真実の医療」カテゴリーアーカイブ

コロナ発生から1年経過して

日本でコロナウイルスの患者さんが
 発生して1年経ちました。

 この一年
 自粛生活に、ステイホームなど
 誰もが生活が変わったと
 感じる1年間だったと思います。
 
 そこで
 TVでは、街の人に
 「この1年で生活はよくなりましたか?」と
 インタビューをしていました。

 その時
 自分自身にも
 そのインタビューを投げかけてみました。

 「この1年で生活は善くなりましたか?」

  世の中も
  病気も
  この時期によく見られる
  インフルエンザも風邪自体もさえ 
  成りを潜め
  コロナウイルスが注目されたおかげ
  みなさんの努力のおかげで
  町中にあふれているわけではない。
  僕のような
  ちいさいクリニックでは
  例年の冬とは全く異なる
  とても静かな状況なんです。

  ですから
  経済的・経営的には
  不安は日に日に増しているので
  昨年より
  よくなったと言う状況ではないかもしれません。

  悪くなったよね・・・と
  声を出しそうになった瞬間。
  本当にそう?
  とささやくもうひとりの自分がいたのです。
  一年前って、入院してたよね。
  家族とこうして夕食を食べる
  毎日のことを話しながら
  家族で考え、相談しながら
  日々と喜びや困難を
  共有して過ごすと言う状況じゃなかったよね。

  家族みんな
  経済的なことじゃなくて
 
 全てのことに対して
  先の全く見えない不安の中に
  いたことを思い出しました。

  そんな状況に比べれば
  今はずっと、ずっといい状態。
  経済的に苦しくても
  ご飯はしっかり食べられている。
  生きていくことはできています。

  そうか
  物質的な喜びよりも
  精神的な喜びを知ることが
  できた1年であったことを実感した。

  コロナウイルスが教えてくれた
  本当に大切なことなのかもしれない。
  この先
  元と同じような状態に戻らない気がする。
  でも
  新しい、本当に大切なもの、価値観に
  気づけるチャンスを
  いただいているのかもしれない。

  新しい価値観に気づき
  新しい生活をすることが
  これからのしあわせな生活につながるんだと思う。

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治るために必要な力

 昨年入院して
 1週間して新しい年を
 ベットの上で迎えました。

 その時の僕の状態は
 まだ血圧は高めな状況で
 無理せずに毎日リハビリをしていた。

 リハビリの効果が少しずつ実感することを
 毎日起きることを感じた。
 特に朝起きたときの
 からだの変化に一喜一憂するのです。
 その時
 朝起きると全く動かなかった左手を
 少しずつだけど動かせることを実感できたのです。
 左手の手首を少し持ち上げられ
 左手を握ることができたのです。
 その些細な変化がうれしく
 動くことに感動しました。

 そのことを夜妻に話すと
 妻が
 「左手を動かしてみて」と右手を差し出したので
 握手をするように左手で握ってみました。
 すると、妻が
 「動くじゃない。こんなに強くにぎってくれた」
 と涙を流して喜んでくれました。

 自分の回復を
 自分のことのように喜んでくれる人がてくれる。
 その涙が、自分に力をくれた。
 喜びを分かち合えるしあわせ。

 喜びを分かち合えること、
 家族の愛の力が
 何物にも代えられない大きな力をくれた
 この時のことは
 今でも決して忘れることができない
 出来事です。

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医師としての生活スタート

無事国家試験も合格し
  医師としての
  小児科医としての第一歩を
  九州大学病院でスタートしました。

  医師免許をいただいたとはいえ
  まだまだと言うか
  実践力は全く0の状態でのスタートでした。
  病棟で
  小児癌のこどもたちの主治医に
  なりましたが
  こどもたちは、とても苦しい治療を受けてきて
  僕たち研修医が何もできないことを
  患者さん自体、親御さんもわかっています。
  
  薬一つ出す
  熱冷まし一個出すのも
  風邪薬を出すのさえ
  指導医に確認し
  自分ひとりでは何もできない状態の研修医。

  僕にできることは
  こどもたちと遊ぶことでしょうか
  そんな僕を
  先生と呼んでくれていたのは
  立派な先生に早くなって
  僕を1日でも楽にしてねと
  病気をしていても天真爛漫の笑顔の奥にある
  ふとみせる悲しい表情が忘れずに
  研修医なりに持ってる知識を総動員し
  もっと、もっと学ばないとと
  患者さん、病気と24時間休みなしで
  向き合って過ごしました。

  でも
  こどもたちが笑顔で元気になって退院しても
  なかなか医師としての実感を感じられませんでした。
  僕が描いてた医者の像との乖離を感じ
  治した実感がありませんでした。
  薬が、あの20mlの薬液が、ちっさい、ちっさい丸薬が
  治しただけで
  僕はこどもたちに何ができただろうか?
  もっと医師として
  この手で、我が力で
  病気を治したいと思うようになりました。

  その時の思いが
  僕の今の医療スタイルにつながっているのには
  間違いありません。

  現代医学の礎、考え方をを今に伝えている
  医聖ヒポクラテス(BC450-300)が次の言葉を残しています。

  「病気を治すのは
   医師ではなく自然である。
   医者はそれを手伝うだけだ」として
  自然治癒力を重視したという
  言葉が残されています。

  医者が治しているのではなく
  治すお手伝いをしているだけ。
  僕が研修医の時感じた思い
  現在に続く思いは
  間違いではない。

  患者さんの治癒力を引き出すために
  僕ができることをすればいいんだ。

  今でも医師としての道は途中。
  まだまだ僕の歩む医道は続きます。

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リハビリの第一歩は己を知ること

 入院してから
 体調が安定したら、すぐ
 ベットの上でも
 できるリハビリを開始しました。
 
 昨日まで
 普通に動いていた
 左手、左足が動かないことを
 自覚しなければなりません。
 動かないだけでなくて
 感覚も鈍くなっています。
 ですから
 最大の注意を左手と左足に
 意識しないといけないことを
 まず教えていただきました。
 
 ベット上で
 坐位に起き上がるときに
 左手に注意を向けないと
 手や足が布団に絡まったままになっていて 
 骨折をしてしまうこともあります。

 からだの向きを変えるときも
 バランスを両方の手、に振り分けて
 行っていた物が
 麻痺している方は支えられないので
 右手、右足に全体重が乗ったりして
 右手、右足を痛めることもあることを
 教えていただき
 からだを支えるのを
 右腕全体で体重をかけるなどの
 ことを教えていただきました。
 
 日常生活で
 常に左手が動かないことを自覚したのは
 腕時計でした。
 僕は強度の近眼のため
 常に腕時計をして時間を確認していましたが
 入院して、2,3日して
 時計が止まってることに気がつきました。

 僕の時計は自動巻きなのでした。
 止まったと言うことは
 左手が全く動いてないと言うことを
 教えてくれたのです。
 愛着ある時計がもう使えないかも・・・
 という現実を突きつけられたのです。

 麻痺を回復するための
 リハビリの第一歩は
 麻痺していることを自覚することから始まりました。

 どんな病気でも
 己の今の状態を知ることって
 大事なことなんですよ。

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パジャマを着替えた時

  ちょうど一年前
  倒れて3週間経ち
  さいわい新たな出血を起こすことなく
  病状も落ち着いてきました。

  その頃
  自分のからだの変化の発見があります。
  30mほど
  杖を使いながら歩くことができた。
  左腕を真上に上げることができた
  左の手のひらを広げられ
  ベットの手すりを握ることも
  できるように、明るい兆しが見えてきました。

  回復できる時期はは、ずっと続くわけではなく
  ある程度回復できる時期が
  決まってることがわかっています。
  でも、最初入院した病院は
  急性期の病気で   
  病気を落ち着かせるのが中心
  病勢をみながらのリハビリなので
  思いっきりリハビリしたくても
  できない日もあります。
  そしてリハビリ時間自体も短く
  リハビリ・・・と言えば
  血のにじむようなきつい物だと思ってましたが
  もうちょっとしたいのに
  と物足りなく思ってきた時に
  リハビリ専門病院への転院が決まりました。

  転院してから
  機能が回復できるかは
  自分の努力、力にかかっている。
  自分は体育会系ではなく
  どちらかと言えば文化系。
  からだをいじめた経験も少ないので
  テレビでみるリハビリは
  歯を食いしばるシーンがでてきて
  自分が耐えられるかのか不安はありましたが
  やるしかないんですよね。

  そんな時
  リハビリ病院の主治医の先生が言われました。
  「ここでは、病人ではないので
   パジャマを脱いで、
   トレーニングウエアーで過ごして下さい」

  そうか、もう僕は
  周りの人に気遣われながら生きていく
  患者ではないんだ。
  これからは
  自分の力で
  自分の生きる道を切り開かねばならないんだ。

  パジャマを脱ぎ捨てることで
  僕に気合いが入り
  まず僕のリハビリへの
  戦闘態勢になった瞬間でした。

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本質を見極める

  11都道府県に緊急事態宣言が発令されましたが
  まだまだコロナ感染は収束に向かうかどうかは
  誰にもわからず
  今後緊急事態宣言が
  全国に広がり
  みんなの生活にも影響が出てくる
  ことでしょう。

  そして
  緊急事態宣言発令に付随して
  様々な人が
  感じることを口にしています。

  政府に対する愚痴
  世間に対する愚痴なんかを聞く度に
  世の中
  人の心が混乱しているなぁと
  感じずにはいられない、

  みんなが願うのは
  コロナウイルスから
  自分自身のいのちと生活を
  守ること。

  お金には換えられないいのち
  そして
  政治家にお任せでなく
  自分自身でいのちを守る行動をとらないといけない。

  でも苦しくなると
  誰かのせいにしたくなる。
  
  僕が思うのは
  コロナウイルスが沈静化するのが第一の目的でなく
  コロナウイルスに端を発した「コロナ騒動」を
  1日でも早く沈静化しないといけない。

  コロナウイルスを沈静化するのは
  「ワクチン」を打つ、開発を待つことではなく
  「自分たちのからだの免疫」を高めることでは
  ないでしょうか?

  そして医療崩壊が医療問題の本質ではなく
  「医療システム」の崩壊を考えなくては
  いけない気がする。

  今こそ
  問題の本質のついて
  ひとりひとりが考えていけない時期に
  なっていると思うのです。

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数字にだまされない

  日本はコロナ感染爆発に
  怯えている
  いや、もしかしたら脅かされているのかも
  と思ってしまう。

  コロナウイルスは目に見えないから
  目に見える物として示さないと
  人の心は動かない
  それは
  真実は目に見えるところににしかないと
  考えてしまうのが
  現代人の欠点だとも思う。

  僕たちが
  コロナに怯えているのは
  コロナにかかった患者さん
  コロナに関わった医師などの医療者
  だけではない。
  医療者もコロナの恐怖を言うよりも
  コロナ患者さんが増えて
  対応がきびしいと言う声が聞こえるが
  エボラウイルス、AIDSのような
  ウイルスの恐怖はあまり伝わってこない。

  コロナウイルス陽性者が増えて
  その対応に行き詰まっている状態ではないか?
  コロナウイルスの病気の恐ろしさ自体は
  医師である僕もマスコミ情報の
  受け売りでしかない。

  そして
  目に見えない物を現実味を
  帯びさせるのが数字。
  最近は
  連日PCR陽性者の人数がトップニュースになり
  いつの間にか
  6時のニュースの時に
  緊急ニュースとして
  全国の感染者数がテロップに流れる。
  数字とアラーム音で
  僕たちの恐怖心をあおってくる。

  いつから
  こんなにけたたましい
  数字のオンパレードになったのだろうか?

  数字は
  確かに変えようのない
  事実を示すけれど
  その数字が全てを表しているわけではない。

  こんな数字をご存じだろうか?
   
  PCR検査数   5,355,362件
  陽性者      246,365名
  死者       3,654名

  コロナにかかっていない日本国民  99.8%
  コロナで死亡していない日本国民  99.997%

  この数字をみると
  コロナウイルスによって
  大きくなにか変わったのだろうか? 
  僕たちは何を畏れているのか?   
  僕たちは何を変えないといけないのか?   
  
  誰かが、
  僕たちの大切な何かを壊そうと
  してないのだろうか?
  誰かが
  僕たちのこころとからだを
  洗脳しようとしていないだろうか?

  今こそ
  真実かどうか
  見極める力があるかどうかを
  試させられている気がするのです。

  心の眼を磨きましょう

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今こそ分かち合おう

  ついに
  2回目の緊急事態宣言が
  発令されました。

  1都4県が対象で
  今回は全国一斉ではないけど
  まだまだ感染に対して
  予断は許されない状況ですよね。

  こんな状況だからこそ
  法律や政治家、医師、偉い知識人の意見
  にではなく
  自分たちのできること
  しないといけないことを
  ひとりひとりが
  考えていかなければならない時に何だと思います。

  でも具体的にどうしたらいいのか
  ウイルスという目に見えない相手に対して
  どうすればいいのか?
  報道されるように
  3密を避け、人に移さないように
  行動を自粛し
  マスク、手洗いなどの感染対策をすること
  だけででしょうか?

  それも怠ってはいけないこと
  だと思います。

  その行動を考える前に
  なぜ?マスクをつけないといけないのか?
  どうして?緊急事態宣言がでたのか?と言うことです。
  感染を広げないため・・・ですけど
  なぜ、感染を広げたらいけないのか?
  感染して亡くなるかたがいらっしゃいました。
  本人もご家族も
  お別れを言うことさえできず
  つらく、苦しく、そして悲しい状況に
  置かれた心を想像してみて下さい。

  自粛生活を強いられ
  人の流れも変わり
  お店を閉めたり
  生活様式も変わり
  日々の生活に苦しむ方もいらっしゃいます。
  僕も当院でも 
 
  様々な生活様式の変更を強いられて
  困難な状況にあります。

  みんな苦しんでるんですよね。
  みんなの苦しんでいる気持ちが
  痛いようわかるんです。
  だから
  毎日ごはんが食べられて
  こんな状況で苦しんで来られた患者さんと
  病苦を一緒に分かちあえる
  そんな気持ちになれたとき
  医者で居られることに感謝しています。

  つまり
  苦しい状況になっても
  苦しい気持ちを人と分かち合うことができれば
  その苦しさは半分、いやそれ以下になります。
  逆に 
  喜びも
  2人で分かち合えば
  2倍以上になります。

  今のその気持ち
  苦しい気持ち、うれしい気持ち
  人を愛する気持ち
  美しいものを大事に思う気持ち
  自然の力を敬う気持ち
  世界中のひとの気持ち
  そして
  人だけでなく
  全ての動物、植物そしてウイルスであっても
  気持ちを分かち合うことが
  大事じゃないかと思います。

  これからも
  自粛しないといけないことが
  増えてくることでしょう。
  そんな時、ただ
  各々が我慢している
  自分だけが束縛されてるだけと思って
  互いの気持ちを分かち合うことを
  忘れてしまうと
  自粛警察が出現したり
  恐怖の気持ちがうまれ
  お互いの足を引っ張り合うことに
  ならないかと
  僕は個人的に心配になってきています。

  そんな時、ふと思いました。
  今の時代にイエス様やお釈迦様がいらしたら
  どんな行動をしているでしょう。
  マスクをして自粛する
  そしてじっとワクチンができるのを待ちましょうと
  言ってるでしょうか?

  今こそ
  人の気持ち
  自然との気持ちを考え
  地球上での共生
  ウイルスとも共存する生き方を
  模索する方法を考えなくては
  いけないのではないでしょう。

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湯川秀樹先生と多田富雄先生②~時空を超えたメンター~

  次は
  もうひとりの僕のメンター
  多田富雄先生についてです。

  多田先生とも
  直接お会いしたことはありませんが
  この病気をしてから
  先生のことを
  ずっと心の中で慕っていた訳がわかり
  今回多くのことを学ばせていただきました。

  多田先生は
  誰もが知る免疫学の大家でいらっしゃいます。
  僕がはじめて先生のことを知ったのは
  大学生の時の
  免疫学の授業で使った
  「免疫学イラストレーティッド」という
  教科書の著者としてでした。

  大判の教科書でしたが
  免疫学の内容が題名通り
  イラストを交えて書かれた本でした。
  綺麗な本だなと思いましたが
  内容は難しく
  いつかこの本をしっかり読むときがあると
  ずっと手元に置いていたいと思うほど
  なぜか
  多田富雄という著名な先生の名と共に
  僕の頭に記憶された本でした。

  そして
  ただ偉い先生だと思っただけでしたが
  2008年ぐらいのことでしょうか
  NHKで
  先生の現在の姿、生きる姿を
  放送したドキュメンタリー番組を偶然みました。

  その時は
  免疫学の大家という過去?の功績の紹介ではなく
  先生が脳梗塞を起こした後の生活の記録でした。
  半身不随の車椅子生活でも
  必死でできることをされている姿に
  さすがだと思ったと同時に
  能をしたり、文筆活動、詩を書いたり
  マルチな面を持っていたことを知り
  先生の魅力に惹かれました。

  でも
  実感としては
  こんなマルチな才能の先生を
  病気になっても精力的に活動されている
  エネルギッシュな先生の姿を
  うらやましく思った
  まだ僕にとっては 
  遠い別世界の先生の話でした。

  それが今回僕も病気になり
  たまたま知った
  先生のエッセイ全集のことをネットで知り
  その内容を目次でみてびっくり。
  先生が
  脳梗塞になった後の人生を綴った
  内容であることが
  目次から伝わってきました。

  僕は居ても立ってもおられなくなり
  本を取り寄せました。
  そして、読んでびっくり
  僕が今感じていたことを
  先生も感じていたことを知りました。

  先生が感じたことを
  時を超え
  次元を越えて
  僕に伝えてくれたいると
  自分勝手かもしれませんが
  強く強く思ったのです。

  大学生の時から
  時に触れ
  先生を忘れないようになっていたのは
  今日、この時のためだったんだと
  強く思いました。

  何度も、何度も
  エッセイを読みました。
  一緒にリハビリをした
  同志のように感じます。

  昨年の今頃
  僕も急性期病院から
  回復期のリハビリ専門病院に
  転院しました。

  自分と重ね合わせながら
  先生のあとを負っています。
  多田富雄先生は、時空を越えての
  メンターだと思います。

  これから
  リハビリ中の思いを
  綴ろうと思いますが
  先生のアドバイスもいただきながら
  お話しようとも思います。

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大事なものは目に見えない

年が変わっても
  毎日、毎日多きく報じられるのは
  新型コロナ感染症の感染者数
  重症者の人数。

  特に今は
  増加している、増加していると
  大きな声で言われると
  心が萎縮してしまう。

  現代社会に生きる自分たちは
  科学文明の発達した世界で生きているので
  目に見える現象を信じ
  数字で表された事柄に
  納得させられるように生きてきた。

  数字はうそをつかない
  と言う言葉を鵜呑みにしてしまっている。

  でも
  それは、本当の世界なんだろうか?
  数字って絶対なんだろうかと
  思う。

  世の中には
  数字で表現できない事柄も多くある
  想像できないような大きな数字
  小さい数字だって存在する。
  我々の認識を越えた数字も存在する。

  コロナの数字だって
  本当にコロナ感染症の数字?
  重症者の数え方だって
  人間の感覚でとらえた数字。
  だから、本当かなんて
  いえるのだろうか?
  
  数字をみないと
  信じられない自分たちだから
  目の前に数字が現れ
  数字に目がいき
  数字におびえてしまう。

  真実のことは
  頭に訴えるのではなく
  心のなかに響いてくるもの。
  だから数字が真実とは限らない。

  星の王子さまがこんなことを言っています。

  「ぼくたちみたいに
   生きると言うことの意味が
   わかっているものには
   数字なんてどうでもいい。」

  「家でも星でも、砂漠でも
   綺麗に見えるのは
   何かを隠しているからなんだ。
   ここに見えているのは殻なんだ。
   一番大事なものは
   目にみえない」

   数字で表されるものの
   代表はお金。
   物質的なものに縛られ
   数字に踊らされて生きている僕たち

   数字に表されない
   大事なものを見失うことなく
   生きていきたいものですね。

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