こころの中に
恐怖心が一旦芽生えてしまうと
人間はそれをとめることはできないと言います。
特に死に対する恐怖心が生まれると
死の実態がつかめないために
恐怖心が増すことになります。
ですから
恐怖心が生じた時には
恐怖心を押さえ込もうとせずに
その恐怖をできるだけつぶさに
観察するのがいいという。
なぜ怖いのか
なぜ怖いという気持ちが今湧いたのか
死の何が怖いのか。
怖いと思う気持ちの本体は何なのか?
生じた恐怖心を避けるのでなく
その恐怖心そのもの、恐怖の思いを
逃げずに向き合うことが
大事なのかもしれない。
恐怖心について考え続けていると
だんだん恐怖心そのものが薄まるはずです。
恐怖心をだんだん客観視できるようになり
怖がっている自分さえも
客観的に観る自分が生まれてきます。
なぜなら
考え事に集中している時は
感情は意識の後方へと撤退するからです。
