投稿者「santa」のアーカイブ

養生の心得(お盆期間中も診療します)

養生と言えば
健康であるための心得、生き方とも
言えるが
生活に落とし込むためには
それなりの覚悟もいると思う。

石田三成が
処刑場に向かった時
飲み物を進められて
「体に悪いから」と断った
逸話が残っている。

石田三成の
強い意志が感じられる逸話である。
ここに我々が学ぶのは
やると決めたら、最後までやること
それが養生というもの。

養生をするのが
当たり前になるまでやる
どんな時にも身についているのが
養生と言える。

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久方のひかりのどけき春の日に(お盆期間中も診療します)

久方のひかりのどけき春の日に
しづこころなく花の散るらむ

この和歌は
紀貫之の有名な和歌です。
この歌を読み解くことで
日本人が大切にしてきた
本意がわかるのです。

「久方の」は光の枕詞で
とこしえのという意味があります。
すなわち、光は
この世界とは別のもうひとつの世界から
やってくると感じていたのでしょう。

「しづこころ」は「静心」とも書き
花は一般的に桜を示しますが
桜は言葉は語らないけれど
だからといって語るべきことがないわけではない。
ただ語れないのか、
桜の言葉を我々がわからないだけなのだ。

日本人が桜を愛する理由は
単に美しいからだけでなく
その散り方に死に方、亡き者の姿を感じたのでしょう。
桜の花を見て
肉体がなくなっても、
姿を変えて存在し続ける「生きている死者」を
感じていたのかもしれません。

そのことを紀貫之は歌ったのです。

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言葉はハートで話す(お盆期間中も診療しています)

言葉はハートでするもの
外国暮らしが長いビジネスマンの方が
次のような話しをしていた。

「流ちょうな英語で説明した時には
無反応だけど
相手がわかるはずのない
日本語で話した時でも
何かが伝わる」というのです。

言葉というものは
聞いた時、頭で理解するのではなく
意味としてはわからない「音」であったとしても
その人が母国語で
何か一生懸命話してくれている
この人は私のことを思っていると伝わるのです。

音の高さや低さや流れなどの
気配を感じて言うのです。

大切なのは
言葉そのものではなく
伝えたいというハートなのです。

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おもてなしの心(お盆期間も診療します)

“おもてなし”と言う言葉は、
日本人の良い心を
表す言葉として世界的に注目されています。
“おもてなし”と
よく似た言葉に
“サービス”と
いう言葉があります。
おもてなしとサービスの
違いはなんでしょう。
サービスは
相手が見える(気づく)前提でやるものです。
相手が満足する行為、行動が
サービスです。
もしその行為が
相手に嫌な気持ちにさせてしまったら、
サービスでなくなります。
そして
サービスする側とされる側が
対等な関係だとは言えません。
一方、
”おもてなし”は、
もてなす側(主人)ともてなされる側(客)双方が、
共に創りあげていきます。
“おもてなし”の語源は
“表なし”からきていると言われています。
つまり、
相手に気づかれずに、
さりげなく相手のためを思ってやる。
そして
相手もある意味で
そのことに気づかない心遣いのこと。
お互いのことを思いやりながら
自らの役割を果たしていく。
ある時は主人が客のように、
客からもてなされます。
そこにあるのは
相手を思いやる気持ち。その行為が
おもてなしです。
“おもてなし”
常日頃相手の事を思い、
相手の喜ぶ姿を喜びとする、
日本人の目指す生き方を示した
ことばじゃないでしょうか。
いつも
“おもてなしの心”をもって
過ごしたいですね。
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無駄なもの、無意味なもの(お盆期間も診療します)

世の中はものにあふれています。
価値のないものはないし
無駄なものも世の中にはないでしょう。

でも
無意味なものもたくさんあると思います。
無駄と思われるものにお金を使っても
無駄なものも
いつか無駄でなくなるかもしれません。
ですから、今無駄だと思うことにお金を使うことは
ありだと思いますが
無意味なものにお金を使うのは
やめた方がいいと思っています。

無駄と無意味というのは
違うと思います。

人から見たら無駄と思えたとしても
自分にとって価値がある、あるいは
興味があるというものであれば
それは決して無駄なものではないのです。
だから無駄だと思った時には
よく考えてやめるかどうかは決めるべきです。

一方。無意味というのは
明かに重複していたり、自分に全く興味がないものに
お金をかけるのは
よく考えても、やめるべきだと思います。

あなたが今やっていることは
意味があることですか?

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見えない自分の背中(お盆期間も診療します)

自分のからだなんだから
自分のからだのことが
一番わかっているのは自分。
わかってあげられるのも
自分しかないと思ってしまう。

でも、実際のところ
一番わからないのが
自分という存在では
ないだろうか?

自分のからだなのに
自分の背中を
自分の目で見ることはできない。
人に見せている
自分の顔だって
鏡を見ないと自分の顔すら見ることができない。
うれしい顔も
悲しい顔も
怒った顔も
普通にどんな顔もわからない。
鏡を使ってみても
左右逆の顔しか
知ることができない。

だから
自分については
自分以外の人に尋ねるしかない。

特に
からだが悪い時には
医者などの自分以外の人に
頼らざる負えない
僕自身も
他の人のからだを客観視できるけど
自分のからだは
混乱してしまうことも多い。
だから
相談した相手が
僕の何を見ているのかが
とても大事に思える。

僕のからだを
どんな思いでみてるか?
からだだけでなく
こころも魂も診てくれると
とてもありがたいと思う。

だから僕も
患者さんを診るときには
患者さんが見ている部分だけでなく
患者さんが見えない部分も
診て、伝えて
本当の健康を手にしていただきたいと
思うのです。

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座敷わらし(お盆期間も診療します)

座敷わらしってご存じですか?
名前の通り
こどものお化け?で
座敷わらしが現れた家は
縁起がよく
繁栄すると守り神として
しあわせを運んでくれる神様とも言われ
座敷わらしのでる旅館などは
多くの人が泊まりたがるとか・・・

まさに
繁栄に導く神様と
今でも信じられているのです。

座敷わらしが
家に住む条件は
その家の人が決して驕らず
周りの人たちのしあわせをも
願うことができる人。
座敷わらしが運んでくれたかもしれない
しあわせを
独り占めせず
そのしあわせを分かち合うことに
しあわせを感じるひとに
しあわせを届けるような幽霊?
のような気がするのです。

だから、こんな風な話を
耳にすることがありました。
宝くじが当たった人の
仕事がスイスイうまくいった人の
その後の幸運が続かなかった話。
幸運を手に入れた全ての人で
内だろうけど
その転落人生はよくテレビなどで
話題になります。

それは
きっと幸運を手にした人の
驕った気持ち
それを戒めるために
座敷わらしは
僕たちの心の中にいるのでなにでしょうか?

幸運なことがあっても
幸運を独り占めしたりせず
ちやほやされた自分を
偉くなったと勘違いしない
謙虚な気持ちを忘れないように
しなくてはいけないことを
昔から日本人は
座敷わらしという幽霊がいると
戒めたのでしょう。

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保育園にいくと風邪をひきやすくなる。(お盆期間も診療します)

小児科には保育園に通ってるおこさんが
度々受診されます。
こども達は通ってるうちに
次第に僕になれてきて
笑顔を診療合間に見せてくれるようになるのですが
それに変わって
お母さんは
表情も暗く、もう休めませんと
ため息交じりでつぶやかれるのです。

保育園に通うようになると
風邪をひきやすいのでしょうか?と
尋ねられることがあります。

医学的にみても
保育園に通うこどもは
自宅保育のこどもよりも
夜間のせきゃ、鼻閉などの症状が出やすいという
報告は確かにあります。

保育園に預けても
お迎えを呼び出されて疲弊するお母さんに
「これはいつまで続くの」と
悲痛な声を度々聞かれます。

保育園に登園してから9か月間の風邪をひく
頻度を調べた研究では
保育園に通わない次お比べ手、開始後2か月は
風邪症状のある日数は約三倍にに増えたという
報告があります。
ですから、保育園に通い出すと風邪を
よくひくようになるのは
実感だけでなく
科学的にも証明されているのです。

そしてこの研究には続きがあって
小学生になる頃には
保育園に通わなかった児のほうが
風邪にかかりやすくなるという逆転し
13歳になると両者に差はなくなるというのです。

保育園に通ってる時期は
確かに風邪をひきやすいかもしれませんが
免疫力を早く漬けるためだと考え
最初の1年は大変かもしれませんが
乗り越えていきましょう。

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筋を通す(お盆期間も診療します)

江戸時代は泰平の時代というように
歴史的にみても
平和な時代だったと言われています。

その平和な世をつくったのは
初代将軍徳川家康のの考え方に
よると思います。

徳川家康が大事にしたのは
「筋を通す」こと。
家康は「筋を通す」ことが
人と人との信頼を生むと考えたのです。

3代目将軍家光を決める時に
世継ぎ争いが起こったが
家康は長幼の序を明確にし、
世継ぎが家光に決定したという逸話が残っています。
つまり、長子がその家を継ぐという伝統を作り
その後に家督争いは起こらなかったのです。
この考えは
将軍家のみに関わらず
一般の家庭にまで浸透していっています。

このように
ぶれない、筋を通すという考え方が
家康が戦国乱世を生き抜き
江戸幕府という盤石な体制を築く上での
大きな指針になったのです。

この話しは
何も遠い江戸時代の話しではなく
現代にも通じる話。
一度決めたらぶれない生き方が
信頼を得る生き方です。

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自然の声を感じる時(お盆期間も診療します)

朝陽が昇る前に
家を出て
氏神様のお参りをして
日の出の時間を迎え
今日も生きていることを
感謝する時間を
毎日過ごせることで
生きていることを実感すると共に
生きていることに感謝し
今日も生きて生きると決意を新たにして
その日をはじめています。

毎日続けられているのは
僕にとって
生きるための儀式になっているのかも
しれません。

そして
同じ時間に家をでても
毎日違った光景を
見せてくれます。
感じさせてくれます。

天気予報では
今日も真夏日だと
夏盛りの日が続くと伝えています。

でも、朝
外に出ると
朝の空気が肌に突き刺さってくるような
感じではなく
優しく感じるのです。
そして、耳を澄ますと
虫の声が聞こえてきたのです。
その虫の声に耳を傾けていると
もう、次の季節に進んでいることを
自然が
母なる地球が伝えてくれている気がします。

自然を感じながら歩き続けると
神社には大きな木があります。
その大きな木に近づくと
木から体全体を包み込むように
柔らかい風を感じるのです。
とっても。とっても
肌に優しい風なんです。

朝は
自然からのそして地球からの
メッセージにあふれています。
地球に生まれ
自然に育まれて
生きていることを実感すると共に
感謝の時間なんです。

だから
僕は1日も休まずに
歩き続けれるのだと思います。

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