これは、映画「父と僕の終わらない歌」が
認知症の進んだ父が息子にこう言って
愛おしそうに頬をなでるシーンで出た言葉。
父も
年取って、生きるのが精一杯なのか
晩年は認知症がでていたので
きつい表情をして
無理難題を吹き込むことがあった。
その時僕は、何とか我に返って欲しいと
きつい言葉を吐いてしまうこともあった。
そんな父の豹変ぶりに戸惑ったものです。
でも
それがいつもではなく
ある時には
懐かしい句感じる
すごい優しい笑顔で迎えてくれることもある。
その時、父は何を見ているのだろう?
と思うことが多々ある。
この映画で
認知症の父が
息子に「君がスターだ」と言っている時の
息子の姿は
あどけない少年の姿だった。
あ、そうか
父は僕をいつも可愛い息子のままでいて欲しいと
思ってるんだ。
僕が還暦を迎えても
「僕のスターだ」と思っていることを知った。