子育て」カテゴリーアーカイブ

歌われなくなった仰げば尊し

最近、テレビでよく
昭和の歌(歌謡曲)を特集した番組が
よく放送されるので
学生時代の思い出を思い出しながら
観て
また令和の時代に昭和の歌を
知ってもらえることが
うれしく思うのですが

僕たちの昭和の時代によく歌い
思い出が詰まった歌の一つに
「仰げば尊し」があります。
この歌は
小・中・高校の卒業式で歌い
学生時代過ごした思い出を分かち合い
未来に向かって進んでいこうと
誓い合った歌。
今もその時のことを思い出させる
いい歌なのに
今は歌われなくなったらしい。

なぜなのか?

その理由は
現在の先生と生徒の関係にあるらしい。
先生と生徒の関係は対等であり
先生を仰ぎみるということは
今風に言えばあり得ないことらしい。

本当に対等でいいのかと
昭和の時代を生きてきた
自分は思ってしまうのです。

親になった時
卒業する我が子の背中をみた時に
親は様々な光景を思い出すことでしょう。
一年生になって
泣きながらも家をでた不安な表情をした
我が子の後ろ姿に見送った日々。
打って変わって元気に返ってきた我が子の笑顔。
様々なこどもの表情を思い出す。

笑顔と感動の涙で旅立てるのは
多少の不満があったとしても
それは先生のおかげ、
忘れてはいけない
我が師の恩なのである。

その恩を含んだ
多くの思い出が仰げば尊しの
歌詞とメロディーを聞く度に
思い出される。

そういう意味で
大切にしたい歌である

今日から3月。
本格液な卒業シーズンを迎え
「仰げば尊し」
今年はどれだけ歌われるのだろうか?

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性格

今日は、自分の性格について。
自分の性格には、好き、嫌いがはっきりしてる。
もし、自分の性格の一つ今変えられるなら・・・・
どんな性格になりたいか考えてみました。

僕は、揺るぎない力に溢れた強靭な精神力を持ちたい。
決断した後も、迷うことなく、ブレることなく
自信に満ちた行動ができる精神力を持ちたい。

ブレない決断をすることは
独裁的、独りよがりでは困ってしまう。
そのためには、やさしさ、思いやり、賢さ、先見の明、リスク
全ての事柄を瞬時に正しく判断することが求められる。

そのために、日頃から
自分をそして自分の行動を信じること。
自分のとった行動が、自分だけでなく
周りのにとにとっても良い結果をもたらすと信じること。
が行動の基準になるのだろう。

そうなるためには
いつも周りの人の思いやりの心を持ち続け
周りの人が望んでいることを知ろうとする努力
自分がとった行動が人にどんな影響を及ぼしたかを
日々意識することが大事だと思う。

強靭な精神力を培った上での行動によって
周りの人から慕われ、信用され
共に行動する同志が増えていく。

その同志と共に誰に対しても
思いやりある決断と行動をすることで
多くの人に安心と平和そしてしあわせが
訪れることが願いです。

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関係を育てる

こどもの時
植物でも、動物でも
何か自分で育てた経験って
おとなになった時
人間関係を気づく時に
役に立つのだと思う。

友達との関係も
誰かを好きになった時も
人との関係は作るものではなく
育てるものだと思うから。

仲良くなりたくて
勇気をだして一歩を踏み出し
仲良くなった後
いつもいい関係ばかりじゃない。

時には壊れそうになったり
傷ついたり、傷つけたり
でも
また元の状態になれるように努力して
お互いの関係が深まっていく。

その時に大事にして欲しいのが
”育てる”という愛情。

関係を育てるって
”こうすればいいよ”
”そんなことしたらだめだよ”と
自分の考えで
口を挟むことじゃなくて
自分の意見じゃなくて
相手の気持ちになること
だと思う。

”あなたは今どうしたいの?”
”何に困ってるの”
”どんなことに喜びを感じるの?”
”どうされると嫌なの”
相手の立場で
考えよう、答えを見つける努力することで
関係は育っていく。

でも、その答えを
いつも帰ってくるとは限らない。

人は、動物や植物と違って
話すこともできる
聞くこともできるのに
知らないうちに
相手の言葉に耳を傾けていなかったり
自分の思いだけを話したりする。

その時に
こどもの時育てた
何もしゃべらなかった花のこと
何も教えてくれなかった動物のこと
を思いだしてほしい。

あなたの可愛がってる
花を動物のことを
少しでもわかってあげたいと
目、耳、鼻、全身を使って
観察したと思う。
そして
自分なら・・・って考えたと思う。

五感をすべて使い
想像力を駆使して
あなたとその人との
”関係”を育ててほしい。
そうすれば
美しい花が咲くはずだから。

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最近の授乳風景

小児科医をしているので
お母さんが我が子に授乳している風景は
よく見かける。

赤ちゃんがお腹を空かして泣くと
授乳するのは今も昔も変わらないが
自分がこどもの時の
いわゆる昭和の時代は
授乳室といった気のきいた場所はないし
ミルクもそんなに流通していなかった。
だから、お母さんは
バスに乗っていても
町中をあるいても
赤ちゃんが泣けば
乳房をだし、赤ちゃんに直接母乳を
与えていた。

その光景に
こどもながらに、目を伏せ赤面していながら
エロスよりも女性、母親のたくましさを
こどもながらに感じていた。

時代は進み
現代は授乳室もトイレと同様に
整備されるところも増え
母親が授乳する光景を目にすることは
少なくなった。

でも
自分は小児科医なので
授乳している光景を目にすることがある。
もちろん、待合室で
直接母乳をあげているお母さんは
目にしなくなった。
それに対して
最近は片腕で我が子を支え
片手で器用に哺乳瓶を加えさせ
もう片手には携帯をもち
携帯の画面を見ながら
器用に親指だけを動かしているのを
よく見かけるようになった。

母乳を吸う赤ちゃんの顔を
ほとんど見てないのです。
大事な授乳中でさえ
もっと緊急を要することのように
メールの確認や打ち込みをしているのです。

その光景を見ながら
目の前の我が子という現実の世界より
携帯の中のバーチャルな世界の方を
大事にしてるように思えて
今後の子育てはどうなってしまうのか
危惧してしまうのです。

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素敵な友達

人は一人では生きていけない。
だから人との出会いは
人生の中でとっても大事。

どんな人と
友達になるかって
とっても大事。

出会った時
素直な心で”素敵だ”と思える人と
友達になれたらとってもしあわせ。

気が合う友達
つきあいやすい友達
お互い気がゆるせる友達。

友達と一言でいっても
いろいろ。
自分が安心できる人は
みんな友達。

”素敵だな”と思える人とも
友達になって欲しい。

友達に
年も性別も関係ない。
”素敵”だと思える人と
友達になってほしい。

その友達は
自分を成長させてくれる。
そして
豊かな人間関係はもたらしてくれる

でも、求めるばかりではだめ
そのためには
”学ぶべきことを学ぶこと”。
”いつかこんな人と友達になれるように”
日々努力が必要。

自分も
”素敵な”友達になれる
準備をしておかないと。
友達にはなれない。

”素敵な”人は
いつ会えるかどうかもわからない。
でも
いつも会うための相応の準備をしないといけない。

こんな”素敵な”人と友達になりたいと
強く思えば、思うほど
そのチャンス、方法が見つかるはず。
そして
友達になってもらおうと
自分磨きをすることになるでしょう。

ですから
あなたと友達になった時は
その人にとっても
あなたはいい友達になり
あなたからも
多くのことを与えられる人になっていることでしょう。

そして
きっと一生の宝物になるでしょう。

そんな素敵な友達と
出会ってもらいたいです。

 

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素直な心

若い時は
「上へ上へ」と上を目指してがんばる時。
憧れのおとなを目標に
なりたい自分目指すためには
成長しないといけない時期。

成長するためには
いつも自分はスタートラインに立ってるという
気持ちが大事。

”チャンスがある”と思った時には
後ずさりすることなく
手を伸ばして
その”チャンス”を掴んで欲しい。

成長するには
チャレンジすることは不可欠です。

でも
いつも成長できるわけではない。
いつもチャンスがつかめるわけじゃない。

その人の持って生まれたもの、環境などで
成長の度合いも違ってくる。
思ったように成長できず
落ち込んでしまうこともあるかもしれない。

そんな時は”上”ではなく、周りをみたらいい
周りに共感できるものを探してみたらいい。

その時大切なのは”素直な心”

いつまでも
こどもの時からもっていた透明な心で
まわりをみて
向き合い、感動したり、驚いたり、喜べることを
見つけられる心が大事。

どんなことに対しても
素直な心で向き合えば
どんな時でも
1つや2つはきっといいことが見つかる。

素直な心を持ち続ければ
必ずいいところを見つけることができる。

いいところを見つければ
そのことに興味をもち、勉強し
もっともっと、深く学ぶようになり
自分の器が広がっているのに気がつく。

素直な心は
それは成長するために必要な心。

こどもの時
誰もがもっていた素直な透明な心。
いつまでも
素直な心を忘れず持ち続けてほしい。

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自分探しの旅

若い時に
自分探しの旅という言葉に
どこか惹かれていた自分がいた。

若い時は
自分自身がどんな道を歩むべきかわからない。
今と違う道があるし
将来どんな自分になるかもわからない。
だから
今と違う
本物の自分を探し続けようとしていた
時代、時期が確かにあった。

だけど
今60年以上の時間を生きてきて
今感じるのは
若い時に探していた旅ををして
今ここにいるのだけど
今は
このまま生きていこうと
今は全く迷いはない。

自分探しをしてたどり着いた結論は
どんな時にも
今の自分しかないということ。
今の自分が本物の自分だということ。

大事なのは
今を生きる自信を無駄にしないこと
今の自分を行ききること。

今の自分が自分であると言うこと。
若い時の自分に声をかけるなら
「迷うな、今のおまえのままで進んでいけ」

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夢はあきらめてもいいんだよ

僕たちは、幼い時から
努力すれば何でもできる
夢をあきらめてはダメ
ということをよく言われて
育ってきたし
夢をあきらめないで
頑張ろうとも思ってきた。

夢の達成に
頑張ってきたから
今があるし
今の生活があるのは
間違いないことだと思う。

でも
夢はその時、その時代で
方向転換して
夢も変化してきてしまう。

夢を実現することは
確かに大事。
夢をあきらめないことは大事。
だとは思う。

でも
描く夢は変えてもいいということを
忘れないで欲しい。
自分に向いてないと思ったり
頑張った割には得るものが少ないと
夢が実現した時の現実が厳しいときは
その夢にしがみつかず
方向転換する勇気を持つことも
大事だと言うことを伝えておきたい。

夢は夢で
現実に合わせて変化していいんだ。
今を大事にして生きると
夢は変化していくものなんだ。

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予防接種をうける時の心構え

年末から始まった
インフルエンザもひと段落でしょうか。
インフルエンザの流行はおさまったとしても
油断禁物です。

まだ寒さが続きます
インフルエンザだけでなく
あらゆる感染のの流行に
備えておきましょう。

ところで
予防接種についてよく質問されます。

予防接種は
元気なこども達が
病気にならないように
接種しているのだとわかっている
だけど
注射って痛いし、怖いし・・・
嫌な思いをしちゃうもの。
そんな思いを少しでも減らすためには
どうしたらいいでしょうか。

小さいときの記憶は
1歳では2週間、2歳で数か月、4歳では1年前のことまで
記憶することができると言われています。
そして、その記憶は
強い感情を伴った記憶だと
強く、長く記憶されることが
わかっています。

注射の時には
恐怖感、後悔など
強い感情が残らないような
対策が必要です。

注射の前にお願いしいことは
おこさんにちゃんと注射の事を話してきてください
ということ。

注射の事を伝えないと
こどもはだまされたと思い
興奮して、大暴れして
深く傷ついてしまいます。
注射をする前に
お父さん、お母さんの口から
「怖い病気がいっぱいあるけど
病気にならないように守ってくれる注射
ちょっと痛いけど、頑張ろうね」
とか
「注射は痛いけど、○○ちゃんなら頑張れる。
お父さん、お母さんもついてるから」
と伝えてあげて下さい。

こども達は
注射の前に説明やはげましを受けていると
注射は痛いけど頑張れる
自分は痛みに対して頑張れるんだと
自信を持って
注射を受けるので
泣かない、泣いてもすぐ泣くのをやめる
とも言われています。

でも
頭でわかっていても
注射は痛いし、怖いし
いざ注射になると
泣いたり、暴れたり
注射をすることに抵抗しちゃうかもしれません。
そんな時でも
そのおこさんを責めたりしないでください。

打った後
”お姉ちゃん(お兄ちゃん)になったね”
”泣かずに、頑張ったね”
”泣いたけど、動かずに頑張ったね。かっこよかったよ”と
どんな時もほめてあげて下さい。
そうすることで
注射という嫌な記憶をリセットできるし
痛みを受け止めてあげることで
痛みの記憶が和らいでいきます。

もちろん医療側も
こどもたちの頑張るという気持ちを支えてあげて
恐怖感をもたないように
なるべく
注射を見せないようにしたり
お話をしたりして
気をそらす工夫をします。

いっぱい、いっぱい
がんばったことをほめてあげようと思います。
もちろん
注射自体の痛みを
軽減すような技術的努力もしています。

予防接種は
決して悪者ではない。
こどもたちの健康を願うもの。
だから
お父さん、おかあさん
そして医者である僕も、
看護師をはじめスタッフ一同で
こども達を支え、応援します。

こども達の
健康を守るために。

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学校の役割

こどもは
7歳になる年に小学校に入学します。
そして様々な
社会生活に必要なことを
学び始めます。

実は
この7歳という年令に
学校にいくかということに
とても大きな意味があるのです。

前回ブログで
こどもは聖なる存在として
この世に生まれてきたということを
書きましたが
実際この日本で生きていくためには
多くのルールを学ばないといけません。
つまり
こどもは
聖なる存在のままでは
いけていけないので
こどもの聖なる部分を切り離して
この世に誘導していくのが
学校の役割なんです。
その誘導を開始できるのが6歳過ぎた時期なのです。

そして
それが本当の学校の役割。
のはずが・・・・現在は
この世の生きる術が高学歴を身につけること
それが教育そして学校の学びの
本質になっているような気がします。

学校で学んだことで
その子を評価する・・・・それが
こどもの役割ではないのです。

こどもが
この世でも豊かに生きていけるような
学びの場をおとなが与えていく場に
しないといけないのです。

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