思い出のクマは何処に

僕は小さい頃からぬいぐるみが
好きな男の子でした。
それも、クマのぬいぐるみが大好きで
おもちゃやで
お気に入りのぬいぐるみの熊ちゃんを見つけた時は
母におねだりをしていました。

最後に
熊のぬいぐるみを買ってもらったのは
小学校の4年生時に
当時大流行した
パンダのぬいぐるみです。

小学校4年だったので
さすがに両親とも
パンダのぬいぐるみを買うのに
反対したのですが
これが最後だと・・・説き伏せて
パンダのぬいぐるみをゲットしたのです。
そして
約束通り
それが最後の熊のぬいぐるみとなり
実家を離れるまで
ずっと一緒の状態でした。

こんなに熊のぬいぐるみが好きでも
実際に熊を見たこともなく
日本の山の中にいるだろうけど
それは架空の動物に近いかわいい存在でした。

そして
住んでいた九州には
月の輪熊がいたけど
ほぼ絶滅したという話しを耳にしていたのですが
最近
熊の出没のニュース
熊に襲われたという被害のニュースが
毎日のように報道され
熊が怖ろしい野獣としての目で
見られるようになったのです。

山は
植物を底辺に
植物を食べる草食動物
草食動物を食べる肉食動物を頂点とする
三層のピラミッド構造になっていると
昔から考えられてきました。

そして熊はこのピラミッドの
どこに位置づけっれたいるというと
日本人は昔から
この三層の山のピラミッド全体を
「神聖な山」と考え
日本人は熊を山の神と考え
他の動物と次元の違う存在ど認識してきたのだ。

だから
人里に現れて、人を襲って来た熊に対して
駆除する行為に賛否両論が出てきたのである。

熊が人里に下りてきたのは
気候変動による餌不足
人間による環境破壊も影響しているのかもしれない。

今この状況を打破し
かつてのような
平和なピラミッドに戻すことが
人間の使命となるだろう。
この危機を乗り切って初めて
新たなピラミッドが形成されるのです。

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