイルスや細菌に感染して体温を上げる時、筋肉をブルブルと小刻みに震わせて熱を産生します。そして産生した熱を逃がさないように、皮膚の血管を収縮させるので血行が悪くなって、手足が冷たくなったり、顔色が悪くなったりします。
これが熱が高くなる時に、体で起こっていることです。今回のケースもこれに当てはまると思われます。ですから、けいれんではないと考えられます。
ただ、実際のご家庭では、けいれんなのか熱が出る時の体の変化なのかを判断するのは困難です。不安も強くなり救急車を呼ぶこともやもえません。
次の点だけを呼ぶ前に心に留めておいてください。
①まずは、落ち着いてください。
②時間を見てください
(熱性けいれんは10分程度で止まります。実際は長く感じますが)
③叩いたり揺すったりせず、衣服を緩めて楽な姿勢にしてあげて、
お子さんから離れず、状態を次のポイントでチェックして見てください。
息はしてますか?顔色はどうですか?手足は突っ張ってますか?動かしてま
すか?目つきはどうですか?左右差はありますか?
④以上を把握して、けいれんだと思われたら、救急車を呼んでも構いません。
でも、決して到着までお子さんのそばから離れないで下さいね。
けいれん?と思った時は、たとえ医療者でもあわててしまいます。
まずは、「落ち着いて、落ち着いて」自分に言いきかせて行動しましょう。
そして、熱性けいれんを起こした場合、次回熱が出た時、痙攣した時などの対応をどうするのか、かかりつけのお医者さんと十分に相談しておくと、いざという時に、あわてずすみますよ。

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漢方薬でしあわせ探し(8/22、8/23は臨時休診)

診療において
漢方薬を処方する機会も
多くあり
漢方薬を希望されて
受診される患者さんもいます。

漢方薬は
同じ薬だといっても
西洋薬と異なる面が多々あり
漢方薬を
西洋薬と同じ感覚では
使えない薬であることを
知らないといけない面があります。

漢方薬を希望する患者さんは
漢方薬は
西洋薬と違って
自然の物質からできているので安心
じわっと効くので安心
でも、苦いのがあるけど
そこは我慢して飲まないと
いうイメージがあるようです。

確かに
西洋薬と漢方薬は
作用の面だけでなく
本質的に全く異なる薬だと
考えないといけません。

西洋薬は
基本的に
症状を抑えるために使う薬。
漢方薬は
病気の種類、症状には関係なく
病気になったことで
崩れている気・値・水の
からだのバランスを
整えるのを目的にしてます。

漢方薬は西洋薬のように
症状をとるだけが目的ではなく
からだ全体を健康な状態に整えることで
症状を、病気を治していくのです。

根本的に
全く向いてる方向が異なる薬
と言えるのです。

そして
漢方薬が効いてるかどうかは
からだ自身が判断します。
もし
漢方薬を飲んで美味しく感じたり
からだが調子よくなったなぁ
朝スッキリ目覚めたなぁなど
漢方薬を飲んでよかったことが
起こっているはずなんです。

逆に
からだに必要でない薬になると
苦い、まずく感じたり
ひどいときには
吐き出したりします。
その時飲んだ漢方薬は
からだには必要でなくなった薬なんです。
ですから
飲み続ける必要はないんです。

漢方薬が苦いと思われるのは
すでに合わないお薬を
頑張って飲んでいる証拠。
飲む必要はない薬なんですね。

このように
からだに合った漢方薬を飲み始めると
ささやかかもしれないけど
しあわせになったことを
教えてくれているんだと思います。
実は
ささやかでもいい
毎日しあわせなことを感じながら
生きていくことって大事なこと。
を漢方薬は教えてくれているのだと思います。

漢方薬は
しあわせなことを教えてくれる薬
なんです。

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時を超えたお盆(本日も通常通り診療中です)

半藤一利氏の最後の著書
「戦争というもの」を読みました。
その時僕は
戦争が始まる当時に
いました。
戦争に突入し
連戦連勝のニュースに沸き返る人々
でも実際は
先行き不安だらけの日本の状態で
あると言うことに気づかず
報道を信じて。勝つと信じ
生きていたのです。

そして
8月15日の
田辺聖子さんの日記に触れ
「何事ぞ!」と
突然の敗戦の事実を知り
驚愕したと書かれており
まさに本を通して
戦争体験。

偶然にも半世紀前の
日本の状況を
偶々手にした著作から
知ることなり
当時、人々が自粛を強いられながらも
いつになったら
元の自由な生活に戻れることを
望んでいたのだと
どこか現代にも通じる
感覚をを覚えました。

まさに
戦時中も今も
人々の気持ちは
元の自由な気持ちになりたいという
気持ちを持ってるのは同じだ
と言うことを感じました。

そして
その日みた映画
「ナミア雑貨店の奇蹟」
いまだした手紙が32年前から
返事が来るという
時空を越えて交流するという
映画でした。

時計の上では
現在であっても
過去から送られてきたメッセージを
受けた気がした
ちょっと不思議なお盆を過ごしました。

これも
お盆だから受け取ることができた
これからもしっかり生きよという
ご先祖様からのメッセージだったのでしょうか

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終戦の日に戦争について考える(本日も通常通り診療中です)

今日は80年前に戦争が終わった日。
それから80年経ち
戦争を直接経験した人は
年々少なくなっています。

戦争はいけないことだけど
今日本では戦争がないから
戦争は我が国に関係ないことだとして
平和ボケして生きていくことはできません。
なぜなら、世界のどこかで
戦争をしているわけです。

ですから
戦争について目を背けることはできません。
そこで、今日は戦争について
考えてみましょう。

戦争とは
国家の正義を示すためにおこなうもので
国の正義にを踏まえ、戦争は
国際法上3つの場合しか認められません。

一つ目は
国家の生存権が脅かされた時。
(他国に攻め込まれた時)
二つ目は
制裁戦争。
(他国が国際法や条約を破った場合)
三つ目は
集団自衛権。
(平和維持活動や停戦合意の治安維持を
目的とする軍隊の派遣)
これ以外の戦争
例えば「侵略戦争」は国際法上の違法行為なのです。

更に、実際の戦争行為において
戦争は国家行為なので
国際法上、軍服、軍帽を身につけ
銃などの武器を携帯しているなら
撃ち殺してもいいルールになっています。

ですから
たとえ戦争であっても
一般市民を巻き込んで
殺してしまえば、それ犯罪攻撃なのです。
この法は、第二次世界大戦後にできた考えで
先の大戦では
日本は空襲攻撃を受けたり
広島、長崎に原子爆弾が投下されたり
一般市民にも多大な被害を受けたのはご存じの通りです。

先の大戦では
相手をトコトン降参させないと
終結させることはできませんでした。

ですから我が軍の英霊といわれる人は
報復のための虐殺や策略行為に走るのではなく
正々堂々と矛を収めたのです。

だから我々は8/15は
戦争に負けた日敗戦の日というのではなく
戦争をやめることを決断した日「終戦の日」というのです。

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臨死体験(本日も通常通り診療中です)

人が平等に必ず経験すること。
それは誕生と死。
いつ、どこに誕生するかということは
自分で決めて生まれてくると言う話を
最近よく耳にします。

それが事実であったとしても
生まれてしまった後なので
あ、そうなのかと
自分で納得して生きていくかどうかで
生きていくことに
あまり影響はしないかもしれません。

でも
死については
ちょっと話が違います。
必ず経験することだけど
いつその日が訪れるのか?
死んだ後一体どうなるかも
全くわかりません。

死を経験して
その後の話を聞くことは
できませんが
死にそうになったひとが
耳聞きした経験を知ることがあります。

それを臨死体験と言いますが
自らステージ4の前立腺癌になった
石蔵文信医師の臨死体験の経験を
次のように語っています。

体調が悪く、まもなくいのちが尽きるだろうと
思った瞬間に、
とても奇妙な体験しました。
それは若いときの夢をよく見たのです。

はじめは20代くらいの夢でしたが
そのうち10代後半、10代前半の夢
そして幼い頃の記憶に残ってるような夢も
みました。
奇妙なことに
次第に若いときの記憶に移っていくのです
と語られています。

瀕死の時には
夢として
自分の決めたとき人生を
どのように振り返る時間ではないでしょうか?
その記憶を携えて
我々は旅立っていく。
その次のステップにむかって
進んで行くのです。

死で僕の人生は終わらないは事実かも
その後の人生はその後のお楽しみにして
今は今を大切に生きることが
きっと大事なんでしょうね。

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父と僕の終わらない歌(お盆期間も診療します)

アルツハイマーの父を
家族でサポートするが
病状は次第に進行し
疲れ果てる家族。

でも
以前と異なる姿を見せることが多くなっても
合間に見せる
昔と変わらない父親の愛にふれ
家族も父を愛し続けていることに気づく家族。

でも
どうしても病気に日々襲われ、悩む日々。
そこで
父親の若い頃からの夢を叶えようと
イベントを企画する。
その企画を
なんとか行うことができたが
その後父親が本当に望んでいたことが
明らかになる。

たとえアルツハイマーになっていても
心の奥には
アルツハイマーになっても変わらない
深い愛の姿が表現されていた映画に涙した。

平均寿命は伸びたけれども
人は老いるもの。
僕の父もそうでした。
劇中で父親役を描いた寺尾聰が父に
そうして
寺尾聰が息子役の松坂桃李が
自分に重なって
父親がそばにいる気がして
涙が自然にあふれてきた映画でした。

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養生の心得(お盆期間中も診療します)

養生と言えば
健康であるための心得、生き方とも
言えるが
生活に落とし込むためには
それなりの覚悟もいると思う。

石田三成が
処刑場に向かった時
飲み物を進められて
「体に悪いから」と断った
逸話が残っている。

石田三成の
強い意志が感じられる逸話である。
ここに我々が学ぶのは
やると決めたら、最後までやること
それが養生というもの。

養生をするのが
当たり前になるまでやる
どんな時にも身についているのが
養生と言える。

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